鬼太郎交番まで!商店街を埋め尽くす177体の妖怪たち
177体もの妖怪ブロンズ像が商店街に立ち並ぶ「水木しげるロード」。境港駅だって特別の妖怪仕様!
外壁は、幅約20.25mの『妖怪巨大壁画』で覆われ、水木しげる先生の執筆風景を鬼太郎や目玉おやじ、ねずみ男が興味深げにのぞきこみます。
「鬼太郎ポスト」があるかと思えば……

目玉おやじの街灯がニョッキニョッキと立ち並び……
「鬼太郎交番」だってあるんですから! これ、本物の交番なのでオドロキです。
「水木しげるロード」は全長約800m。境港駅から「水木しげる記念館」までの石畳の1本道。妖怪たちに加えて、カフェやレストラン、お土産屋さんが連なっているので、お目当ての妖怪を探しながらおもしろみある散策を楽しめます。
でも、どの妖怪が、どの場所にいるのか気になりますよね! そんなときは水木先生も持っている!?黄色い「妖怪ガイドブック」120円(税込)を観光案内所でゲット!
177体もいる妖怪の場所や各妖怪の特徴なども細かく紹介されているので、街歩きが一層楽しめます。
妖怪ワールド炸裂! 霊気を感じながら妖怪世界を散策
交差点にはねずみ男が登場。なんだかとってもシュール!
鬼太郎のゲタや砂かけ婆も。どの妖怪も細部までしっかりと作りこまれているので、つい足を止めて、ひとつひとつ見入ってしまう精巧さ。
ぬりかべの場所がわからない?という声が多いとのことなので、その場所を伝授! ぬりかべは104番。「砂かけ屋」という妖怪お休みどころの手前にいます。

たしかに小さいので見落としがち。どこを見ているのかわからない、のっぺりとした朴訥な表情が魅力的。

後姿は、人魂?火の玉?があしらわれていたんですね。ブロンズ像は、こんな風に全方位から妖怪を観察できます。
ところで「砂かけ屋」。絶対に人間は入っちゃいけないのでご注意を!
目玉おやじが隠れている!?ユーモアたっぷりの妖怪グルメ
大正川に佇むのは、言わず知れた鬼太郎。手のひらには、ちょこんと目玉おやじが座っています。
手の表情がかわいい一反木綿や下駄をちょこんと上げたべとべとさん。
魚にかぶりつくねこ娘の姿も。ねこ娘は、ネズミや魚を見ると目が吊り上がって化け猫に変身するのだとか。
お腹がすいたら、紅ズワイガニのカニ塩スープと鳥取県産の豚骨スープをブレンドした「かにそば」を。とってもクリーミーでコクがあるのに後味さっぱり。なぜコレをおすすめしたかというと……
おいしいスープまで飲み干せば、目玉おやじを見つけることができますよ!
街歩きが一層楽しくなる妖怪土産
「かにそば」に負けず劣らず、ウィットに富んだお土産もてんこ盛り! 鬼太郎のゲタがあるかと思えば……
ビジュアルがちょっとグロテスクな、売れ切れ必至の目玉おやじのお饅頭……
かわいらしい鬼太郎ファミリーの人形焼き風のお饅頭……
目玉おやじのミネラルウォーターも! 妖怪土産のオンパレードです。
妖怪神社まであるからホントに妖怪の街みたい雰囲気
墓場から自力で這い出してきた赤ん坊の鬼太郎と、それを応援する目玉おやじ。
ギョロリとした目を見開いた枕返し、哀愁すら感じる丸っこいこなき爺の後姿も必見です!
「妖怪ポスト」に手紙を投函すれば、妖怪スタンプの消印が。
「妖怪神社」だってあるんです。神社の入り口には、霊気すら感じる目玉おやじがグルグルと回る手水鉢も。
妖怪のオアシスともいえる「河童の泉」では、ねずみ男がクロールではなく、横泳ぎ。
その泉をめがけて、小便小僧になった幼少期の鬼太郎がおしっこを放っています!
ちょっと怖いけど、愛嬌とユーモアたっぷりの妖怪たち。日没後には177体の妖怪や樹木などが怪しくライトアップ。50種類を超える妖怪が影絵となって商店街に現れますよ。
※2022年5月現在、新型コロナウイルス感染症対策のため営業時間やサービス体制などが通常と異なることがあります
[Photos by (C)tawawa]

TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター
10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
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