母の日の定番として見慣れたカーネーションですが、花びらを引き抜いて紙に貼りつけていくと、元の形が想像できないような、とげとげとした素材感が出ます。イギリスの花留学(フラワーアレンジメント留学)のときに教わったアレンジです。花材以外は100円ショップで調達できる材料を使って、たまには工作してみませんか?
手先が器用でない方は2時間半くらいの作業時間を見込んでくださいね。
ファン(扇)の材料
白いバラ 1本
アイビーの葉 適量
バラの葉 適量
厚さ5mmのカラーボード(薄い発砲スチロールを紙で挟んだもの) 1枚
白い羽 適量
6mmサイズのパールのビーズ 適量
3号テグスか細いワイヤー 適量
太さ2mm程度のアルミ自在ワイヤー 56cm
ピンクのサテンリボン 適量
赤いサテンリボン 適量
虫ピン 適量
防水テープかガムテープ
工作用ボンド
両面テープ
つくりかた
(1) カラーボードをハート型に切り抜きます。このハートは幅22cm程度です。フリーハンドで描いてもいいですし、wordファイルなどでハートの環境依存文字を打って拡大し、プリントして参考にするのも方法です。
(2) 持ち手をつくります。アルミ自在ワイヤー14cmを4本用意します。それぞれ4cm分を90度に折り曲げ、L字にします。それをまとめて4cmの部分が東西南北を向くようにテープで束ね、ハート型の上におき、テープで固定します。
(3) ワイヤーをピンクのサテンリボンでカバーします。巻き終わりがハート側になるように先端の方から巻き付けていき、巻き終わりはテープで固定します。
(4) ハート型の縁の部分をピンクのサテンリボンでカバーします。このとき側面は覆う必要がありません。リボンは長いままハートの形に合わせて裏側だけに貼るようにします。サテンリボンは両面テープで貼ると楽です。この面は裏側にあたるので、そんなに丁寧にやらなくても大丈夫です。
(5) ピンクのリボンの内側には葉っぱを貼っていきます。アイビーやバラの葉を使います。このときも両面テープが楽です。浮き上がった葉はボンドを使います。
(6) 側面にだいたい1.5cm間隔で虫ピンを打っていきます。
(7) テグスか細いワイヤーでパールのビーズを虫ピンに巻き付けていきます。虫ピンにテグスを2回巻き付け、パールのビーズを通し、また虫ピンに2回程巻き付け、と繰り返していきます。
※6と7をやるかわりに、頭にパールが付いたまち針を打っていくだけでもOKです。
(8) カーネーションの花びらを引き抜きます。がくの部分を剥いてからの方が引き抜きやすいです。
(9) ボンドを使って、花びらをハートの外側から貼っていきます。根元のツンとした側が外になるようにします。また、できるだけ、つぼみの根元のツンとしたところが、反り返って立ち上がるよう、つぼみの裏表をみて貼っていきます。あとから花びらの水分が飛んで少し縮むので、余裕をもって紙がかくれるように貼っておきます。2列目以降は、ツンとしたところが1列目とかぶらないようにします。真ん中にバラのスペースを用意しておきます。花びらを貼り始める前に、だいたいのバラの大きさを線で書いておくと便利です。
(10) バラのスペースに、白い羽をいくつかボンドでつけておきます。なんとなく、ハート型っぽくなるようにします。
(11) バラを根元でカットし、ボンドでつけます。
(12) 赤いサテンのリボンを持ち手の部分に巻き付け、垂らします。持ち手はハート型に好みの角度に曲げます。ボンドが乾くのを待って完成です。
[ All photos by Shio Narumi ]