【クルーズ旅行】旅の手段の1つにぜひ「船」を。くぼこまき先生インタビュー

Posted by: TOSHI

掲載日: Jun 30th, 2019

「クルーズ旅行は別世界のもの」と思っていませんか?旅好きならなおさら、そう考えるのはもったいないかもしれません。「でも、いくらくらいかかるの?雰囲気は?」そんな疑問にも優しく答えてくれる、『おトクに楽しむ豪華客船の旅 クルーズはじめました!』とその続編。作者のくぼこまき先生をインタビューです!

クルーズ旅行客船1
(C)Shutterstock

「クルーズ旅行は別世界のもの?」そんな疑問に優しく答える本!

クルーズはじめました!他ご著書
(C)TOSHI

「クルーズ旅行は別世界のもの」
と思っていませんか?旅好きならなおさら、そう考えるのはもったいないかもしれません。

「でもいくらくらいかかるの?雰囲気は?」
と思いますよね。そんなあなたにおすすめなのが、『おトクに楽しむ豪華客船の旅 クルーズはじめました!』くぼこまき著(JTBパブリッシング)と、その続編『おトクに楽しむ豪華客船の旅 クルーズ、ハマりました!』です!

クルーズ旅行の利点と魅力を、『おトクに楽しむ豪華客船の旅 クルーズはじめました!』から少しだけご紹介しましょう。

例えば、「旅は楽しいけれど、荷ほどきが大変」、「移動時が忙しい」と思うときってありませんか?

くぼ先生も同じような体験をされています。新婚旅行で2回目の海外旅行をしたとき、休みをとるために旅行の直前まで忙しく、移動の時間はほぼ睡眠時間にあてられました。

「ま、私には 旅行が向いて いないんだな」
と思ったくぼ先生は、それ以後、夫婦で国内旅行にも行かなくなり、8年が過ぎました。

客船は動くホテル、実はお得!

クルーズ旅行女性
(C)Shutterstock

ところが夫婦で豪華客船飛鳥Ⅱの見学会に行ったときに、船旅の利点を知るのです。

客船は動くホテルと呼ばれています。一度荷ほどきをしたらあとは下船までそのまま!部屋ごと観光地に移動してくれます。

船酔いについても、大型の船にはフィンスタビライザーという横揺れ防止装置が付いているのでまず安心。

船の中では常に様々なイベントや教室が開かれ、フィットネスジムやプールなども。夜は毎晩のようにショーを楽しめます。

そして、旅行代金は泊まる部屋のグレードで変わるものの、料金には、宿泊代、食事代、ショー代、カフェ代、イベント参加、移動代も含まれています(※一部有料)。

「食事代金や イベントも 含まれるなんて 知らなかったなー。」
と、作中のくぼ先生はいいます。船旅って、実はお得なんですね!!

旅好きは読まないと損!?豊富な情報が、漫画で分かりやすく

クルーズ旅行客船と海
(C)Shutterstock

くぼ先生ご夫婦はクルーズの楽しさに目覚めます。

シンガポールから乗船のショートクルーズに始まり、エーゲ海、日本発着クルーズ。

「ハワイで3世代クルーズはじめました」。旅のメンバーには、のちに娘さんが、そしてお義父さんやお義母さんも加わることもあり、さらににぎやかになりました。

続編の『おトクに楽しむ豪華客船の旅 クルーズ、ハマりました!』は、初心者もリピーターも楽しめる内容に。

どちらの本も読者の立場に立った、優しい語り口。豊富な情報が、豊富なイラストとともに漫画形式で分かりやすく、しかも丁寧に描かれています。

クルーズという、ひょっとしたら難しいのかもしれない題材の作品がすんなり頭に入って、「ああ、私もクルーズ旅行してみたいな」という気分になります。上手に説明されていて、感心します。

「地球の面積の7割が海。でも海の上には 船でしか行けない。」
『おトクに楽しむ豪華客船の旅 クルーズはじめました!』の中の、くぼ先生の言葉がしみます。

旅が好きな人なら、クルーズに興味があっても、なくても、読まないと損な本だと思います。

作者のくぼこまき先生をインタビュー!

くぼこまき先生お写真
(C)くぼこまき

今回はそんなすてきな作品を描かれた、くぼこまき先生がインタビューに応じて下さいました。よろしくお願い致します!

――くぼ先生、クルーズ旅行って実はこんなに「おトク」で、体にも優しいんですね!

くぼ:そうなんです!私も実際に行くまではそういった認識がなかったんです。
「面倒くさい」「疲れる」が旅よりも先立ってしまう性格でしたが、船旅を知ってからすっかり変わりました。だって面倒くさくないし、疲れないんですから(笑)。

――今は、1泊1万円台で楽しめるクルーズだってありますよね。実は行ったことがあるんですが、「クルーズって、おトクなんだよ」って説明しても、信じてもらえないことがありました。ある種の誤解というか、先入観があるのでしょうか?

くぼ:「豪華客船」という名称からイメージされる世界が自分の日常と異なりすぎてしまうのかもしれませんね。映画の影響もあり、貴族のような人が旅するのでは?安全性に問題があるのでは?というイメージも根強いです(笑)。
私も一生に一度は・・・くらいの気持ちでした。そして世界一周クルーズの様子が取り上げられることが多く、私のようなカジュアルな旅のスタイルというのは今まで紹介されないことが多かったように思います。

――先生の作品は、とても読みやすくてためになります。くぼ先生のご著書がきっかけで、船旅に目覚めた読者も多いのではないでしょうか?

くぼ:前作の「クルーズはじめました!」を読んでクルーズにハマった!というお声を大変多くいただきました。縁遠いと思っていた世界が私のような「庶民」が「子連れ」「3世代」でクルーズ旅行を楽しんでいるのを知って、身近な旅と感じて下さっているようです。
とてもうれしいことです。
船旅のリアルな雰囲気がよく分かるというご意見も多いです。船旅のご感想をお送りくださる読者の方も増えています。船上で本を読んでクルーズにやってきた方に声をかけられることも増えてきていて著者冥利に尽きます!!

おすすめのクルーズ、場所は?

クルーズ旅行客船2
(C)Shutterstock

――「私も行ってみたい!」と思った読者のために、おすすめのクルーズがあったら教えて下さいますか?また、船旅で行くのにおすすめの場所は。

くぼ:はじめてでしたら日本の港からでかけて日本の港に戻ってくる「日本発着クルーズ」がおすすめです。飛行機に乗る必要もなく、自宅から荷物を船まで直接送ることができるので手ぶらで旅行を楽しむことができます。
慣れてきたら飛行機で海外の港まで行く「フライ&クルーズ」も楽しんでいただきたいですが、特にエーゲ海はおすすめです。波も穏やかで海も真っ青。美しい光景に目を奪われます。

――くぼ先生が船旅で行った場所で、一番よかった場所はどこですか?

くぼ:一番、というのは難しいですが・・・。普段だったら行かない場所に行けるのが船旅のいいところです。海を舞台に港町を巡りますが、古来より港町は発達しているところが多いので船を降りて街歩きするだけでも楽しいです。
でもあえて言うのであれば、カリブ海クルーズで停泊したプエルトリコのサン・ファンという街は印象的でした。真っ青な空・カラフルな建物。意外と静かな町並み。日本とは全く違う雰囲気に魅了されました。また、エーゲ海クルーズではサントリーニ島・ミコノス島・ロードス島などの島々を一度に巡れてお得感が高かったです。これは船旅だからできる旅ですね。飛行機や陸路では不可能な旅路です。

――最初はだんな様と、のちに娘さんが、そしてお義父さんやお義母さんも参加されて、3世代クルーズもされています。「一緒にクルーズ旅行してよかったな」と思ったときはどんなときだったでしょうか?

くぼ:身体的に・精神的に非常に楽です。
移動時間を拘束せずに自由に過ごせます。疲れたら部屋で休めますし。
高齢者や子どもにはピッタリの旅です。
ゆったりとした気持ちで旅を楽しめます。まさに暮らすように旅をするという雰囲気です。
また、子どもは無料で預けられる「キッズクラブ」があります。外国船の場合は担当クルーも外国人のため勝手に国際交流してきます(笑)。
外国人のお友達もできますし、娘は小さいときからキッズクラブに長時間預けられているので英語への抵抗感も非常に少ないです。インターナショナルスクールに無料で預けているような感覚です。お得だなあと思っています(笑)。

――好きな客船は?

くぼ:どの船も特徴があってすばらしいのですが、ディズニークルーズの「ディズニー・ファンタジー号」のエンターテインメントは群を抜いています。
動くディズニーランドです。船上で出会った日本人のご夫妻はディズニーマニアの方でしたが、ディズニークルーズに乗船したら、もうランドやシーに行く必要がないほど堪能できるとおっしゃっていました。ディズニーキャラクターはオールスターが乗船していて、プリンセスも大勢乗船しています(笑)。日本ではあまり見かけないキャラクターもいるので希少価値が高いでしょう。いつでもどこでもキャラクターたちに会えます。ショーもディズニークオリティのすばらしいものでした。

――船旅で行くのに好きな場所はどこですか?

くぼ:どこも素敵なのですが、街の中心地に近いところにある港だとうれしいですね。
例えば長崎港は下船後のアクセスもよく素敵な港です。グラバー邸などの観光スポットからも近く便利。客船ターミナルも新しくて快適です。日本の港の場合お見送りのイベントを行ってくれるところも多く、想い出に残ります。
長崎は地元の方々が「長崎くんち(長崎市諏訪神社のお祭り。奉納踊りが名物)」を披露してくれたりと土地の特徴がよく出ます。

――憧れの客船は?船旅で行ってみたい場所は?

くぼ:ライン川などヨーロッパを横断する長い川などを航行するリバークルーズに憧れています。揺れがなく、外の風景がどんどん変わっていくのが魅力的です。海のクルーズより小さい船なので人数も少ないですし、料金も高い贅沢な旅ですが一度乗船してみたいです。

――クルーズに関することで、くぼ先生の夢をうかがえますか?

くぼ:船旅を楽しむ方がもっと増えて、日本発着クルーズがもっと増えることを期待しています!気軽にクルーズを楽しむのが当たり前になってくれたら嬉しいです。

――今日は本当にどうもありがとうございました。ぜひ、TABIZINEの読者にメッセージを。

くぼ:旅をしようと思ったときに車で行くか・電車で行くか・飛行機で行くか・・・と考えると思うのですが、その中に「船」をぜひ入れていただきたいです。
船は動く豪華ホテル。移動しながら食べたり遊んだり寝ることもできます。この楽さを味わうと他の旅が難しくなるほどです。価格も多分想像とは違っているはずです。ぜひ新しい旅の世界を楽しんでいただきたいです!!

[Photos by shutterstock.com]

PROFILE

TOSHI

toshi ライター

取材なら、どこに行っても、誰に会っても感動できるのが特技のライター、作家。「人は思い通りにならないけれど、自分が思いつきもしない、素敵な答えを言ってくれる」と、最近思います。クルーズ旅行を日本に広める活動の一端を担いたい。

著書「美しい人々 人間の美しさを追う」など。作家名は竹井夙(たけいとし)。

取材なら、どこに行っても、誰に会っても感動できるのが特技のライター、作家。「人は思い通りにならないけれど、自分が思いつきもしない、素敵な答えを言ってくれる」と、最近思います。クルーズ旅行を日本に広める活動の一端を担いたい。

著書「美しい人々 人間の美しさを追う」など。作家名は竹井夙(たけいとし)。

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