【台湾】ホワイトハウス、台南に現る!?映え系スポット「奇美博物館」

Posted by: 金子 愛

掲載日: Apr 8th, 2019

台南の郊外にある「奇美博物館」は、まるでホワイトハウスのような優雅な出で立ち。広大な敷地には、噴水・大理石・彫刻など・・・台湾にいることを忘れてしまうような西洋の空間が広がります。インスタ女子が間違いなく興奮するであろうこの場所、早速潜入致します!

奇美博物館01
(C)Ai Kaneko

本当に台湾!?緑と花々に囲まれた美しい博物館

奇美博物館02
(C)Ai Kaneko

台南の郊外にある、「奇美実業」の創業者である許文龍氏により設立された「奇美博物館」。飾られているのは許氏のプライベートコレクションで、主に西洋芸術・楽器・兵器・動物標本・化石など・・・約4千点が展示されています。それでも全所蔵品の3分の1に過ぎないというから驚き!常備展とは別に期間限定の特別展示が楽しめるホールもあり、一日じっくりと見て回りたい巨大博物館です。

奇美博物館03
(C)Ai Kaneko

「美術品はより多くの人に観てもらい、分かち合うことが大切」と考える許氏。少年時代、無料博物館に足繁く通い深く感銘を受けたと言います。そしていつしか、”大衆のための博物館”を建てたいと夢見るようになったとのこと。自身が芸術作品を通して世界を知り学んだように、「未来を担う子供たちに少しでも世界を感じてもらえたら・・・」そんな願いが込められているんですね!

広大な敷地内には川が流れ、アヒルたちが水面で遊んでいるというなんとも雄大な風景。博物館に続く白い橋には、大理石でできた彫刻がずらり。ギリシア神話に登場するゼウスやヘスティアなどのレプリカ像も飾られています。

奇美博物館05
(C)Ai Kaneko

どっからどう見てもホワイトハウス・・・スケール感が半端ありません。

館内も美しすぎる・・・

奇美博物館06
(C)Ai Kaneko

オープン当初は見学するのに予約が必要でしたが、現在は当日でも入館が可能となりました。撮影がOKなのは中央のホールまで、展示ホール内はご自身の肉眼でお楽しみ下さい。


(写真はイメージです)

筆者が訪れた際特別展示ホールでは、オランダの芸術家・ヘルマンテル(Henk Helmantel)の「日常を見つめて」が開催されていました。広大なシーンは好まず、ありふれた日常に潜む美しさを好むヘルマンテル。作品はもちろんのこと、生い立ちから始まる彼の歴史年表、再現されたアトリエなど・・・見どころ盛りだくさん。時代と共に作風が変化していく様子も楽しめます。

*こちらの特別展は既に終了しています。

映える写真を撮るならいつ!? おすすめの時間帯

晴れた日の昼間は清々しくもちろん美しいですが、他にも訪れたい時間帯があります。それは・・・?

青春かよ!サンセット

夕暮れ時、オレンジ色の空に包まれるその姿は何とも切ない気持ちにさせられます。学校帰りにここで語らう学生たちも数知れず・・・あぁ、青春ってイイな。

ロマンチックなナイトビュー


夜はライトアップされムード満点!館内に入ることはできませんが、この夜景を見るために訪れる人も多いんだとか。台南カップルの鉄板デートスポットといったところでしょうか。

博物館としての魅力はもちろん、壮大な建築美も堪能できる「奇美博物館」。台南屈指の映え系スポット、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう?
 

「奇美博物館」
住所:71755台南市仁德區文華路二段66號

アクセス:
【タクシー】高速鉄道「台南」駅より約15分。料金:約300台湾ドル(約1000円)
【バス】台湾鉄道保安駅→保安バスターミナルから紅3、紅4、紅3-1(休日運行)に搭乗、「奇美博物館」で下車。博物館正面入口まで徒歩約10分。
Web:https://www.chimeimuseum.org/ml/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/4

[All Photos by Shutterstock & Ai Kaneko]
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PROFILE

金子 愛

Ai Kaneko 暮らし旅ライター

【オーストラリア】役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる。【日本】TV番組制作や旅メディア運営を経験 【現在】「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”としてフリーで活動中。

【オーストラリア】役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる。【日本】TV番組制作や旅メディア運営を経験 【現在】「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”としてフリーで活動中。

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