私たち人間が住みやすい場所。
そして、動物たちが住みやすい場所。
うまく共存できればいいのですが、実際には難しかったりするのかもしれません。
でも、地球には動物たちの楽園は存在するのです。
今回は、多くの鳥類、魚類、ほ乳類、昆虫などが暮らす、生命の楽園「パンタナール」について、ご紹介したいと思います。
「パンタナール」ってどんなところ?
パンタナルは南アメリカ大陸のほぼ中央に位置し、ブラジル、ボリビア、パラグアイにまたがる面積195,000平方キロメートル、日本の本州ほどの面積を誇る大湿原です。
そして、そのうち1,878平方キロメートルが、2000年にUNESCOの世界遺産に登録され、自然保護地域となっています。観光に訪れる人はいますが、パンタナールへのアクセスは簡単ではないため、人々が簡単に足を踏み入れることを免れました。そのため、自然が守られてきました。
約1,000種の鳥類、約400種の魚類、約300種の哺乳類と480種類以上の爬虫類がいるとされており、天然資源、淡水資源、遺伝子資源の宝庫で、様々な生態系が形作られている豊かな大地なのだそうです。また、雨期の間は、パンタナールの80%以上が水没し、地球上で水量が最も多い平原となります。
パンタナールは生命の楽園!
それでは、パンタナールの様子や生息する動植物を見てみましょう。
パンタナールで稀少の動物と考えられているのは、アメリカヌマジカやオオカワウソなど。パンタナールの一部において絶滅の危機に瀕している動物としてはスミレコンゴウインコ、カンムリノスリ、ジャガー、タテガミオオカミ、ヤブイヌ、オオアルマジロ、カピバラ、アメリカバク、オオアリクイなどです。
美しい自然と豊かな水源。
そして、数々の動物や植物、昆虫に鳥たち。
ここはまさに生命の楽園なのです。
未来に残したい、そして、残さなくてはいけない場所の1つかもしれません。
[AMUSING PLANET]
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