いよいよ本格的な秋になってきましたね。北海道の方では積雪なども確認されているそうですが、全国的にはこれからが紅葉の本格的なシーズン。「どこか奇麗な場所まで見に行きたいな」と考えている人も少なくないはずです。
そこで今回は世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」が作成した「紅葉の名所ランキング2016」から、日本の紅葉の絶景を紹介したいと思います。お住いの近くに名所を探して、ぜひとも出かけてみてくださいね。
第５位：立山黒部アルペンルート（富山県立山町）
第5位は富山県の立山黒部アルペンルートがランクイン。立山黒部アルペンルートとは、標高3,000m級の北アルプスの連山をケーブルカーやロープウエー、トロリーバスなどを乗り継いで横断する一大山岳観光スポットですね。
全域が中部山岳国立公園に含まれる自然の豊かなエリアで、乗り物を乗り継いでいくその道中では、色とりどりの紅葉をパノラマで楽しめます。
残念ながら標高の高いエリアは紅葉の見ごろが10月末など、ピークを過ぎてしまっていますが、【日本最大】東京タワーが丸ごと入る！巨大な「称名滝」で紹介した、アルペンルートの入り口とも言える称名滝（しょうみょうだき）の辺りは、11月の半ばごろでも紅葉を楽しめます。
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第4位：清水寺 （京都府京都市）
言わずと知れた世界的な観光地、京都の清水寺がランクインしました。京都駅から見て東側、東山区の清水山（242m）の中腹にあるお寺ですね。清水の舞台から眺める渓谷（錦雲渓：きんうんけい）の眺めは格別で、どの時間帯に行っても満喫できるはず。
夕暮れ時、夜間のライトアップなどもすてきですから、時間を見計らって秋の京都旅行で足を運びたいですね。例年の見ごろは11月の末から12月の初めです。
第３位・・・東福寺（京都府京都市）
再び秋の京都がランクイン。京都の中心部を東西に横切るJR東海道本線、東海道新幹線の南側にある大きなお寺ですね。このお寺の特徴は、敷地内に三ノ瀬川と呼ばれる川が流れており、その両岸にカエデ並木が続いています。川には幾つかの橋が架かっていますが、中でも通天橋と呼ばれる橋からの眺めは、全国区の知名度を誇ります。
＜橋の下を渓流が流れ、橋から見ると上流側、下流側ともに楓を始めとした木々が色づいていました。マイナスイオンをたっぷり浴びられます。しばらく、橋から離れられないでいました＞（トリップアドバイザーのプレスリリースより引用）
との口コミも。見ごろは例年11月の末から12月の初め。京都の紅葉鑑賞では外せないスポットですね。
次は待望の2位と1位です！
第２位・・・奥入瀬（おいらせ）渓流（青森県十和田市）
次は東北秋田。全国的にも知名度が高い屈指の紅葉スポット、奥入瀬渓流が選ばれました。納得のランキングですね。十和田八幡平国立公園内にある特別名勝で、秋の紅葉と春の新緑がとにかく人気のスポットになります。
＜いままで見た景色の中で確実に一番といえる景色でした。紅葉というものに感動したことはなかったのですが、ここの紅葉は360度すべてが一面黄色で驚きました＞（トリップアドバイザーのプレスリリースより引用）
といった声も。残念ながら見ごろは10月の半ばから末と過ぎてしまっていますが、来年以降の楽しみに覚えておきたいですね。
第１位・・・禅林寺（永観堂）（京都府京都市）
最初は京都の左京区にある禅林寺（永観堂）。京都駅から見て東北の方角、京都市動物園などをさらに超えた場所にあり、紅葉の名所として全国的に知られている名所です。
＜秋の京都はどこももみじが美しいですが、個人的にはここが1番だと思います＞
＜放生池にかかる極楽橋のあたりは、池に紅葉と極楽橋が映り込んで、ライトアップされると夢のように美しいです＞（ともにトリップアドバイザーのプレスリリースより引用）
など、絶賛の口コミも多数。人気の場所ですから当然混雑しますが、秋の京都で一度は見ておきたい場所です。見ごろは例年11月中ごろから末まで。
以上、紅葉の名所ランキングトップ5を紹介しましたが、いかがでしたか？ ちなみに6位は宮島（厳島）（広島県）、7位が千畳敷カール （長野県）、8位・仁和寺 （京都府）、9位・なばなの里 （三重県）、10位が金閣寺 （京都府）となっています。トップ10のうち京都が5つもランクイン。さすがの貫禄ですね。
近場の紅葉をお探しの方は、「【首都圏紅葉ライトアップ５選】恋心が燃え上がるロマンティック・ナイト」も合わせてご覧ください。
[行ってよかった！紅葉名所ランキング2016 – トリップアドバイザー]
[All photos by Shutterstock.com]
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PROFILE
Masayoshi Sakamoto 翻訳家／ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書（TABIZINEライターとの共著）に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸３県のWebマガジン〈HOKUROKU〉（https://hokuroku.media/）創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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