吉祥寺駅から少し歩いたところにある「食堂・音楽室 アルマカン」。そっと内緒にしておきたいような、隠れ家的空間と体に沁みるお料理が待っている素敵な食堂をご紹介します。
心地いい風と音楽と
音楽室、と店名にあるだけあって、アルマカンのインテリアには数々の楽器が飾られています。心地よい音楽が流れ、CDの販売なども。
アンティークな雰囲気漂うこじんまりとした店内。そっと通り過ぎていく優しい秋風は、この季節だけのお楽しみです。
至福のワンプレート!
筆者のお気に入りは、アルマカンプレート(950円)。週替わりのおかずがいろいろのったプレートメニューです。この日のワンプレートは、チキンとかぼちゃのジンジャーカレー、長イモとレンコンのサブジ、キノコとキヌアのバルサミコマリネ、人参のラペ、リーフサラダ、赤米ごはん。
筆者はこの人参ラベが大好き。酸味と甘みが絶妙で、もっと食べたくなる味。
マリネもサブジも素材をいかした優しいお味。シャキシャキの根菜やツブツブの雑穀で、食感に変化が出て楽しい。
生姜入りのカレーも見た目と名前から辛くてスパイシーな味を想像しますが、実際はほとんど辛味を感じませんでした。滋味あふれるお味。
本日のスープ「ビーツのポタージュ」もいただきました。鮮やかなピンク色とは裏腹に、こちらも味はヘルシーな印象でおいしかったです。
またある日のアルマカンプレートでは、クスクスサラダやジャガイモのサブジがのっているときもありましたよ。
ひとりでふらりと訪れて読書とランチを楽しんだり、少人数の女子会やデートでも至福の時間を過ごせそう。駅からそう遠くないところにこんなお店があるのも、吉祥寺の魅力かもしれません。
[食堂・音楽室 アルマカン]
[All Photos by Aya Yamaguchi]