意外と英語を話す機会が少ない語学留学生は、日英ミートアップというパーティーに参加します。英語を話したい人と日本語を話したい人がビール片手に交流する会です。
日英ミートアップはどんな会?
会場はパブやバーの2階を貸し切りになっているものが中心です。規模は15人程度から150人規模のものまで! 小規模の会の場合は、会を仕切る人がテーブルを押さえています。
うれしいのが、予約が不要なので気軽に参加できること。そして参加料は無料、1ポンドという格安パターンです。飲み物代は実費となります。
日本人とそれ以外の参加者は、だいたい1対1くらい。日本人以外のうち、英語のネイティブスピーカーは半分くらいでしょうか。ヨーロッパ系、中南米系、アフリカ系、アジア系などさまざまな人がいます。会場の中で日本人以外の女性は少なめのようです。日本で働いていた経験がある人もちらほら。日本語のレベルはさまざまで、話せないけれど日本が大好きという人も多いです。
一方日本人は、留学生のほか、駐在、ワーホリがいます。中には旅行で来ていて、ちょっと参加してみたという人にも何人か会いました。
英語の練習だけでなく、日本人も含めいろいろな人と知り合えるのが魅力です。
会によって雰囲気が違う!
日英ミートアップは、ロンドンにはいくつもあります。筆者はそのうち3つに行ってみました。不思議なことに、会によって雰囲気がまるで違うのです。
国際交流会風でテーブルについてじっくり語れる会もあれば、大規模の会はパーティーのように飲み物を片手にいろいろな輪を渡り歩きます。なかには日本人の女の子なら誰でもいいといった手当たり次第の人も一定数存在するので、アプローチを受けたときはその人となりについて情報収集することをおすすめします。
一方、中年のイギリス男性と若い日本女性がマンツーマンで語っている、お見合いパーティー風の会に当たったこともあります。この会は男性の参加料が少し高めに設定されていました。
いくつか行ってみて、好みの雰囲気のところを探してみてください。複数通っている人も多く、あれ、また会いましたねといった感じに会話が進んでいきます。
絶対訊かれるのが、ロンドンに来てどれくらい経つのか、何をしているのか、いつまでいる予定かといったこと。
こちらからは、次の日本旅行のプランや、なんで日本が好きなのかを訊ねることが多いです。彼らの日本ラブな話をきいていると、いいエネルギーがもらえるような気分になります。
またおすすめのレストランを教えてもらったりもします。例えば、インド系の人に一番美味しいインド料理はどこかと教えてもらいました(「Dishoom」という人気のカフェレストランで行ってみたら素敵なところでした)。
筆者は、香港人みたいにAdopted Name(英語名)をつけてもらったこともあります。「ナンシーかな」「いや、違うだろ。シャーロットだな」と、光栄にも王女と同じ名前をつけてもらいました。おかえしに、「ケンジ」とか「マサオ」など日本語名をつけて差し上げました。
ロンドンでは語学以外の趣味の会も盛んです。語学学校の先生は読書会などに参加していると言っていました。ウォーキングや料理を楽しむミートアップなどもあるようなので、今後参加してみたいものです。
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