葉山は別荘地なだけに、食にこだわりのある土地です。2年前にできた、道の駅風の商業施設には、こだわりのものがずらり。
葉山の銘品がずらり
葉山町は三浦半島の中ほどに位置しています。逗子駅から車で3.5kmほどの「葉山ステーション」は、ネイビーがベースの、海沿いであることを思い出させる外観です。洗練されたロゴはよく見れば、葉っぱ、山、波。「葉山」を象形文字のようにして、海を組み合わせたもののようです。
中に入ると、道の駅とサービスエリアの中間のような雰囲気です。訪問したのが夕方だったので、品薄になっています。
まず、向かいに青いロゴが見える葉山の「ブレドール」。NIKKEI STYLEで日本一の贅沢食パンに選ばれたことがある食パンが全国区の人気を誇ります。エシレバターと自家製酵母を使ったもので、家でいただいてみるとバターの香りはそれほどしないものの、キメが細やかでなめらかな口当たりでした。
このアップルパイがふっくらしてなんともリッチな佇まいです。
葉山の「ブラウンスイーツ」には、キャラメルのほろ苦さを味わう「葉山ロール」があります。他のケーキに乗っているフルーツが大きいのも魅惑的です。
有名な「日影茶屋」の「日影大福」は売り切れ。
「葉山食房ミラマール」のテイクアウト。「牛スジ赤ワイン煮丼ぶり」が気になります。
「スモークハウス葉山」の燻製。桜チップで燻しているそう。
葉山牛。「葉山コロッケ」もありました。
移住してきた夫婦が手掛ける「葉山アイス」。葉山の棚田で収穫されたお米で甘酒をつくり、そこにココナッツミルクと豆乳を入れたものが材料だそう。
ナスのジャムとか!
葉山の野菜。珍しい種類が並ぶと道の駅っぽいです。生で食べたいカラフルな人参も。
まだまだ葉山のおいしいものはあるのですが、葉山周辺のものも沢山あるのでそちらにうつります。
周辺の特産品もいっぱい
隣の市である逗子の海藻を使った麺類や調味料。
逗子の老舗スーパー「スズキヤ」のジャムや紅茶など。
上の瓶に入ったものが湘南のわかめや柚子などを使った塩、箱に入ったものは、同様に湘南の特産物を使った石鹸です。
湘南や横浜のスナックなど。
鎌倉のパステルカラーのアイスキャンディー。
横浜中華街の名店である「重慶飯店」のコーナーには、麻婆豆腐の素、担々麵、月餅などがたくさん。
葉山牛カレーの周囲を「よこすか海軍カレー」が固めます。
「スズキヤ」の海鮮丼は種類豊富。地元民らしき人々がみんなチェックしていました。
『地産地消』の文字がまぶしい、近隣の海の幸。
三浦半島の平飼のブランドたまご、「姫様のたまご」「ちび姫のたまご」など。
その他のお店と交通情報
コスタリカから葉山に直送のコーヒーまで。もうこのあたりまで来ると、混乱!どれも魅力的で眩暈がします。
なんと不動産屋さんまで!
ほっと一息つくには、ティータイムでしょう。日本茶専門店「HINODE-EN CAFÉ」。こちらでは、宇治抹茶やほうじ茶のソフトクリームや飲み物などを扱っています。実はこちらも葉山のお店です。
イートインスペースは建物の左側にあり、中からのぞいた時点では、地元民らしき人々で賑わっていました。
駐車場がすべて埋まるわけではないですが、車がひっきりなしにきて、地元の人によく利用されていることが分かります。葉山ステーションは、デパ地下+道の駅+スーパーみたいな感覚なのかなと思いました。
アクセスについては、ホームページに「ご来場の際はタクシーまたは自家用車でお越しください。バス便等はございません」とあります。筆者は、夕方の時間帯に逗子駅からバスで行って帰って来れました。南郷トンネル入口というバス停から3分ほど。ただ、本数は本当に少なくて、営業時間中は1本しか帰りのバスがありません。タクシーもそう通りかかる場所ではないので、車での利用がおすすめです。バスの場合は、あらかじめ調べて計画的に利用ください。
住所 〒240-0113 神奈川県三浦郡葉山町長柄1583-17
電話 046-876-0880(オーハヤマ)
営業時間 / 9:00~19:00 定休日 / 水曜日
http://www.hayama-station.jp/shops/
参考
[NIKKEI STYLE]
[All photos by Shio Narumi]