ハワイに「漆黒のビーチ」があることはご存知ですか?実は火山島であるハワイには、白い砂浜の他にも黒・緑に砂浜が存在しています。その中でも、特に有名なのが「プナルウ黒砂海岸」。以前のTABIZINEの記事でも何度かご紹介しています。
プナルウ黒砂海岸はとてもミステリアスな雰囲気を持つビーチ。幸運を呼ぶウミガメ(ホヌ)と出会える場所として、人気の高いスポットです。今回は、そんなプナルウ黒砂海岸の魅力に迫ってみたいと思います。
漆黒のビーチ
ハワイ諸島の中でも、最も大きく新しい島「ハワイ島」。ここは、別名ビッグ・アイランドとも呼ばれています。世界一活発な「キラウエア火山」があることでも知られており、火山がもたらす恩恵によって生まれた島です。
そして、「プナルウ黒砂海岸」もその恩恵を受けて生まれたビーチ。海岸の黒い砂は、噴出された溶岩が砕けてできた「黒砂」で構成されています。
めったに見ることがない漆黒のビーチ。不思議な光景が目の前に広がります。
手に取ってみると、一層その黒さが分かります。ただし、持ち帰ることはできませんので、注意してください。
ごろごろと転がっているのは大きな溶岩石です。こういった岩が、長い年月を経て「黒砂」になるのだそう。
幸運を呼ぶホヌ(ウミガメ)の住処
プナルウ黒砂海岸がこれほどまで人気を集める理由は、ウミガメが集まる場所であることがあげられます。実はプナルウでは、餌となる海藻が豊富で、それを食べるために自然とウミガメたちが集まるのだそう。
ハワイ語でホヌと呼ばれるウミガメは、幸運の象徴といわれており、会えるだけでもとても嬉しい気持ちにさせてくれます。ただし、ウミガメは保護対象となっており、4.5メートル以内に近づいたり触れたりするのは禁止されていますので、注意が必要です。
晴れた日には高確立でウミガメに出会うことができるそうです。のんびりと過ごすウミガメを見られるのも、ハワイならではの魅力ですね。
ハワイの魅力を感じられるスポットとして人気の「プナルウ黒砂海岸」。泳ぐのには適していませんが、トイレやピクニック設備は整っているので、いつもとは違う雰囲気のビーチで、ウミガメたちと一緒に過ごすことができそうです。
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