【九州】美しい湧水に癒される、高千穂の「絶景渓谷」

Posted by: 今井明子

掲載日: Sep 26th, 2014

神話の里

「天岩戸」など、日本神話ゆかりの地が点在する高千穂町。その中の絶景スポットといえば高千穂峡です。高千穂峡は、昔阿蘇山から噴出した火砕流が帯状に流れ出し、 急激に冷却されてできた渓谷で、国の名勝・天然記念物に指定されています。

渓谷の入り口には、「おのころ池」が、池の中には「おのころ島」があります。
イザナギノミコト、イザナミノミコトによって生み出された島とされており、高千穂神社の大祭ではここで禊が行われます。

美しい湧水に癒される、高千穂にある絶景渓谷
©Akiko Imai

池の水は湧水で透明度が高く、色とりどりの鯉が心を和ませてくれます。

ボートで滝の真下まで迫る

高千穂峡の一番の観光の目玉といえば、日本の滝100選にも選ばれた、落差17mの真名井の滝です。

美しい湧水に癒される、高千穂にある絶景渓谷

ボートで滝壺のすぐ近くまで近づくこともできます。

美しい湧水に癒される、高千穂にある絶景渓谷
©Akiko Imai

下から見上げる滝は迫力たっぷり。
滝の真下に来ないよう、かつほかのボートとぶつからないように気を付けて漕がなければいけないので、実際にボートに乗ってみるとなかなかスリル満点です。

もうひとつ、渓谷美を形作っているのが柱状節理(ちゅうじょうせつり)です。

美しい湧水に癒される、高千穂にある絶景渓谷

これは阿蘇山の火砕流が長い時間をかけて浸食されたもの。

渓谷沿いには遊歩道があるので、絶景をじっくりと見ながら気持ちよく歩くことができます。
四季折々、さまざまな表情を見せる高千穂峡ですが、11月頃に行けば、紅葉で美しく彩られた峡谷を目にすることができますよ!

[高千穂町観光協会]
[Photo by Shutterstock.com]

PROFILE

今井明子

Akiko Imai ライター・気象予報士

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

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