写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟
和歌山県のおいしいものとは?
日本仏教の聖地 高野山、自然崇拝を起源とする 熊野・熊野古道、よみがえりの湯 湯の峰温泉など、心の奥底を揺り動かす世界遺産がある「和歌山県」。名瀑那智の滝をはじめ36もの滝やワイキキビーチと姉妹浜である白良浜など、水の国でもあります。水揚げ日本一の生まぐろ(那智勝浦町)をはじめ魚介の宝庫であり、高野山名物の胡麻豆腐、生麩や笹巻あんぷ(生麩のおまんじゅう)、梅干しのブランド品「紀州南高梅」など自然の恵みを活かしたご当地グルメが盛りだくさん。
和歌山県グルメはたくさんありますが、あなたがおさえておくべき美味とは?
那智勝浦町、和歌山市ほか
「紀州勝浦産生まぐろ」冷凍してない新鮮まぐろ
勝浦にぎわいマーケット (C) cowardlion / Shutterstock.com
和歌山の勝浦漁港は、生まぐろの水揚げ日本一。100%はえ縄漁船による天然まぐろで、一本一本活け締め処理を行い、船内において冷水保存(氷温)して、漁獲された直後の新鮮さと品質をキープ。最高級品は、くろまぐろ(本まぐろ、まぐろ、よこわ)で、海の黒ダイヤと呼ばれます。漁期は1月から5月。旬の2月から4月は、モチモチした食感と脂がのり美味。
黒潮市場 (C) K Thitipong / Shutterstock.com
和歌山マリーナシティ内にある「黒潮市場」は、まぐろを感じ・楽しみ・味わえる「まぐろのテーマパーク」。目玉は、毎日行われる生まぐろの解体即売。さばきたての生まぐろは、大トロをはじめ、中トロ、赤身、寿司や丼になり、購入できますよ。黒潮市場内には、1階にフードコート、2階にはさばきたてのまぐろが食べ放題のバイキングレストランがあります。
写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟
那智勝浦町はまぐろの町で、JR紀伊勝浦駅から勝浦港までは、生まぐろを食べさせる店がたくさんあります。事前に口コミなどをチェックして、好みの店を探しておくのが良いでしょう。
2019梅旅-nagomi-和歌山「日本一のマグロに極上しょうゆ&わさび」/WakayamaPref
https://youtu.be/pkF1mRcvM_U
和歌山マリーナシティ【公式】 マグロ解体ショーイメージ映像(音有)/和歌山マリーナシティ【公式】
紀州勝浦生まぐろマップ 飲食店 那智勝浦町観光協会
https://maguromap.jp/restaurants/
今が旬!和歌山で生マグロを食べるならここ!食通こだわりの店5選 わかやま観光情報
https://www.wakayama-kanko.or.jp/features/gourmet-articles/52/
本場の味覚!勝浦温泉で生マグロを食べるならココ。食通こだわりのお店5選〈第2弾〉 わかやま観光情報
https://www.wakayama-kanko.or.jp/features/gourmet-articles/04/
黒潮市場 http://www.kuroshioichiba.co.jp
など
和歌山市ほか
「和歌山ラーメン」豚骨醤油スープの中華そば
ご当地グルメで気になるのは、地元では「中華そば」と呼ばれる和歌山ラーメン。スープは豚骨醤油が中心ですが、麺は細麺や中太麺など店により個性が異なります。デフォルトにピンク色のナルト(もしくはかまぼこ)がトッピングされている店が多く、和歌山名産の梅の花を形どったナルトなど、和歌山ラーメンに華やかな印象を与えますね。
和歌山ラーメンとセットで食べたい 早すし
写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟
和歌山のラーメン店の特徴といえば、テーブルに早すしやゆで玉子が用意されていて、ラーメンを待つ間もしくはラーメンと共にいただくことができます(有料)。
早すしとは、しめ鯖の押し寿司のことで和歌山の特産品。ラーメンに寿司とは個性的な組み合わせですが、酢飯が口をさっぱりさせてくれ、ラーメンがよりおいしくいただけるそうですよ。
またほとんどのラーメン店には、伝票のようなものは存在しないそうで、帰り際に自己申告制。自分が食べたものを、「中華そば、早ずし2つ、ゆで玉子1個」(一例)と自己申告してお勘定します。和歌山のラーメン文化に触れ、思い切り堪能しましょう。
和歌山ラーメン(一般社団法人 和歌山市観光協会)
和歌山市観光協会 公式HP|食べる:和歌山中華そば・ラーメン
http://www.wakayamakanko.com/gourmet/gourmet1.html
やっぱりこれははずせない!ラーメンマニアおすすめ・中華そばの店5選 わかやま観光情報
https://www.wakayama-kanko.or.jp/features/gourmet-articles/55/
など
新宮市、那智勝浦町、北山村、田辺市、和歌山市ほか
「めはりずし」高菜のおいしさを味わう
写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟
熊野地方を中心に食べられている、高菜の漬物でご飯を包んだ「めはりずし」。「食べるときに、目を見張るほど大きな口を開ける」「目を見張るほどおいしい」から名付けられたといわれ、当時のめはりずしはソフトボール大だったとか。元々は山仕事や畑仕事の合間に手軽に食べられるお弁当として、考えられた郷土料理。すしといってもごはんは酢飯ではなく、高菜のおにぎりに近いでしょうか。中の具材は、高菜の刻んだものが主流ですが、店により異ります。高菜のおいしさをシンプルに味わえるご当地グルメですね。
めはりずしだけではおなかが物足りないあなたには、めはりずしの定食もあります。おそばやうどん、豚汁、おでん、魚介などと提供されるほか、ご当地グルメのまぐろやしらす丼、ラーメンといただける店もあるようですよ。
総本家めはりや めはり寿司の作り方/総本家めはりや
総本家目はりや http://www.mehariya.co.jp
熊野川物産販売所 かあちゃんの店
http://shinguushi-kaachannomise.com
など
今回は、和歌山県のご当地グルメの一部をご紹介しました。ご当地グルメには、各地の名産や文化が詰まっています。ぜひ、旅の思い出に味わってください。まだ出かけるのが不安というあなたは、通販で取り寄せできるお店もありますから、ご自宅で楽しむのもいいかもしれませんね。
注意:2021年3月現在の情報になりますので、店内での飲食ほか詳細につきましては、直接店舗へお問い合わせください。