高速道路と聞くと渋滞、殺風景、退屈…という声が返ってきそう。でもせっかくのお出かけです。目的地までの道のりも楽しいものでありたいですよね。何気なく通っていた高速道路の「すごい」ところを改めて見つめ直し、魅力を再発見していきましょう。それでは出発！
ビルに吸い込まれていく高速道路
大阪の高速道路を走っていると、突如出くわす驚きの光景がこちら。
えっ、これってどういうこと？と初めて見る人は目を丸くしてしまいます。横からみると…
ビルの真ん中を突き抜けているのです。誰が思いついたのでしょう、この設計図。また、それを実行してしまう度胸も「すごい」！さすが関西と拍手を贈りたくなります。
この建物は大阪市福島区にあるTKPゲートタワービル。
16階建てで、お部屋はすべて会議室です。セミナーや講演会、学会の報告・発表会など、さまざまに利用されています。ビジネスの拠点地ともいえるビルですが、5～7階にはビジネスマンではなく、高速道路を走る車が出入りしており、何ともユニーク。
歴史をまたぐ関門橋
本州と九州を結ぶ関門橋も高速道路です。平氏と源氏の戦いが記された「平家物語」はあまりにも有名ですよね。追い詰められた平氏一族は幼い安徳天皇を抱いて「波の下にも都はありましょうぞ」と、壇ノ浦の海に入水。栄華を極めた平家は波と散りました。
現在では美しい橋が架けられており、数分で海を渡ることができます。
物悲しい琵琶の音色と共に語り継がれたお話を思いつつ、車窓から海を眺めると、旅もまた深みを増すのではないでしょうか。
美しすぎるサービスエリアが別府にあった
別府湾サービスエリアは標高380メートルに位置し、眼下に別府の街並みが見渡せる絶景スポットです。上下線ともに利用できるよう、遊歩道が設置されており、古民家を改装したレストランやケーキショップがあります。
潮のにおいを含んだ風が、長い旅を経てきたドライバーの心を癒してくれます。
湯煙の街、別府で疲れた体をゆっくり温めていきましょう！
[Photo by Shutterstock.com]
PROFILE
内野 チエ ライター
Webコンテンツ制作会社を経て、フリーに。20歳で第1子を出産後、母・妻・会社員・学生の4役をこなしながら大学を卒業、子どもが好きすぎて保育士と幼稚園教諭の資格を取得、など、いろいろ同時進行するのが得意。教育、子育て、ライフスタイル、ビジネス、旅行など、ジャンルを問わず執筆中。特技はワラビ料理と燻製作り。
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