いつかは訪れてみたい!世界にはそんな有名建築や遺跡などの観光名所がたくさんあります。どれも魅力的で、どこに行けばよいのか迷ってしまう・・・なんてことはありませんか? 先日、世界の人気観光スポット2014年(ランドマーク編/トリップアドバイザー調査)が発表されました。今年注目しておきたい名所はどこ? 旅先選びの参考にもチェックしてみましょう!
1位.旅人の永遠の憧れ「マチュピチュ遺跡」
文化、自然ともに価値を認められた世界複合遺産の「MACHU PICCHU(マチュピチュ・ペルー)」。古代都市インカ帝国は、先が尖った絶壁の山々が並ぶウルバンバ渓谷、標高2,280mの高さに位置する都市。下界からは絶対に見ることができないマチュピチュは、秘密の都市としても知られています。
16世紀半ば人々が、同帝国を離れて以来400年以上もの間、人の目に触れずに1911年アメリカの歴史学者によって発見されたのだとか。失われた帝国と呼ばれるミステリアスなスポットです。
マチュピチュの人気の理由は、自然豊かな光景、高い文化・建築、全てにおいて楽しめるという点にあるようです。実際に訪れてみて「夢にまで見た光景が広がっていた」「遠いけど、来てよかった」「人生観が変わった」との意見が多く、旅好きのロマンスを掻き立てる魅惑のランドマークですね。
1度写真を見たら2度と忘れることが出来ないほど印象的な光景に、多くの人が魅了されてしまうというのも無理がありません。
2位.エキゾチックな礼拝堂「シェイク・ザイード・グランドモスク」
アラブ首長国連邦を建国したシェイクザイードが埋葬されているモスク(イスラム教徒の礼拝堂)、アブダビの「シェイク・ザイード・グランドモスク(Sheikh Zayed Grand Mosque)」が2位にランクイン。伝統的なイスラムのデザインと近代的な建築技術がつくりあげた、世界で6番目に大きなモスクです。
まず注目すべきはその外観、青い空と真っ白なモスクのコントラストが素晴らしいと評価されています。
©Wojtek Chmielewski / Shutterstock.com
美しく装飾されたモスク内、なんと野球場が5つほどスッポリ入ってしまうほど広大なのだとか。メインホールには、様々なイスラム様式の彫刻が施されていて、芸術的な面も高く評価されています。イスラム教で重要な意味を持つというヤシの木、ブドウ、花のモチーフが、ガラスモザイクやスワロフスキーで装飾されて、どこもかしこも煌びやかです。 およそ9.5トンの世界最大のシャンデリアも飾られています。また世界で一番大きな、5,627㎡の手織りじゅうたんを見ることもできます。
イスラム教徒でなくても入場できるため、世界中から多くの観光客が訪れます。またドバイ空港からも車で約2時間とアクセスも便利。日帰りツアーも提供されていて、手軽にアクセスできることが人気の理由のようです。訪れた人たちからは「とにかく美しかった」という声が続出。美しいというひと言ではあらわせないほどの景観だと評されています。豪華絢爛、エキゾチックなアラビアンナイトの世界に迷い込んだような気持ちになれるそうです。昼、夕暮れ、夜と3つの顔をもつミステリアスな景色も見逃せません。
3位.圧倒的な存在感「タージマハル」
3位に選ばれたのは、言わずと知れたインドの「タージ・マハル(Taj Mahal)」。別名「愛の廟」といわれています。若くして亡くなった妻との思い出を封じ込めるかのように、タージマハルの建設に没頭したという第5代皇帝シャー・ジャハーン(在位1628~1658)が、遠永遠の愛を刻むために建設した宮殿です。
世界中から注目される理由は、美しすぎるプロポーション。訪れた人々からは、左右対称が均等であまりにも美しいと絶賛されています。
庭園から眺めるタージマハルは、美しい貴婦人のような佇まい。全てが白亜の大理石でつられているため、この世のものとは思えないほど美しい建築物という声も。 また、妻のために莫大な予算をつぎ込んで建設されたというロマンチックな物語も多くの人を惹きつけています。当時の国王はハーレムにたくさんの美女がいたにも関わらず、妻だけを深く愛して慈しんだのだとか。時を経て、感じられる愛情の深さに多くの観光客が「感動した」と高く評価しています。
4位.「大聖堂とモスク」コルドバ・スペイン
スペイン・コルドバのメスキータ(mezquita)と呼ばれる大聖堂とモスクは、イスラム教時代に何度も改装されたモスクが最終的にカトリックになったという不思議な建物。イスラム教の礼拝堂と中世カトリック教会がコラボした独特の建物として注目されています。他にはない、異教が混ざり合った独特の雰囲気や内装が人気の理由のようです。
5位.「サンピエトロ大聖堂」イタリア・バチカン市国
カトリックの総本山といわれる「サンピエトロ大聖堂(伊・Basilica di San Pietro in Vaticano)」は、神聖な雰囲気、美しい景観が高く評価されています。キリストの一番弟子であり初代ローマ法王ペテロを祀った場所としても知られています。世界一小さな国、バチカン市国にそびえたつ歴史的な宝です。圧倒的に美しかったという意見が多数あるようです。
2014年注目したい!世界のランドマークTOP10
2位 シェイク・ザイード・グランドモスク(アラブ首長国連邦)
3位 タージ・マハル(インド)
4位 大聖堂とモスク(スペイン)
5位 サン・ピエトロ大聖堂(バチカン市国)
6位 アンコールワット(カンボジア)
7位 バイヨン寺院(カンボジア)
8位 血の上の救世主教会(ロシア)
9位 ゲティスバーグ国立軍事公園(アメリカ)
10位 旧市街の城壁(クロアチア)
どの観光名所も「人生で1度は訪れるべき」と高い評価を受けています。旅好き必見のランドマークに注目して旅を計画してみると、新たな旅の可能性が広がりそうですね。
[All Photos by shutterstock.com]