道中は穏やかなバリ島の田園風景が広がる
デンパサール国際空港から車で約1時間半、ウブド王宮から車で約40分の場所にあるグヌンカウィはバリ島最大の遺跡として知られています。
入場料は大人Rp.15,000(120円程度)、子供Rp.7,500(60円程度)。入り口にある受付にて払う形となります。
入り口から石窟遺跡までは約300段の階段を降る必要がありますが、道中は穏やかなバリ島の田園風景を眺めることが可能。また、この辺りのエリアは「パクリサン川流域のスバックの景観」としてユネスコ世界遺産に登録されているほどの絶景スポットでもあるため、比較的疲労感は少なく進むことができます。
バリ島最大!7mを超える大型石窟は迫力満点!
さて本題の遺跡にいってみましょう。グヌンカウィとは「古の岩山」という意味であり、階段を下りていくと、その名の通り大きな崖を内側に削る形で作られた石窟(チャンディ)が姿を現します。
約7mを超えるチャンディが4つと5つ、合計で9つもあり、迫力満点。未だに解明されていない謎が多い遺跡として知られている場所ですが、10世紀から14世紀に栄えたワルマデワ王朝時代に作られたものであると言われています。
岩を削り出して作っていくこの建造方法はアジェンタやエローラといったインドの世界的遺跡と同じものであり、この時代のバリ島にもその影響が及んでいたということですね。
いざ、7mオーバーの石窟遺跡の前に立ってみると大きさの迫力に圧倒されながらも、周りの静けさや荘厳な雰囲気がとても心地よく、心が澄んでいくのを感じてしまいました。遺跡の南部にある修行庵で多くの僧侶が瞑想をしていたのも納得の空気感が漂っていました。
ティルタエンプル寺院とセットで観光がおすすめ!
今回はバリ島最大の石窟遺跡グヌンカウィのご紹介でした。このグヌンカウィはバリ島の気を感じられるパワースポットとしても知られているため、日々の生活にお疲れの方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。日常とはかけ離れた自然と巨大な遺跡、またそれらが作り出す荘厳な雰囲気を味わうことが可能です。
また、グヌンカウィから車で5分の場所には「聖水の寺院」として知られるティルタエンプル寺院があるため、合わせて観光してもおすすめです。
ホリ(@HORI‗BALI)
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