フランスといえば華やかで洗練された都市・パリのイメージではないでしょうか。
しかし、ヨーロッパ最大の農業大国という一面も忘れてはなりません。地方に行けば、普段着姿のフランスと出会えることでしょう。中でもブルゴーニュ地方の風景は、絵画のように美しく、ほのぼのとした魅力に溢れています。
ブドウ畑
ブルゴーニュと言えばワイン。あたりにはブドウ畑が広がり、四季折々の表情を楽しませてくれます。
ブドウ畑一帯は、サイクリングロードとしても観光客に人気のスポット。緑の空気を胸いっぱい吸い込んで、自転車で颯爽と駆け抜けていきたいものですね!
ブドウの収穫後、畑は紅葉の時期を迎えます。赤や黄色、オレンジが入りまじった畑はため息がでそうなほどきれいな景色です。
運河
ブルゴーニュに流れる運河は、昔から生活を支える貴重な水路として役割を果たしてきました。岸部には並木道が伸び、ゆったりと流れる水を眺めながら、のんびり散歩が楽しめます。
水と木々と空と。心をリラックスさせてくれる素晴らしい風景との出会いは、旅の喜びのひとつです。
史跡
ブルゴーニュでは、独特の瓦屋根がところどころで見られます。レトロな印象のひし形模様は、中世に存在した「ブルゴーニュ公国」の名残り。
ここホテル・デューは、当時のブルゴーニュ公国の宰相が、市民救済のために作ったホスピスです。生活に困っている人には無料で診察を行うなどして、「神の宿」とも呼ばれていました。
こちらはブルゴーニュ公国の貴族のお城、シャトー・ドゥ・ラ・ロシュポ。
ブルゴーニュの景色には、人を優しい気持ちにさせる不思議な力があるようです。肩の力を抜いて、ゆったりした気分で過ごしてみたいものですね。
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