イギリス・ケンブリッジに語学留学中、TABIZINEライターの鳴海汐です。40歳を目前に婚活をスタート。留学生活で出会う各国の人々から、母国の結婚事情について伺い、活動する上での足がかりにしたいと考えました。日本にはない新鮮な価値観をみつけていきたく思います。
第1回は、日本に居るとなかなか出会えない「アンゴラ共和国」の男性に話を伺いました。
リッチでスタイリッシュな国「アンゴラ共和国」
アンゴラ共和国は石油やダイヤモンドが豊富なアフリカ中部の国。2016年現在、世界で2番目に物価が高いと言われています。
今回話をきいたのは、イギリスの大学進学を予定しているジャイール(Djair)19歳。常に黒を基調とした隙のないブランド服に身を固め、指にはカルティエのゴールドリングが光ります。
彼の家には、ドライバー、料理人、掃除等の家事のほか、なんとアイロン専用の使用人がいるとのこと。
このことからも分かるように、アンゴラにはおしゃれに気を遣うスタイリッシュな人が多いそう。また、ミドルクラス以上の家庭にはアンゴラ人の使用人がいるという環境です。
女性が30代で結婚することは可能?
30代で結婚することは難しいことではないとジャイールは言います。自分にとって結婚を受け入れる準備ができたときが適齢期、たとえ60代だろうが問題ないとのこと。
とはいえ、結婚の平均年齢は男性が30歳、女性が25歳くらい。
特徴的なのは、男性が絶対年上、逆はありえないということ。そして年齢差も5歳くらいが普通なのだそうです。
離婚はあまり一般的でないということなので、その年齢差がうまくいく秘訣なのかもしれませんね。
男性に経済力が求められる理由
男性の結婚平均年齢が30歳なのはなぜかというと、経済的にも安定してきて、家や車を買うことができるし、結婚式も開ける。この経済力が非常に大切。
なぜなら、アンゴラでは、親との同居という概念がないから。結婚をしたら家を出るというのが当たり前。親が年をとっても一緒に住むことはなく、訪ねていくだけだそうです。
一般的な出会い方と恋愛対象
もちろん学校や会社、友達の紹介、ナイトクラブというのもあるけれども、出会いの二強はパーティーと、SNSであるWhat’s upのグループチャットでの出会いだとか。
彼自身の相手選びの基準は、知性、誠実であること、マナーがしっかりした、美人であること。
美人というのは好みの問題だからと強く主張するジャイールですが、典型的なアンゴラ美人は、2011年にミスユニバースに選ばれたLEILA LOPESだそうです。
ちなみに、アジア人とアンゴラ人が結婚したという話は、彼はきいたことがないそう。
お金があるのは当たり前。だけれど、Follow your heart! Feelingを大切に! というのがジャイールからのメッセージです。
インタビューを終えて
結婚後に親と同居するという発想がないことが新鮮でした。結婚に対して身構える要因は日本よりも少ないかもしれませんね。
イギリスではネットで出会ったという話をよく聞きます。アンゴラでもそうだと知り、自分の中でのネットへの抵抗感が薄れました。また、30代でも遅くないという話に、少し身軽な気分になり、年齢に囚われすぎずに婚活していこうと心に決めました。
[外務省 アンゴラ共和国基礎データ]
[2016 Cost of Living Rankings]
[All photos by Shutterstock.com]
Shio Narumi ライター
イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。
国土の80%以上が熱帯雨林で希少な動植物が生息する「ガボン」ってどんな国
Sep 25th, 2023 | あやみ
アフリカでは比較的高い国民所得水準を維持している「ガボン」は、国土の80%以上が森林という自然豊かな国。そのことから、「地球の肺」と呼ばれています。しかし、日本人にはあまり馴染みがなく、具体的にどんな国なのか、よくわからないですよね。今回は、ガボンの基本情報はもちろん、観光スポットや世界遺産、人気のスポーツなどをご紹介します。
まるで絵画のような絶景も!世界最古の砂漠が覆う「ナミビア」ってどんな国?
Aug 28th, 2023 | あやみ
大西洋の海岸に沿って南北に1,300kmも続くナミブ砂漠がある「ナミビア」は、乾燥していて、光が少ないため、美しい星空が見えます。「星空保護区」に指定されているところも。また、世界で一番美しい民族といわれる「ヒンバ族」が暮らしていることでも有名です。今回は、そんなナミビアに注目。基本情報のほか、観光スポットや世界遺産、人気のスポーツをご紹介します。
20年以上にわたる内戦を経て生まれた「南スーダン」ってどんな国?
Aug 7th, 2023 | あやみ
南スーダンと聞いて最初に思い浮かぶのは「内戦」ではないでしょうか。なんと南スーダンは、2011年にスーダンから独立するまで、20年以上にわたり内戦をしていました。とはいえ、現在も治安が安定しているとはいえず、地域紛争が各地で起こっている状態です。今回は、そんな南スーダンの基本情報、首都ジュバの観光スポットや国立公園、人気のスポーツをご紹介します。
世界的に有名な音楽ジャンルの発祥地「カーボベルデ」ってどんな国?
Jul 24th, 2023 | あやみ
「カーボベルデ」という国をご存じでしょうか? あまり馴染みのない国だと、地球上のどこにあるのかわからないこともありますよね。かつて無人島だったこの国は、17世紀までアフリカの奴隷貿易の要所として栄えました。今回は、そんなカーボベルデの基本情報をはじめ、観光スポット、世界遺産、人気のスポーツをご紹介します。
地球最後の楽園! インド洋の真珠と称される「セーシェル」ってどんな国?
Jul 17th, 2023 | あやみ
1976年の独立以来、長きにわたり日本と友好関係を築いている国「セーシェル」。息を呑むほど美しいビーチや海に恵まれたこの国は、手つかずの自然が残る地球最後の楽園といわれています。今回はそんなセーシェルの基本情報はもちろん、おすすめ観光スポット、世界遺産、人気スポーツなどを一挙にご紹介。今すぐセーシェルに行きたくなるかもしれませんよ。
地中海・アフリカ・アラブの文化が混在する「チュニジア」ってどんな国?
Jul 3rd, 2023 | あやみ
紀元前9世紀、フェニキア人の王女エリッサがカルタゴを建国したことがはじまりとされる「チュニジア」は、地中海・アフリカ・アラブの文化が混在する魅惑の国です。古代ローマ帝国の遺跡が点在し、サハラ砂漠に行けるのもポイント。そこで今回は、チュニジアの基本情報はもちろん、美しい観光スポットや世界遺産、人気のスポーツなどをご紹介します。
【世界の絶景クイズ】山の写真から推察その2! ここはどこの国でしょう?
Jan 21st, 2022 | Nao
まだまだ海外への旅が難しい今。こんなときは世界各地の写真を見て「次の旅行」に想いを馳せるのも楽しいかもしれません。そこで、今回は山の写真を見て国を当てるクイズを出題! 見た目や説明文から推察して、どこの国なのか想像してみてください。
【漢字で国名当てクイズ7】「象牙海岸」ってどこの国?旅する代わりにチャレ
Jul 18th, 2021 | 坂本正敬
海外を話題にするとき、「米ニューヨークタイムズ」だとか「露プーチン大統領」と国名を漢字で表す場合がありますよね。そこで漢字表記の国名を紹介します。ちょうどオリンピックも開催を控えて海外に関心が向く時期でもあります。クイズ形式で示しますので、その国がどこを示すのかちょっと考えてみてください。
地上で最も暑い国、アフリカのジブチ共和国
Aug 30th, 2018 | 鳴海汐
世界で最も暑いと言われている国はどこでしょう?それは、四国の1.3倍ほどの小さな国、アフリカのジブチ共和国。一体どんなところなのか、調べてみました。
推理小説を読んでいるような興奮を覚える「何か」を探す旅行記3選
Aug 15th, 2017 | 倉田直子
読書の良いところは、登場人物たちの経験を通して疑似体験をできるところ。特にノンフィクションの旅行記は、自分も一緒に旅をしているような気分になれます。今回は、「本の著者たちが好奇心に駆られ謎解き ... more