パスポートランキングとは?
ヘンリー&パートナーズ社では、国際航空運送協会「IATA(イアタ)」のデータに基づき、世界各国のパスポートの自由度を調査。
観光ビザなしで(あるいは到着時のビザ取得により)海外に渡航できる国が多い順に、パスポートをランク付けしています。対象となる渡航先は、227の国と地域 (※以下、「国」と表記)。今回お伝えするのは、今年の10月1日に発表された第4四半期のランキングです。
パスポートだけで行けない国もある!
海外旅行に欠かせないパスポート。ですが、パスポートだけでは入国できない国や地域もあります。その際に必要となるのが、「ビザ」という入国許可証です。
ワーキングホリデービザにビジネスビザ、リタイアメントビザなど、耳にしたこともあるのでは? これらは海外に長期滞在する際に申請するビザですが、ここで言うビザは、旅行者が観光を目的に入国するための観光ビザです。
申請費用やその労力を考えると、ビザなしで渡航できた方が断然ラク! つまり、ビザなしで行ける国が多いほど旅行の自由度が高いため、パスポートが持つ力は強いと言えます。
気になる日本の順位
日本のパスポートで渡航可能な国は、227カ国中190カ国。シンガポールと同率1位という結果になりました! 日本もシンガポールのパスポートも、世界の信頼度が高いのですね。
2位は韓国、ドイツ、フィンランドで、188カ国。3位はデンマーク、イタリア、ルクセンブルクで、187カ国。4位がフランス、スウェーデン、スペインで、186カ国。5位はオーストリア、オランダ、ポルトガルで185カ国。10位以内にランクインした32カ国中、22カ国がEU加盟国でした。
オマケ:国と地域って、どういうこと?
ところで、同社がカウントしている国と地域ですが、「世界にはそんなに多くの国があったっけ?」と思った方もいらっしゃるのではないかと思います。
地域というのは、例えば香港や台湾、マカオなど。中国、香港、台湾、マカオのパスポートは異なりますし、渡航できる国の数も中国(71カ国)、香港(168カ国)、台湾(145カ国)、マカオ(141カ国)と異なります。
世界で最も自由度の高い日本のパスポート。普段はあまり意識することがないけれど、海外の空港などで、その強さを実感することも。例えばどんなとき? 気になる方は「【世界のパスポートランキング 2019】日本の最強度がわかる体験談も」もあわせてどうぞ!
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