人生に迷いを感じたり、つまずくことってありますよね。生きていれば、誰もがそのような経験をするのではないでしょうか。そんなときにぜひ訪れたいのが相模国一宮「寒川神社」です。全国唯一の八方除の守護神のご神徳があるとされています。
今回は「寒川神社」を参拝してきました。
厳かな空気が漂う「寒川神社」の境内
参道を歩いていくと、寒川神社の立派な神門が目の前に現れます。さすが約1500年の歴史を持つ相模国の一宮だけありますね。毎年、年末になると「迎春ねぶた」が取り付けらることでも有名です。
神門をくぐる前に手水舎で手と口をすすぎ、心身を清めます。この手水舎は福島産の浮金石でできているそう。
寒川神社の狛犬。大きくて迫力がありますね。
神門をこえて御社殿へ。二礼二拍手一拝をして、心の中で自己紹介後、願い事を唱えました。
神社で神様にお願い事をする際、願い事を伝える前に、自分の「名前」「住所」「年齢」を心の中で唱えることが大事だと言われています。確かに、名乗ることなく、いきなり神様にお願い事をするのは失礼かもしれませんね。初対面の相手に突然、お願い事をするようなものです。そのため、筆者は必ず神様に自己紹介をしてから、お願い事をするようにしています。
こちらは寒川神社の御神木の二本の杉。御祭神の寒川比古命と寒川比女命が宿っていると言われています。
拝殿の右手には渾天儀のレプリカがあります。天体の位置や星を観測するための器具だそうです。昔は星の運行が国家の命運などを教えてくれるとされていました。龍が天空を支えるという言い伝えがあるため、寒川神社の渾天儀には、四方に龍が配置されています。使い方は謎ですが、これを使いこなせれば、個人的な吉方位や運命もわかるのかもしれませんね。
大難を小難に、小難を無難にする寒川神社の御祈祷
参拝を済ませた後、ご祈祷をお願いすることにしました。ご祈祷の受付所「客殿」は神門に向かって右手にあります。ここで御祈願申込用紙を書き、受付をしている神職の方に祈祷料を支払います。このとき神職の方に願い事の種類(八方除け、心願成就、商売繁盛など)をどれにすべきか相談することも可能で、非常に親切な印象でした。祈祷料は3,000円から選択できて、ありがたい。
祈祷料を支払うと、ナンバーの入ったプレートと神嶽山神苑の入苑券をもらえます。筆者は1Fの控室で待つように言われました。控室では自由にお茶とお菓子をいただけます。
控室の廊下には寒川神社のお守りが展示されていました。
待つこと約20分でご祈祷の時間になりました。白装束を羽織り、手水を行い、本殿でご祈祷を受けます。
筆者は3,000円でご祈祷を受けましたが、上の画像のものをいただきました。記名板剣神札・御守御神土・御箸・御神供・御神酒です。
ご祈祷を受けた人だけが入れる「神嶽山神苑」
ご祈祷後は本殿の奥に位置する神嶽山神苑を訪れました。こちらには池泉回遊式の日本庭園、茶屋、方徳資料館があります。
茶屋では、ワンコインで抹茶とお菓子を味わえ、お菓子は和菓子とチョコレートのどちらかを選べます。筆者はチョコレートを選択。渋い抹茶と甘いチョコレートのペアリングは最高で、日本庭園を眺めながらしばしのんびりと過ごしました。
また、方徳資料館には寒川神社の歴史や八方除けの資料が展示されています。大きな水晶もあり、パワフルでインパクト大でした。
参拝後に訪れたいカフェ「鎮守の杜 Koyo」
ランチを取りに寒川神社のすぐ隣にある「鎮守の杜 Koyo」へ。テラス席もあり、開放的な雰囲気です。大きな窓から寒川神社の木々を眺めることもできます。洋食メニューがメインのカフェで、筆者はボロネーゼをオーダー。ミニサラダもついていて、お腹いっぱいになりました。こちらでは名物の八福餅も味わえますよ。
都内から寒川神社への行き方
都内から寒川神社へ行くには「品川」駅からJR東海道線に乗り「茅ヶ崎」駅まで行きます。そこからJR相模線に乗り換え「宮山」駅で下車すれば、徒歩5分ほどで寒川神社に到着します。品川から約1時間30分かかりますが、そこまで遠いとは思いませんでした。
人生に迷い中だったり、八方塞がりの状況を打破したいときは、ぜひ寒川神社を訪れてみてくださいね。ご神気がみなぎる境内にいるだけでも、元気になれますよ。
[All photos by あやみ]
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