【希少価値!全国の混浴温泉】縁起の良い名前にあやかりたい!黄金崎不老ふ死温泉<青森県>

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Mar 26th, 2021

人気の温泉の中でも希少価値の高い混浴温泉。混浴温泉は古くからの名湯であることが多く、歴史や風情を味わうことができます。また、家族やパートナーと一緒に、湯に浸かりながらゆったりと会話を楽しんだり、美しい景色を眺めたり、特別な時間を満喫できるのも魅力ですね。そんな混浴温泉を紹介していきます。

黄金崎不老ふ死温泉(青森県深浦町)1

希少価値の高い日本の文化

混浴温泉は、実は年々減っている絶滅寸前ともいえるお風呂なのです。というのは、現行の旅館業法(平成29年12月改正)では、「共同浴室を設ける場合は、原則として男女別に分け、各1か所以上のものを有すること 」「共同浴室にあっては、おおむね10歳以上の男女を混浴させないこと」が義務付けられており、混浴が認められるのは例外の場合のみ。混浴風呂の新設は認められていないからです。今や希少価値の高い日本の文化であり、残ってきた混浴は泉質が素晴らしい名湯が多いので、これ以上減少しないことを祈りたいものです。

ネーミングが秀逸「黄金崎不老ふ死温泉」

混浴温泉連載の第1回目は、世界自然遺産・白神山地の麓、青森県深浦町黄金崎にある「黄金崎不老ふ死温泉」。不老ふ死温泉の名前は、「ここで養生すれば、老いたり弱ったりしない」に由来するので、コロナ禍の現在にはなおさら心強いですね。

どこよりも大きく見える夕陽を眺める絶景露天風呂

黄金崎不老ふ死温泉(青森県深浦町)3

海までの距離が約1mという波打ち際にあり、目の前には日本海が広がる絶景露天風呂。景色全てが黄金色に染まる夕暮れ時は、まさに黄金崎の名にふさわしいと感激することでしょう。日帰り利用は16時までなので、「日本の夕陽百選」にも選ばれた夕陽を見ながら温泉に浸かるには、ぜひ宿泊したいものです。

黄金崎不老ふ死温泉の効能とは

黄金崎不老ふ死温泉(青森県深浦町)2

素晴らしいのは景色のみならず、源泉かけ流しの泉質(含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉)も効能豊か。鉄分を含む湯は、空気に触れると酸化し黄金色になります。

黄金崎不老ふ死温泉の効能

1.湯冷めしにくい「熱の湯」
2.切り傷や皮膚病など肌のトラブルに対する回復効果を期待できる「傷の湯」
3.肌を滑らかにする「美肌の湯」

適応症:神経痛、腰痛、リュウマチ、創痛、皮膚病など

女性の気持ち「混浴って大丈夫?」

「黄金崎不老ふ死温泉」では、湯浴み着(女性専用)がレンタルできるので、女性でも安心。家族やパートナーと一緒に、夕陽の美しさや泉質の良さを共有できたら、忘れられない思い出になりそうです。混浴にどうしても不安を感じるあなたは、女性用の露天風呂もありますよ。

マナーを守って、入浴を

第一条 男性入浴者は女性入浴者を好奇の目で見るべからず
第二条 女性入浴者は男性入浴者を好奇の目で見るべからず
第三条 混浴は老若男女を問わず和を尊び 大らかで豊かな入浴の姿を最高と為すべし
「混浴を守る会」(青森県酸ヶ湯) 三か条

人がいる温泉内および入浴中の他人をスマホなどで撮影するなど、もちろん禁止。犯罪行為であり、通報されます。ルールを守り、気持ち良く入浴して、混浴温泉を守りましょう。

黄金崎不老ふ死温泉 日帰り利用・湯浴み着情報

黄金崎不老ふ死温泉 海辺の露天風呂(青森県深浦町)

●日帰り入浴 可能
●日帰り利用料金 600円(2021年3月13日現在)
●日帰り利用時間 8:00~16:00 (受付15:30まで) 混雑時入場制限あり
●湯浴み着レンタル(女性専用) 可能(300円 2021年3月13日現在)
●湯浴み着着用入浴(女性専用) 可能
●タオルを巻いての入浴 不可
●水着着用 不可
●女性専用時間 なし
●女性専用露天風呂 あり

※湯舟のみでシャワーがないため、内風呂でお体を洗浄後にご利用ください。
※高波や雷雨など悪天候時は利用不可

住所:青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15-1
電話:0173-74-3500
公式サイト:https://www.furofushi.com

写真提供:公益社団法人青森県観光連盟

※記事掲載の情報は、2021年3月現在のもので、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、変更になる場合があります。最新情報については、必ず公式サイトで確認あるいは直接施設へお問い合わせください。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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