一年中トロピカルフルーツを使ったスイーツが楽しめる常夏の国、タイ。なかでも首都のバンコクは見た目も可愛らしいおしゃれなフルーツデザート専門店が花盛りです。
フルーツ好きなら絶対に見逃せない、バンコクで行ってみたいフルーツスイーツカフェ5軒をご紹介します。
アイベリー(iberry)
タイに数多くの店舗をもつ有名アイスクリームチェーン「アイベリー(iberry)」。タイの有名なコメディアン兼アーティスト、ウドム・テーパニット氏のプロデュースで、ポップでおしゃれなインテリアもその人気に一役買っています。
サイアムやトンロー、チットロムなど、アクセスしやすい立地も魅力。写真はサイアム・パラゴン店です。
フルーツスムージーやフルーツケーキのほか、注文を受けてから焼くクレープやワッフルなど、多彩なフルーツを使ったスイーツメニューが充実。店舗によってはフードメニューがあり、ゆっくりと食事が楽しめるお店もあります。
マンゴーやドラゴンフルーツ、キウイなど色とりどりのフルーツを散らしたクレープは、見た目にも可愛らしい一品。果物本来の甘みを生かしたストロベリーソースをかけていただきます。横にはアイベリー自慢のフルーティーなマンゴーアイスが添えられていて、後味さっぱり。
住所:Rama 1 Rd, Pathum Wan, Pathum Wan(サイアム・パラゴン店)※ほか複数店舗あり
http://www.iberryhomemade.com/
マンゴ・タンゴ(Mango Tango)
バンコクのフルーツスイーツカフェの本命ともいえるのが、サイアムに店舗を構える「マンゴ・タンゴ(Mango Tango)」。年間を通してマンゴースイーツがいただける大人気店で、おいしいマンゴーを求めて連日地元の若者と観光客が詰めかけます。
ジュースだけを注文する人もいますが、それじゃあもったいない。上質で食べごろのマンゴーが売りのマンゴ・タンゴでは、ぜひマンゴーそのもののおいしさを味わえるメニューを選びましょう。
写真はマンゴーまるごと一個に、マンゴーアイスクリームを追加したもの。
日本ではめったに食べられないほど甘くジューシーなマンゴーにきっと感動するはずです。マンゴーアイスはマンゴー本来の風味を生かした自然な味わいが魅力。余計な甘みや香りを足していないことがうかがえる、マンゴー好きも大満足の一品です。
マンゴ・タンゴは、店内のインテリアがヴィンテージ風のため、比較的男性の利用が多いお店。お店がラブリーすぎると男性は入るのを躊躇してしまいがちですが、マンゴ・タンゴは男女ともに入りやすい雰囲気です。
住所:Siam Square Soi 3, Rama 1rd., | Pathum Wan, Pathum Wan
http://www.mymangotango.com/
Make me Mango(メイク・ミー・マンゴー)
2016年にオープンしたマンゴーデザートの専門店が、その名も「メイク・ミー・マンゴー(Make Me Mango)」。知名度ではマンゴ・タンゴにかないませんが、そのおいしさとおしゃれなインテリアやメニューの見た目の可愛らしさから、人気上昇中のフルーツスイーツカフェです。
ワット・ポーの近くに一軒家の一号店があり、ビクトリー・モニュメント駅近くの免税店「キングパワー・ランナム」にも支店があります。写真はBTSでアクセスできるキングパワー・ランナム内の店舗。
看板メニューは、フレッシュマンゴーとマンゴープリン、マンゴーアイスがセットになった「メイク・ミー・マンゴー」。もち米や甘じょっぱいソースなどが添えられた、タイならではのマンゴーの楽しみ方が体験できます。
マンゴーともち米の組み合わせはタイにおけるマンゴースイーツの定番中の定番ですが、日本人のあいだでは好みが分かれる模様。さて、あなたの判定はいかに・・・
カットマンゴーがたっぷり載ったかき氷も「フォトジェニック」と若い女性を中心に人気を集めています。
住所:67 Maharat Road,Phra Borom Maha Ratchawang,Phra Nakorn(ワット・ポー近く)
住所:8 King Power Complex Rangnam Rd., Phayathai, Ratchathewi(キングパワー・ランナム)
https://www.facebook.com/makememango/
パーデン(Parden)
在住日本人が多く暮らす、プロンポンエリアに店を構えるフルーツパーラー「パーデン(Parden)」。日本人女性とタイ人男性の夫婦がオーナーを務めるこのお店は、日本人女性の憩いの場となっています。
オーガニックや減農薬のフルーツを使い、素材の食べごろを見極めて生みだされるフルーツデザートは納得のおいしさ。
季節が合えばぜひ試してみたいのが、旬のマンゴーを贅沢に使ったマンゴーパルフェ。年によって食べられる時期が異なりますが、2018年は2月上旬に登場し、5月ごろまで楽しめるとのこと。
驚くほど甘く上品な味わいのマンゴーと、優しい味わいのマンゴームース、あっさりとしたアイスクリームのハーモニーは、フルーツ好きにはたまらない至福のひとときをもたらしてくれます。マンゴーの種類はタイミングによって変わるので、どんなマンゴーが食べられるかはそのときまでのお楽しみです。
8種類の季節のフルーツを使ったパーデンフルーツパルフェも定番の人気商品。注文を受けてから皮をむいてカットするので、フルーツのフレッシュな味わいが楽しめます。
雑貨ショップとしても人気があり、店内ではタイ内外から集められたレトロ可愛い小物がたくさん。ほどよくエスニックで洗練された日本人好みの雑貨が見つかります。
クルアイ・クルアイ(Kluay Kluay)
「クルアイ」とは、タイ語で「バナナ」のこと。その名の通り、「クルアイ・クルアイ(Kluay Kluay)」はバナナスイーツの専門店です。今回ご紹介する5店舗のなかでは圧倒的に庶民的なお店で、地元の若者たちが気軽に立ち寄れるお店として人気を集めています。
バンコクの一大繁華街サイアムにあるものの、場所は少々わかりにくく、観光客がふらりと通りかかって見つけるようなお店ではありません。映画館のある「リド(LIDO)」という地味なビルの2階という見つけにくい場所にありながら、クルアイ・クルアイは、タイの芸能人も数多く訪れてきた有名店。
クルアイ・クルアイのイチオシメニューはフライド・バナナ。その名の通り、バナナに衣をつけて揚げたものです。フライド・バナナ+アイスクリーム&nutella(チョコレート風味のスプレッド)は65バーツという庶民派価格。
「揚げ物は重い」というイメージがありますが、ここのフライド・バナナはサクッと揚がっていて、軽くぺろりと食べられてしまいます。サクサクの衣と、甘くとろりとしたバナナのコンビネーションがもうたまりません。
バナナを使ったシェイクも人気で、なかでもバナナミルクシェイクは一度は試してほしい看板メニューです。ミルキーな優しい甘さは一度飲むと忘れられなくなってしまうかも。
バナナミルクシェイクも40バーツという驚きの安さで、この庶民的な価格設定もクルアイ・クルアイの支持され続ける理由のひとつといえるでしょう。
住所:256 Lido Cinema, Siam Square 2 , Pathum Wan
https://www.facebook.com/B1bigboss/
スパイシーなタイ料理を楽しんだ後は、甘くフレッシュなフルーツスイーツでシメ。フルーツが安く手に入るタイでは、毎日違ったフルーツスイーツデザートを楽しむことだって十分可能です。
こうしてバンコクの旅はよりいっそう楽しくなるのです。
[All photos by Haruna Akamatsu]