お料理に利用したり、リラックスをする時に楽しんだり。
今や「ハーブ」は、私たちの生活にとても近い存在ですね。
その中でも、今回は、私たち日本人に古来から寄り添ってきた日本のハーブ、「和ハーブ」について、ご紹介したいと思います。
「身土不二」を知る
みなさんは「身土不二(しんどふじ)」という言葉をご存知でしょうか。この意味は、「人にとって、生まれついた土地・風土のものは、二つとなく自分の体に合うものである。」 という考え方。つまり、日本の風土に育ち、日本人が古くから活用してきたハーブ(=薬草)は私たち日本人に合うものだということ。是非、その価値を再発見し、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
和ハーブってどんなもの?
ハーブ(Herb)とは、ラテン語で草を意味する「Herba」という言葉に由来しているのだそうで、香りが高い、または薬効が高い植物のことを呼びます。ハーブは人間が品種改良を重ねて手間をかけて作りだしたものではなく、昔からその土地に自生する私たちの生活に役立つ野草のことを言います。
ハーブといえばなじみが深いのが、ローズマリー、タイム、ラベンダー、カモミール・・・などですね。
では、「和ハーブ」って、いったいどんなものなのでしょう。
実は、ワサビ、ウド、シソ、三つ葉、春菊、ユズ、ショウガ、クコ、トウガラシなど、とても身近なものが「和ハーブ」なのです。
体を温める和ハーブドリンクを作ろう
「和ハーブ」は、既に私たちの生活に深くかかわっているものなので、お料理にも取り入れやすいですね。まだまだ寒い季節。飲み物に和ハーブをプラスして、体をぽかぽかにしましょう!
牛乳200ml
しょうがのすりおろし 小さじ1
はちみつ お好みで
牛乳としょうがのすりおろしをお鍋で煮立たせ、カップに注いでお好みではちみつを入れてできあがり。ここに、紅茶、シナモンパウダー、カルダモンパウダーなどを入れるとインドのチャイ風になります。
ハーブと認識せずとも、日々の食事や柚子湯などで私たちの生活に欠かせない「和ハーブ」。
これからも日本という土地で育ってきたハーブを上手に活用していきたいものですね。
[和ハーブ協会]
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