梅雨もスタートして、暑い日々が増えていきます。そうなってくると害虫が気になってきますが、みなさんはどのように対策をしていますか？
そこで今回は内藤記念くすり博物館の情報をもとに、防虫効果のある植物を紹介したいと思います。
植えると蚊除けに効果のある植物
最初は蚊に効果のある植物。夏はアウトドアにも旅にも最適の季節です。自宅でも窓を開けて、思い切り夜風を楽しみたい季節でもありますが、問題は蚊・・・。
こちらばかりは人間に直接的な危害を加えてきますから、汚いだとか、キモチワルイなどといった感情を超えて本当に困ってしまいますよね。
そんな蚊を除けてくれる植物がバジル。マルゲリータのピザなどに使われているあの香草ですね。バジルの葉っぱに鼻を近づけると、独特の香りがしますが、あの香りこそが蚊をよけてくれるそう。ベランダにはバジルを植えておくといいかもしれませんね。
また、内藤記念くすり博物館の担当の方によれば、ゼラニウムも植えるだけで、蚊を除けてくれる効果が期待できるみたいですよ。
植えるとネズミやモグラ除けに効果がある植物
次は害虫とは言えませんが、ちょっと困る生き物たちをよけてくれる植物を紹介します。なんと、ヒガンバナがネズミやモグラに効果的なのだとか。
ヒガンバナの地下に伸びる茎には、毒があって、そうした動物を遠ざけてくれる効果があるそう。アスファルトの上を走り回るネズミには役立たない対処法かもしれませんが、畑がモグラに荒らされて困るなどという地域では、ヒガンバナをあぜ道などに植えておくといいそうですね。
植えるとガ除けに効果がある植物
特に人間に危害を加えてきませんが、なんだか見ているだけでちょっと身の毛がよだつ生き物がガ。独特の模様が見る人の神経を刺激してきますが、ラベンダーを植えるとガ除けに効果が期待できると教えてくれました。
こちらもプランターなどで育てて、ガが近づいてこないように工夫してみては？
植えるとゴキブリを除けてくれる植物
最後はあのゴキブリに効果がある植物。調べてみると、ミントの香りを使ったゴキブリ除けが大手の製薬会社から販売されています。
その点を内藤記念くすり博物館の担当の方に聞いてみると、やはりミントは植えるだけで、その香りでゴキブリを遠ざけてくれる効果が期待できるのだとか。
その他、ユーカリのエキスや、クスノキの香りの結晶である樟脳（しょうのう）もゴキブリよけに効果が期待できるそう。
ゴキブリを寄せ付けないためにも、いくつかの方法を組み合わせて、対策をしてみたいですね。
以上、植えると各種の害虫よけに効果が期待できる植物を紹介しましたが、いかがでしたか？ 早速栽培を検討してみたいですね。
[身近な生活にある薬用植物 防虫や抗菌作用のある植物 – 内藤記念くすり博物館]
[All Photos by shutterstock.com]
PROFILE
Masayoshi Sakamoto 翻訳家／ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書（TABIZINEライターとの共著）に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸３県のWebマガジン〈HOKUROKU〉（https://hokuroku.media/）創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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