五月病を吹き飛ばせということで、青をテーマにさまざまな記事を配信しているTABIZINE BLUE WEEK。
今回は真っ青な色がモヤモヤとした気持ちを吹き飛ばしてくれるハーブティー、コモンマロウ(マロウブルー)について紹介したいと思います。
目が覚めるほどの青い色をしたハーブティー
コモンマロウとは古くから栽培されるハーブの一種で、その紫色の花を乾燥させて、ハーブティーとして広く楽しまれています。ティーポットに入れた花に沸騰したお湯を注ぐと、青い色のハーブティーが抽出されます。
まさに目が覚めるほどの青色ですから、モヤモヤっとした気分を吹き飛ばすには最適かも。筆者の暮らす富山県でも、富山県産のコモンマロウを富山のカラーフードとして売り出していますが、まさにカラーフードと呼ぶにふさわしい鮮やかな発色のお茶を楽しめます。
お茶は時間とともに色を変えていく
コモンマロウは熱湯で作ると、一瞬青くなりますがすぐに茶色く変色してしまいます。色を長時間味わいたいなら、水出しがベストですね。香りづけのためにレモン汁を垂らすと、ピンク色のお茶に色を変えるから不思議。ただ、たらしすぎると透明になってしまいますので、分量に注意したいですね。
筆者が茶葉を購入したお店の人にコモンマロウの効能を聞いてみると、胃腸を整え、夏バテを解消する効果が期待できるのだとか。
薬草の1つでもあるコモンマロウ(マロウブルー)のハーブティー。五月病で弱っている人にもぴったりのハーブティーかもしれませんね。
ちなみにハーブティーは一気に大量に飲むのではなく、1日に何回も、分けて飲むといいとお店の方が言っていました。
アレンジは紅茶とのブレンドがおすすめ
ただ、このコモンマロウ(マロウブルー)、香りや味はあるのですが、何か物足りなさがあります。おいしくいただくには何らかのアレンジが必要な気がしますが、どうすればいいのでしょう?
大手の紅茶販売店で店長を務め、その後は紅茶の輸入会社でティーブレンダーを務めた経歴を持つ知人にアレンジの方法を聞いてみると、ペパーミントやレモングラス、ハチミツを入れると、味や香りのアクセントになると教えてくれました。
また、「ハーブティーは味自体がどれも弱いので、ベースを紅茶にして、そこにハーブを入れると紅茶にほんのりとハーブの風味が加わって飲みやすくなる」とも。
具体的には「渋みの少ないスリランカのキャンディ、中国のキーマン、ティーバッグならセイロンブレンドがいい」との話。
「仕上げにキャラメルシュガーやシナモンシュガーなど、香りのついている砂糖を使ってもまたおいしい」と、なんだか聞いているだけで、ワクワクしてしまうアレンジですよね。
ちょっと気分がモヤモヤするという場合は、鮮やかな青色が特徴のコモンマロウのハーブティーをストレートで、あるいは上述したアレンジ方法で楽しんでみるといいかもしれませんね。
[All photos by Masayoshi Sakamoto]
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