旅の目的は映画ファンにはおなじみのモニュメント
東京のお隣に位置しながら、海や山といった大自然豊かな千葉県房総。東京都と神奈川県を合わせた面積を上回るという広大さゆえ、どのあたりの地域を訪れるかによって、まるで雰囲気が変わってきます。行き先を決めるために、まずは目的を立てよう……ということで、今回は、映画ファンなら劇場で一度は目にしたことのある、とあるモニュメントを目的地として、その周辺を楽しむことにしました。
東京から車で2時間半程度。向かう先は、銚子半島の最東端、犬吠埼。国の登録有形文化財にも指定されている白亜の灯台が有名で、日本で一番早い初日の出が拝めるスポットとしても知られています。犬吠埼灯台は、全国に16しかない「のぼれる灯台」のひとつでもあり、300円の参観料を支払ってのぼれば、三方を海に囲まれた絶景が楽しめます。
広々としていて、なんとも清々しい眺め。青空と灯台とのコントラストが目に眩しい。ここから身体を90度回転させると、今度は、眼下にこんな絶景が広がります。
紺碧の海原。打ち寄せる波が岩にあたって砕ける白浪も美しく、海風も爽やか。魂が洗われるようです。こんな風光明媚な場所をより楽しむために、必要なものといえば……。
ビール!隣接している「犬吠テラステラス」の1階にある「銚子ビール 犬吠醸造所&TAPS」のテナントでは、オリジナルレシピを元に醸造された銚子エールを飲むことができます。きれいな琥珀色で、やや辛口の豊潤な味わいの銚子ビールは、とてもおいしい味わい。
2018年の末にオープンした「犬吠テラステラス」は、1階にはカフェと野菜マルシェやショップ、2Fには海が一望できるテラスと銚子の名産品を集めたマーケットが。特に2階のテラスは、ハンモックに寝転んでゆっくりと海を眺められるようになっているので、チルアウトにオススメです。
ビールを飲み終えたところで、犬吠埼灯台下遊歩道を下って海岸へと向かいました。犬吠埼灯台の海岸には、1億2000万年前、白亜紀に海底で堆積した地層、犬吠埼の「白亜紀浅海堆積物」が顔を出していて、国の天然記念物にも指定されているそう。残念ながら、肉眼での確認はできませんでしたが、「砂岩泥岩互層」などの迫力あふれる景色を見ることはできました。まさに自然の神秘を感じる奇岩が作り出す絶景。このまま一気に今回の旅の目的地まで行けると思っていたのですが、途中で通行止めに。残念……!
ここまできて、諦めるわけにもいかずに再び遊歩道をのぼって、灯台のほうへ。ようやくのこと、今回の旅の目的だった“あの岩”をようやく発見しました。これ、映画ファンの方にはお馴染みの、東映の映画のオープニングで、ロゴマークと同時にババーンと、荒波があたって白く砕ける “あの岩”なのです。現在は遠目からのアプローチしか叶わないようで残念でしたが、確認できたことに感激です!
レンズをズームアップ。ザザーン!と波がこないか、しばらく待っていたものの、冬の海は穏やかですね。まぁ、これで目的は達成……というところで、おなかも空いたのでランチに向かいます。
新鮮な魚介のランチと美しい夕陽を堪能
海の近くでランチをするなら、やっぱり新鮮な魚介を食べたい!ということで、銚子第一魚市場前にある「魚河岸料理 常陸」に。
まずはビール(600円・税別)で喉を潤しました。お通し(300円・税別)は、つぶ貝と海藻の酢の物で、ほどよい酸味がビールにピッタリです。
さるエビのかき揚げ(1,000円・税別)は、海老の旨味が濃厚でサックサク。嘘偽りなく、これまで食べた中で一番おいしいかき揚げでした。
日本有数の水揚げを誇る銚子漁港の獲れたての魚がたっぷり乗ったちらかし丼(2,000円・税別)。分厚く切ったマグロの赤身、トロ、金目鯛、タコ、カニ、甘えび……と食べ応えたっぷり。海鮮を大充実。千葉はおいしい!
目的は達成しましたが、せっかく来たのだから、もう少し千葉を満喫したいと考えて屏風ヶ浦に。銚子市名洗町からお隣、旭市の刑部岬まで約10キロメートルにわたり続く40~50メートルの断崖は、“東洋のドーバー”と呼ばれているそうです。これまた圧倒的絶景!
しかも、時刻はちょうどサンセット。水平線に沈みゆく太陽が美しい。自然を思う存分に堪能した千葉日帰りトリップでした。
[All photos by Rika Oizumi]
rika_oizumi 官能小説家/ライター
官能小説家/ライター。1977年生まれ。ライトノベルや官能小説を執筆するほか、性愛や女性の生き方などをテーマにしたコラムを多く手掛ける。
【廃校をリノベした道の駅!しかも泊まれる!】道の駅 保田小学校が楽しすぎ
Apr 17th, 2024 | kanoa
千葉県安房郡鋸南町に、ちょっと面白い道の駅を見つけました。その名も「道の駅 保田小学校」。廃校をリノベーションした道の駅で、教室に宿泊することができて、温浴施設も併設。もちろんご当地グルメを楽しめる飲食店や食べ歩きスイーツ、新鮮な野菜や保田小学校オリジナルグッズまでそろうマルシェもあり、お土産スポットとしてもおすすめです!
大切な人と過ごすなら…海辺のオーベルジュ「波太オルビス」を全力でおすすめ
Apr 11th, 2024 | TABIZINE編集部ブログ
TABIZINE編集部員が、取材先やプライベートで気になった小ネタをお届けする編集部ブログ。今回は、千葉県にあるオーベルジュ「波太オルビス」を紹介します。熟練の寿司職人の大将(お父さん)とホテルで修行してきたシェフ(息子さん)の親子と、お料理をサーブしてくれるお母さんらが営む泊まれるレストランは、初めて訪れたとは思えないほどの居心地のよさ。大切な人を連れて行きたいと感じる、海辺のオーベルジュなのでした。
【東京ディズニーランド新作グッズ】ドナルドのクワッキー・ダックシティ注目
Mar 7th, 2024 | TABIZINE編集部
【2024年3月7日更新】東京ディズニーランド®では、2024年4月9日(火)から6月30日(日)までの期間、スペシャルイベントシリーズ「ディズニー・パルパルーザ」の第2弾「ドナルドのクワッキー・ダックシティ」が開催されます。パークの随所にダックシティのデコレーションが施されるほか、スペシャルグッズやスペシャルメニューも登場! ドナルドダックが夢に描いたユニークな“ダックシティ”の世界観をイメージした注目のグッズや、スペシャルメニューを、一足早くご紹介していきます。
【東京ディズニーシー速報】オープンまで100日!「ファンタジースプリング
Feb 28th, 2024 | Sayaka Miyata
東京ディズニーシー®にて、2024年6月6日(木)にグランドオープンする新テーマポート「ファンタジースプリングス」。オープンまであと100日となる2024年2月27日(火)に、100日前をお祝いするセレモニー・プレゼンテーション・展示会が開催されました。今回は、『アナと雪の女王』のエリア「フローズンキングダム」、『塔の上のラプンツェル』のエリア「ラプンツェルの森」、『ピーター・パン』のエリア「ピーターパンのネバーランド」の各エリアの魅力や、アトラクション、フードメニューをご紹介していきます!
【道の駅とみうら枇杷倶楽部・人気お土産ランキング】びわを使ったお菓子やお
Feb 6th, 2024 | Chika
千葉県南房総市にある「道の駅とみうら枇杷倶楽部」は、千葉県初で30年の歴史がある道の駅。「全国道の駅グランプリ2000」で最優秀賞も受賞しています。名産である「房州びわ」を使ったお土産やスイーツ、イートインできるパフェやカレー、ソフトクリームなど、オリジナル商品も豊富です。例年2月には見ごたえある菜の花畑も広がり、少し早い春の訪れを感じられるのも魅力のひとつ。現地ルポで紹介します。
【クリスマスマーケット東京・関東13選】2023の注目スポットはここ!限
Dec 9th, 2023 | TABIZINE編集部
クリスマスの準備のためのショッピングを楽しむイベント「クリスマスマーケット」。ドイツで始まったといわれ、日本でも各地で華やかなクリスマスマーケットが開かれています。この時期限定のグルメが味わえたり、ギフトが買えたりするのも魅力ですよね。毎年恒例の日比谷公園の東京クリスマスマーケットは、明治神宮外苑に場所を移して開催。人気の横浜赤レンガ倉庫は例年通り好評開催中です。2023年の東京・関東のクリスマスマーケット13選を紹介します。
【キッコーマンしょうゆ工場見学が予約制で再開!】宮内庁に納める御用蔵醤油
Nov 21st, 2023 | kurisencho
日本の食卓に欠かせない調味料・醤油(しょうゆ)。国内シェアNo.1のしょうゆメーカー「キッコーマン」では、国内3ヶ所にあるしょうゆ工場で、2023年5月から工場見学を再開しました。今回、千葉・野田工場の施設内にある“しょうゆ”のすべてがわかるミュージアム「キッコーマンもの知りしょうゆ館」を訪問。今昔のしょうゆづくりを学べて、工場限定商品やスイーツもありました!
【ディズニー・クリスマス2023】お土産「お菓子」全17種を大公開!11
Nov 14th, 2023 | TABIZINE編集部
東京ディズニーリゾート®のクリスマス東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”を開催中の東京ディズニーランド®と
東京ディズニーシー®では、2023年11月8日(水)から12月25日(月)までの48日間、スペシャルイベント「ディズニー・クリスマス」を開催。「ディズニー・クリスマス」ならではのスペシャルグッズが、2023年11月7日(火)に発売されました。クリスマスらしい赤や白を基調とした衣装のミッキーマウスと仲間たちや、クリスマスの妖精“リルリンリン”が描かれたお菓子が登場! 全17商品の特徴や価格、販売店舗を紹介します。
【ディズニー・ハロウィーン新作土産】2色のゴーストが可愛すぎる!「スープ
Sep 22nd, 2023 | Sayaka Miyata
東京ディズニーリゾート® 40周年“ドリームゴーラウンド”を開催中の東京ディズニーランド®と東京ディズニーシー®では、2023年9月15日(金)から10月31日(火)までの47日間、スペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」を開催中。今回は、2023年9月14日(木)に発売された新作土産「スープもなか」をご紹介します。ゴーストの形のもなかがとても可愛くて、ハロウィーン気分たっぷり! 食べる前から楽しいスープを、実食ルポでお届けします。
【ディズニー・ハロウィーン新作土産】800円7袋入りでコスパ最高!可愛す
Sep 21st, 2023 | Sayaka Miyata
東京ディズニーリゾート® 40周年“ドリームゴーラウンド”を開催中の東京ディズニーランド®と東京ディズニーシー®では、2023年9月15日(金)から10月31日(火)までの47日間、スペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」を開催中。今回は、2023年9月14日(木)に発売された、ゴーストのパッケージが可愛い「グミ」を実食ルポで紹介します。袋入りでかさばりにくく、税込800円で7袋のグミが入った、コスパ抜群のお土産です! ばらまき土産にもぴったりですよ。