(C)四季倶楽部 プレーゴ葉山
富裕層やセレブの別荘地・葉山に建つホテル
鎌倉に隣接し、海水浴場や高級別荘地、御用邸があることでも知られる葉山。「日本のコート・ダジュール(フランスの高級リゾート地)」といわれるほどの洗練された雰囲気が魅力です。富裕層やセレブの別荘や邸宅があることでも有名ですよね。
その葉山の中でも御用邸のすぐ近く、神奈川県立近代美術館・葉山館の目の前という最高の立地にある「四季倶楽部 プレーゴ葉山」。
全国の観光地にある優良な企業などの保養所を、施設所有者に代わって「四季倶楽部」が運営しています。建物の建設などに費用がかからないので、1人1泊約4,000円~(2名1室の場合、朝食なし)と低価格にして高品質な滞在が叶う希少なホテルなのです。
Webサイトでこちらを発見し料金を見た瞬間、思わず「えっ!」と驚きの声を上げてしまいました。宿泊した2021年10月下旬当初、1人1泊約4,000円(2名1室、朝食なし)。この立地にしてこの価格、これはまさしく穴場です(本当は自分だけの隠れ家にしておきたいほど)! 料金は時季によって変動し、web予約だと割安になります(公式HPからがもっともお得)。
東京駅からJR横須賀線で逗子駅まで約1時間。JR横須賀線「逗子駅」または京浜急行「逗子・葉山駅」からバスで約20分。バス停「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館」で下車すると、ほぼ目の前にあります。1室につき1台分の駐車場があるのでドライブがてらもOK。
海水浴シーズンはもちろん、それ以外の季節には海辺を散歩したり、山をハイキング、海を望むカフェやご当地グルメめぐりなど、多彩なスタイルで楽しめます。海と山に恵まれた葉山ならではの醍醐味ですね。
おひとりさまプランも用意
おひとりさまプランも用意されているので、「ちょっと気分転換したいな」「海を眺めて癒されたい」なんていう時には、一人でも気軽に利用できますよ。客室と1FラウンジにはWi-Fi完備、1階にはワークスペースもあるのでワーケーションにもおすすめです。仕事帰りにそのまま直行なんていうのも最高ですよね。
シンプルでゆとりある快適な客室
(C)四季倶楽部 プレーゴ葉山
客室は洋室(23平米。1部屋につき+1,100円)を選びました。想像以上に広く、2台のベッドとソファーがゆとりをもって配置されています。都内のホテルだとなかなかこのサイズは難しいですよね。窓からは庭の緑が見えて涼しげです。洋室は全8室。
木目を活かしたインテリアはシンプルモダンで機能性重視。なにせ広いのでのびのびできます。歯ブラシ、ひげ剃り、シャワーキャップなどの使い捨てアメニティは、地球環境保護の観点から持参するのが基本です(必要な場合は、フロントで一つ55円・税込で購入可)。
浴衣、バスタオル、フェイスタオル、リンスインシャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、ドライヤーは用意されています。お茶もいただけますよ。過剰なサービスはありませんが、基本的なものはそろうので快適なホテルステイを楽しめます。
(C)四季倶楽部 プレーゴ葉山
全室バス(シャワー付き)・トイレ付き。共同浴場も完備されていますが、特定日(指定された土曜日、休前日、夏休みなどの繁忙日)のみの稼働です。筆者が滞在した10月下旬には閉まっていたので、客室のお風呂を利用しました。
(C)四季倶楽部 プレーゴ葉山
和室は4室あります。
展望デッキからは一色海岸を望める!
(C)四季倶楽部 プレーゴ葉山
最上階にはオーシャンビューの特等席、展望デッキとラウンジがあるのです。夕暮れ時にビール片手にくつろぐのに最高! 御用邸まで続く一色海岸を一望できます。
(C)四季倶楽部 プレーゴ葉山
水平線を眺めていると、心が解放されていくかのよう……。海を眺めているだけで幸せな気分になれます。客室はオーシャンビューではありませんが、このデッキから海を存分に満喫できました。
朝食の焼き立て自家製パンに感動!イタリアンのディナーも
夕食と朝食は、海を望むレストランでいただきます。今回は夕食なしで朝食(550円・税込)のみ。太陽の光が差し込み、朝を過ごすのにふさわしい明るい空間です。
朝食は通常バイキング形式のようですが、筆者が訪れた時期は一人ずつサービスされました。それにしても価格からは信じられないほどの充実ぶり。
作りたてで温かいスクランブルエッグやウィンナー、そしてパンはなんと生地から練り上げた自家製パンの焼き立てなのです! 心温まる手作りの味わいに感動しました。サラダの野菜も新鮮そのもの。
コーヒーを味わいながらこんな景色を眺めていると、完全に日常を忘れてリラックス~。
夕食は予約制でイタリアンのコース(2,750円・税込)を満喫できます。ディナーもかなり良心的な価格です。ファミリーの場合は、お子様コース(1,650円・税込)や、キッズプレート(1,100円・税込)も用意されています。夏の葉山のお店は混みそうなので、こちらで落ち着いて食事を楽しむのもいいですね。
ドリンクはビール、焼酎、日本酒、ボトルワインなどから選べます。気まぐれワインは、ボトルが各2,000円(税抜)で、こちらも質にしてかなりお得だと思われます。ワイン好きな人は要チェック!(売り切れ次第終了)
楽しみ方はさまざま!東京から1時間半でプチバカンス
筆者が訪れた10月下旬は泳ぐ季節ではありませんでしたが、暑くも寒くもなく、ただ海辺を散歩するだけで心が満たされました。
ホテルの目の前には、海水浴で人気の一色海岸があります。日本庭園「葉山しおさい公園」の先は御用邸です。そのせいか、この辺りの海辺は独特の落ち着きがあります。
「小磯の鼻」と呼ばれるスポットでは、観光客や近所の人たちがひなたぼっこをしたり、本を読んだり、フラダンスを踊ったり……。なんともいえない平和な光景。ほのぼのとした気分になれます。そして晴れていたので富士山がよく見えました!
目の前の「神奈川県立近代美術館・葉山館」で展覧会を鑑賞、「長者ヶ崎」「森戸大明神」「葉山灯台」などのスポットめぐり、ショッピングプラザ「葉山ステーション」、海が見えるカフェやレストランではスイーツやグルメを楽しめ、あぶずり港ではご当地グルメが集まる「葉山マーケット 日曜朝市」が開催されます。「葉山マリーナ」ではクルーズも満喫できるなんて優雅ですよね。
また、山側にはハイキングコースもあります。隣接する鎌倉や三浦、横須賀まで足を運んでみてもいいですね。
葉山というと首都圏からは日帰りで訪れるイメージですが、たまにはゆっくりと滞在してみてはいかがでしょう。シンプルにして気の利いた良質なサービスを受けられる「四季倶楽部 プレーゴ葉山」なら、気軽に1泊でも、バカンスに長期滞在もおすすめです。東京から約1時間半で気軽にリフレッシュできますよ。
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2233
TEL:046-875-4246
四季倶楽部集中予約センター:03-5695-3366(12時~17時)
チェックイン:15:30~23:00
(7月1日から9月30日までは16:00~23:00)
チェックアウト:6:00~10:00
レストラン:夕食 18:15~21:15(ラストオーダー 20:30)
朝食 7:30~9:00(最終入場 8:30)
駐車場:1室につき1台
URL:http://www.shikiresorts.com/hotel/prego_hayama/
[Photos by Yo Rosinberg]
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