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地中海の穏やかな気候の中、のんびりとした時間が流れる港町アンティーブ。海沿いにあるピカソ美術館は、かつて「パブロ・ピカソ」がアトリエとして使っていた場所で、現在では彼の作品のほか、さまざまなアーティストの作品が美術館の内外に展示されています。アンティーブは、日本でも人気のフランス人イラストレーター「レイモン・ペイネ」が住んでいた地としても知られ、街の中心地には彼の作品を展示する美術館も。ピカソ美術館やペイネ美術館、海岸線の散歩の見所など、アンティーブの町のおすすめスポットを紹介します。
海岸線の散歩・・・目的地は海沿いの大きなモニュメント
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地中海に面するアンティーブには、たくさんの船が停泊するハーバーや小さなビーチなど海外沿いをゆっくり散歩するのが楽しい場所です。海沿いには町を守るために昔使われていた城壁が残っている場所もあり、一部は上を歩いたり、高いところからの景色を楽しむ事ができます。海に突き出た堤防の先には、印象的な人型の真っ白いモニュメントが。
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このモニュメントは近くにあるピカソ美術館所有のもので、スペインのカタルーニャ出身の芸術家ジャウメ・プレンサ(Jaume Plensa)氏の作品「ノマッド(Nomade)」。高さ8メートルもの巨大なステンレス製のモニュメントは、近くに寄るとアルファベットが一文字ずつ繋がってできています。コードダジュールの青い海や青い空に真っ白のアーティスティックなオブジェが映えるフォトジェニックなスポットです。
住所: 32 Quai Henri Rambaud, 06600 Antibes
アトリエとして使っていた部屋が残る「ピカソ美術館」
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海岸沿いに建つピカソ美術館は、かつてグリマルディ城(Château Grimaldi)という名で知られ、古代ギリシア時代に基礎が気づかれたという歴史の古い建物。1385年にグリマルディ家の所有となった後、18~19世紀には市庁舎や兵舎として使われ、1925年には市所有のグリマルディ美術館としてオープンしました。
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ピカソがこの場所をアトリエとして使ったのは、1946年の秋。2か月間の滞在中に作品や絵画を創作し、滞在中に創作した作品をこの場所に多く残しました。1966年12月27日、ピカソの栄誉を称え正式にグルマルディ美術館からピカソ美術館として名前を変更。彼がまさにここで創作活動をしていたという臨場感の中、ピカソの鉛筆画、絵画、オブジェ、絵皿などさまざまな作品を見ることができます。現在のピカソ美術館には、彼の作品以外に他のアーティストたちの作品が屋内外に展示されています。
住所: Prom. Amiral de Grasse, 06600 Antibes
営業時間
・6月15日~9月15日: 10:00~18:00
・9月16日~6月14日: 10:00~13:00/14:00~18:00(会計は、各終了時間の30分前に閉まります。)
定休日: 月曜日、1月1日、5月1日、11月1日、12月25日
公式サイト(英語): https://www.antibesjuanlespins.com/en/discover/the-must-sees/picasso-museum
ペイネ美術館
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アンティーブの町の中心地、ナショナル広場(Place Nationale)の目の前には、パリ出身のイラストレーター「レイモン・ペイネ(Raymond Peynet)」氏の作品が多く展示されているペイネ美術館(Musée Peynet Et Du Dessin Humoristique)があります。1930年にパリの大手広告代理店でキャリアをスタートさせ、多くの商品パッケージや広告デザインを手掛け、後に独立してポスターのデザインや新聞の雑誌の挿絵を手掛けます。1976年からアンティーブに住み始めたペイネは、1988年アンティーブ市に268ものリトグラフ(平版画)を寄贈。翌年に同美術館がオープンしました。
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彼が創作した商品パッケージや、ポスター、新聞や雑誌の挿絵など、さまざまな作品を見ることができます。彼の代表作「ペイネの恋人たち」のデザイン画も多く展示され、メルヘンタッチのロマンチックなイラストから風刺画まで、彼の作風のバリエーションの豊かさに触れることができます。
住所: Place nationale, 06600 Antibes
参考
・アンティーブ観光局(英語)
・ジャウメ・プレンサ(Jaume Plensa)公式サイト(英語)
・ピカソ美術館(英語)
[photos by minacono, naococla, tiroIJP]
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