無料wifiが利用でき、いつでもどこでも安定したおいしさが味わえるスターバックスは、海外旅行先でも強い味方です。
タイの首都・バンコクは、東京にも負けないほどスターバックスの進出が著しい都市。スタバの店舗は日に日に増え続け、タイの伝統を取り入れた一軒家など個性的な店舗も誕生しています。
どこにでもあるスターバックスとはひと味違う、独自のデザインと居心地の良さが光る、バンコクの素敵スタバ5軒をご紹介しましょう。
スターバックス・ランスワン店
バンコクでわざわざ足を運びたいバンコクのスタバナンバーワンがこちら、「スターバックス・ランスワン店」。BTSチットロム駅から徒歩およそ5分。欧米の大使館や高級コンドミニアムが集まるハイソなエリアに位置する、ゆったりとした一軒家の店舗です。
緑に囲まれた真っ白な一軒家は、まさに都会のオアシス。たまたまここを通りかかったなら、スタバファンならずともつい入りたくなってしまうことでしょう。
店内は、タイの伝統的な手工芸とスタバらしいモダンなデザインを融合させた空間。
木のぬくもりを生かした壁や天井、レトロなタイル張りの床、カゴを使ったランプ、タイ北部の山岳民族の人々の写真などが、スタイリッシュな空間にあたたかみを添えています。
スターバックス・ランスワン店は、アジアでは珍しい「コミュニティストア」と呼ばれる形態のスタバ。この店舗での売上の一部がタイ北部のコミュニティに寄付され、教育や医療などに役立てられているのです。
ゆっくりとした時間が流れる、ナチュラルな色合いの家具が配置された店内は居心地抜群。特におすすめなのが、比較的空いている午前中。朝は7時から営業しているので、ここで朝食をとるのもいいでしょう。
タイ限定のグッズやオリジナルメニューも充実
スターバックス・ランスワン店では、タイのスタバでしか買えない限定グッズやオリジナルメニューも充実しています。
タイ北部産のコーヒー豆や、タイ限定デザインのタンブラーやマグカップ、テディベアなどのグッズは、お土産にも喜ばれそう。
メニューにもタイ独自のものがあります。筆者のおすすめはブリオッシュ生地にタイのカスタードクリームを詰めた「Pandan Custard Brix」。
緑色は「パンダンリーフ」と呼ばれる植物の色素によるもので、甘すぎないなめらかなカスタードとふんわりしたブリオッシュ生地がベストマッチです。
住所:39 Langsuan Road Patumwan 10330
スターバックス・サイアムスクエア・ワン旗艦店
2017年末に開店した、タイにおけるスタバの旗艦店が「スターバックス・サイアムスクエア・ワン旗艦店」。名実ともにバンコクの中心地、BTSサイアム駅4番出口の目の前という絶好のロケーションに、タイで321店舗目のスタバとして、そしてタイ最大のスタバとしてオープンしました。
3階建てのガラス張りの店舗は、年々発展を遂げるサイアム地区を象徴するかのような近代的な建物。
旗艦店というだけあって、スタバオリジナルグッズも充実していて、この店舗でしか買えない商品もあります。
また、世界中の希少なコーヒーをこだわりの方法で淹れる「スターバックスリザーブ」の取扱店でもあり、コーヒーにうるさい人の舌も満足させてくれるはず。
空間デザイン面でひときわ目を引くのが、木の風合いを大切にしたらせん階段。優美なシルエットを描くこの階段はあまりにも芸術的で、思わず写真に収めたくなるサイアムスクエア・ワン店のアイコン的存在です。
店内からサイアム駅のホームに並んで電車を待つ人々の姿や、駅を行きかう電車の様子が見えるのも、このロケーションならでは。バンコクの日常風景を眺めながら、都会の躍動感を肌で感じてみましょう。
住所:Rama 1 Road, Patumwan 10330
スターバックス・バーンチャート店
バックパッカーストリートとして世界的に有名な、カオサンロード周辺にも個性的なスタバがあります。それが、鮮やかなブルーの外観が印象的な「スターバックス・バーンチャート店」。バーン・チャートホテルに隣接する一軒家の店舗です。
カオサンロード至近ながら、人通りの最も多いカオサンロードからは少し外れているので、思いのほか静か。もしこのお店がカオサンロードにあったとしたら、もっと人でごった返していることでしょう。
カオサンロード周辺は、気軽にふらっと入れるカフェが意外に少ないため、カオサン散策で歩き疲れたら利用してみたいスタバです。
店内はダークな色調の家具が配置された、落ち着きのある空間。全体としてはシンプルにまとまった印象ながら、木の彫刻装飾などに「アジア」を感じる洗練されたスタバです。
住所:98 Jakkraphong Road Pranakorn 10200
スターバックス・キャンプデイビス店
スクンビットソイ24にある高級ホテル「ホテル・デイビス」の中にあるのが、「スターバックス・キャンプデイビス店」。ユニークな楕円形をした重厚な石造りのホテル内のスタバは、上質感満点です。
バンコクのショッピングセンター内にあるスタバや、繁華街にあるスタバはどこも混雑していることが多いですが、キャンプデイビス店は、近くに大使館やコンベンションセンターなどがある閑静な地区に位置しているため、ゆったりとくつろぐことができます。
アクセスはBTSプロムポン駅から徒歩でおよそ15分。客層も落ち着いていて静かなので、ノマドワーカーにもおすすめのスタバです。
住所:88, Camp Davis Sukhumvit 24 Soi Bangkok 10110
スターバックス・トンロー店
BTSトンロー駅から徒歩約15分。「The Taste Thonglor」というグルメスポットにあるスタバが「スターバックス・トンロー店」です。1階建ての建物に施された瓦のような屋根といい、笹のように演出された木といい、外観はどことなく日本風。
外から見るととても小さな店舗に見えますが、意外に奥行があるので店内はとてもゆったりしています。インテリアは、鮮やかなブルーのランプシェードやイスがアクセント。こんな色使いのスタバはちょっと珍しいのではないでしょうか。
駅から少々離れていることもあってあまり混雑していないので、勉強や打ち合わせ目的で長居する人の姿が目立ちます。暮らすように滞在している感覚で、PC作業をしたり、本を読んだりするのもいいかも。
住所:231 Sukumvit Soi 55 (Thonglor) Wattana 10110
お店によって異なるさまざまな表情に出会えるのが魅力のバンコクのスタバ。友達とおしゃべりするもよし、仕事をしたり自分と向き合う作業をしたりするのもよし、思い思いの時間を過ごしてはいかがでしょうか。
[starbucks.co.th]
[All Photos by Haruna Akamatsu]