年々日本人の間でも人気の高まる観光地、フィリピン。そんなフィリピン・ネグロス島には、「微笑みの都市」としても知られている島の最大の都市バコロドがあります。日本ではまだあまり知られていないようですが、実はバコロド市では毎年10月にド派手なお祭り「マスカラフェスティバル」が行われています。
マスカラフェスティバルの由来
まだまだ経済的に不安定な国、フィリピン。1980年代、砂糖の価格高騰に苦しんだ住民が自分たちを元気づけようと始めたのがこのお祭りなのです。
©Facebook/Bacolod Masskara Festival
苦しい時こそ笑顔で
このお祭りの最大の特徴は、笑顔を絶やさない顔マスク。苦しい時こそ、皆で前を向いて辛さも喜びも一緒に分かち合っていこうじゃないか、そんな地元の人の気持ちがこめられている気がします。
「Masskara(マスカラ)」は「Mass(英語でたくさん)」、「kara(スペイン語で顔)」を意味しています。
©Facebook/Bacolod Masskara Festival
その祭りの名のとおり、頭にまで笑顔のマスクが!
笑顔は国境を超える
©Facebook/Bacolod Masskara Festival
派手な衣装、マスクをこの目で見たいと世界中から観光客が訪れるマスカラフェスティバル。自分たちを勇気づけようと地元の人たちが始めた祭りが、いまやこんな風に世界中の人から注目浴びるお祭りになりました。
©Facebook/Bacolod Masskara Festival
国を超えて、皆で笑顔を分かち合います。笑って過ごしたい、そう思う気持ちは世界共通ですよね。
©Facebook/Bacolod Masskara Festival
「微笑みの都市」というシンボルがぴったりの、バコロド市で行われるマスカラフェスティバル。どんな事があっても笑顔を絶やさず、力強くそしてたくましく日々を歩んでいく事の大切さを教えられる思いです。