神話の里
「天岩戸」など、日本神話ゆかりの地が点在する高千穂町。その中の絶景スポットといえば高千穂峡です。高千穂峡は、昔阿蘇山から噴出した火砕流が帯状に流れ出し、 急激に冷却されてできた渓谷で、国の名勝・天然記念物に指定されています。
渓谷の入り口には、「おのころ池」が、池の中には「おのころ島」があります。
イザナギノミコト、イザナミノミコトによって生み出された島とされており、高千穂神社の大祭ではここで禊が行われます。
池の水は湧水で透明度が高く、色とりどりの鯉が心を和ませてくれます。
ボートで滝の真下まで迫る
高千穂峡の一番の観光の目玉といえば、日本の滝100選にも選ばれた、落差17mの真名井の滝です。
ボートで滝壺のすぐ近くまで近づくこともできます。
下から見上げる滝は迫力たっぷり。
滝の真下に来ないよう、かつほかのボートとぶつからないように気を付けて漕がなければいけないので、実際にボートに乗ってみるとなかなかスリル満点です。
もうひとつ、渓谷美を形作っているのが柱状節理(ちゅうじょうせつり)です。
これは阿蘇山の火砕流が長い時間をかけて浸食されたもの。
渓谷沿いには遊歩道があるので、絶景をじっくりと見ながら気持ちよく歩くことができます。
四季折々、さまざまな表情を見せる高千穂峡ですが、11月頃に行けば、紅葉で美しく彩られた峡谷を目にすることができますよ!
[高千穂町観光協会]
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