清流のせせらぎに包まれてゆったりと過ごせるお宿
天城の澄んだ清流に囲まれた湯ヶ島たつたは、水と風、渓流のせせらぎを思いきり感じながら過ごせるお宿。
宿に到着すると、筆者たちの姿を見つけたホテルの人が、外まで出てきて出迎えてくれました。
今回筆者が宿泊したのは、渓流に最も近くて、2020年6月にリニューアルしたばかりの渓流テラス付き和室です。
窓の外は緑が美しく、渓流のせせらぎが心を癒してくれます。渓流に近いテラスは、ずっと座って過ごしたくなるほど。滞在中は実際に、ここでお茶を飲みながらおしゃべりを楽しみました。
テラスは網がついているので、虫除け対策もバッチリ。とても自然豊かな場所なので、夏の時期は蚊に気をつけましょう。客室にはキンチョールも置いてありますよ。
お茶菓子には、お土産に買いたいと気になっていた「猪最中」。
チェックインしてお部屋に入ると、既にお布団が敷いてあり、疲れたらすぐに横になれます。夕食中にお布団を敷いてくれる旅館もありますが、お部屋に入ったら誰にも邪魔されず、のんびりとくつろぎたい筆者にとってはありがたかったです。
美しい緑と川を望みながらいただく川床での食事
湯ヶ島たつたの最大の特徴は、川床でいただける夕朝食。川床といえば京都だったり夏のイメージですが、ここ湯ヶ島たつたでは、冬もおこたで川床での食事を楽しめるそう。伊豆箱根で唯一川床があるのは、ここ湯ヶ島たつただけなのです。
川床には屋根もあるので、雨が降っても安心。全席が渓流沿いになっているという贅沢な川床です。自然豊かな場所ですから、川床の手前には虫よけスプレーも用意されていましたよ。
せっかくなので、伊豆産のベアードビールで乾杯。ベアードビールは、ラベルも個性的で美しい。お酒は、女性におすすめの「テテ ヴェネツィア」という梅酒や日本酒もあります。
お刺身は沼津港から直送のお魚たち。わさびをおろし金で自分ですっていただくのもまた贅沢。
川魚の紅姫あまごは、サーモンのような見た目ですが、あっさりとしていてとてもおいしかったです。金目鯛のお刺身もあってうれしい。
静岡育ちサーロイン。野菜と一緒に自分で焼いていただきます。とても美味でした!
川床にある囲炉裏で焼かれた、鮎の塩焼き。
たっぷりのわさびと大根おろしで、わさび鍋。
食事のシメには、鮎飯。鯛めしは食べたことがありますが、鮎飯は初めて。自分で混ぜていただきます。伊豆だからこそ味わえる、おいしいものを川床で存分に堪能して、大満足な夕食でした!
食事の最後には、夜食のおにぎりまで持たせてくれるサービスも。おにぎりは小さめのサイズで、ちょっといただくのに良いサイズ。こういうサービスってうれしいです。
翌朝の朝食は和定食。朝食も川床でいただくことができます。
あつあつの状態でいただけるお味噌汁、自分で焼いていただくお魚、わさび丼など。伊豆といえば、わさび。わさびを使ったお料理の数々を夕食、朝食ともに楽しみました。
竹林にある貸切風呂が最高!空き状況も確認できる
湯ヶ島たつたには、大浴場のほかに4つの貸切風呂があります。
中でもおすすめは「かぐやの湯」。竹林に囲まれ、自然を満喫しながら温泉に入れます。完全に屋外なので、解放感も抜群です。心地よい風を感じながら、夜空を見上げて入る温泉。ゆっくりとした時間の流れを感じるひとときでした。
かぐやの湯と、隣にある貸切風呂「森のこみち」には洗い場はないので、髪や体を洗うのは大浴場で。同じフロアにあるので、すぐ移動できますよ。利用時間はチェックイン後の15時~23時30分まで。
こちらは、同じく貸切風呂の「月下美人」。4名ほどまで入れる広さなので、グループでも安心です。洗い場もあります。
貸切風呂「流星」。ブラインドがあるので、お好みでブラインドを開けて入って開放感を味わいながら入るのもよし。プライベート感を味わうなら、ブラインドを閉めてもよし。
ブラインドを開けて入る場合、気になる人は湯あみ着が設置されているので着用して入ることもできますよ。シャワーブースもあるため便利です。「流星」には、洗面台もあり化粧水と乳液、ドライヤーも揃っているので、大浴場に移動せずともここでお風呂を済ませることができます。
貸切風呂「月下美人」と「流星」については、チェックイン後の15時~翌日10時まで、朝も利用できるのがうれしいです。洗い場には、シャンプー、リンス、ボディソープ、泡のフェイスソープが揃っています。
貸切風呂は、チェックイン時に渡される「湯ヶ島たつた 案内マップ」に記載の、貸切風呂の空き状況 QRコードから空き状況を確認して入ることができます。旅館のwifiに接続して、ぜひ活用を。このシステムはとっても便利ですよね。おかげで、効率よく貸切風呂を楽しむことができました。
お部屋には、湯かごが用意されており、タオルや必要なアメニティがセットされているのも便利でした。アメニティは、歯ブラシ、タオル、足袋ソックス、くし、コットン・綿棒、シャワーキャップがセット(女性用の場合)。全て一つにセットしてくれているのも助かります。
伊豆の自然に触れながら、川床でのおいしい食事を満喫し、温泉を存分に楽しんだ2日間。身も心もすっかり癒され、またすぐにでも伊豆に来たいと思える滞在になりました。
住所:静岡県伊豆市湯ケ島347
電話:0558-85-0511
チェックイン 15:00 (最終チェックイン:19:00)
チェックアウト 10:00
アクセス:車の場合 東名沼津ICより伊豆中央道より414号で55分
電車・バスの場合 修善寺駅乗換、東海バス下田方面30分湯ケ島温泉口下車、徒歩5分
HP:https://www.tatsutaryokan.jp/
[All Photos by TABIZINE編集部]