平成もいよいよ残すところあとわずかとなりました。インターネットが普及した現代、海外の情報を集めたり、実際に旅行に行ったりするのはこれまでよりもずっと簡単になりましたが、日本人が憧れる海外旅行先は、昭和時代と比べてどのように変わったのでしょうか?
今回は日本最大の総合旅行サイト「エクスペディア」が実施した、昭和時代に20代を過ごした人(現在50代)と平成時代に20代を過ごした人たちを対象にした調査で見えてきた、昭和と平成の海外旅行トレンドについてご紹介します。
昭和世代と平成世代の20代が「友達と行きたい海外旅行先」に選んだ場所は?
昭和世代(現在50代)と平成世代が「20代の頃友達と行く旅行先といえば?」という質問に対する旅先ランキングは以下のようになりました。
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昭和世代は海外旅行と言えばハワイ、サイパンやグアムなどのビーチリゾートが人気だったのに対し、平成世代は近場のアジア諸国が旅先の第1位になりました。平成時代はLCCの台頭で、時には国内旅行よりアジア旅行の方が安く行けることもアジア諸国がより身近な旅先になった理由ではないでしょうか。
昭和世代と平成世代の20代が「ハネムーンの定番の行き先」に選んだ場所は?
ハネムーンといえば旅行の中でも一生記憶に残る特別なもの。その行き先の定番の旅先ランキングは以下のようになりました。
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昭和世代も平成世代も半数以上の方がハワイと回答。今も昔も変わらず、非日常感を満喫でき、日本語のサービスも豊富なハワイが日本人にとって不動の人気旅行先であることが明らかになりました。
今も昔も変わらない「海外旅行に求めるもの」とは?
「20代の時に海外旅行に求めていたものは冒険?癒し?」という質問については、昭和世代も平成世代も変わらず、癒しを求めているという結果になりました。
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日常のストレスから解放され、旅先で普段味わうことのできない癒しを求めたいという要求が、ゆっくりとした時間の流れるハワイなどのビーチリゾートが人気の旅行先に選ばれる理由なのかもしれません。
海外旅行がより身近なものになった平成時代
「初めての海外旅行に行ったのは何歳の時でしたか?」という質問に対し、平成世代は半数以上が10代のうちに海外旅行を経験をしていることがわかりました。
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同じく「初めて自ら企画して海外旅行をした年齢は?」という質問に対しても、平成世代は20代前半までに経験をしたという方が8割を占め、平成世代にとって海外はより身近なものになったことがわかります。
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また平成世代では「海外旅行のスタイル」において、一人旅をすると回答した人が35%にものぼり、グループ旅行が主流だった昭和世代と比べ、一人で海外に行くことに抵抗がない人が増えていることがわかります。
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SNSで世界中どこにいても友人と簡単に連絡がつく現代、一人で旅をしていても寂しさや孤独を感じにくくなっているという事実もありそうです。
こんなにも変わった!旅先へ持っていくモノのトレンド
「海外旅行の必需品は?」という質問では、昭和世代を平成世代で回答が大きく変わりました。
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スマートフォンが主流になった平成世代の必需品は、旅先でも様々な情報を手に入れられるスマートフォンはもちろんのこと、快適なネットライフをサポートするWi-Fiや充電器も旅の必需品としてあげられました。昭和世代のランキングであげられたもののほとんどは今やスマートフォン1台で対応することも可能となり、海外旅行はより身軽なものになりました。
昭和時代と比べると、若いうちから海外旅行に慣れ親しむ人が増えており、海外へ行くという選択肢がより身近なものになった現代。旅のスタイルや旅先へ持って行く必需品が変わっても、海外旅行に求めるものの本質は昭和も平成も変わらないという結果になりました。平成が間もなく終わりを迎え、新しい時代を迎えようとしている日本。これからの時代はどのような旅のスタイルが生まれてくるのでしょうか。
サンプル数: 計400名
調査対象: 20代~50代の海外旅行に行ったことのある男女
調査期間: 2018年10月26~29日
調査方法: インターネットリサーチ
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