ビールのおつまみにもお昼の定食としても、定番のコロッケ。ホクホクのじゃがいもにジューシーなひき肉、サクッとした食感は、いくつでも食べられそうな美味しさです。
西洋の食文化が到来した明治の幕開けと同時に、実は日本で誕生したもの。フランスの揚げ物「クロケット」がそのルーツともいわれています。
コロッケのような揚げ物は、ヨーロッパのみならず世界中で食べられています。そのひとつが「ファラフェル」と呼ばれる、ヒヨコ豆をベースにしたコロッケです。
ファラフェルとは?
中東や北アフリカを中心に世界中で親しまれている料理で、クミンやパクチーたっぷりのエスニックな味わいが魅力。肉不使用、また衣を付ける必要もないため、揚げ物とはいえヘルシーです。ファラフェルをレタスやソースと一緒にピタパンで包んだ「ファラフェル・ラップ」は、ケバブ店や中東料理を扱うフードコートの定番メニュー!
早速、作り方をご紹介しましょう。材料をフードプロセッサーにガガッとかけるだけなので、簡単にできますよ。
材料(直径4cmのもの約30コ分)
ヒヨコ豆…2カップ
玉ネギ…小1コ
パセリ…1/4カップ(刻んでおく)
パクチー…1/4カップ(刻んでおく)
にんにく…3かけ(みじん切りに)
薄力粉…1/2カップ
塩…小さじ1強
クミンパウダー…小さじ2
コショウ…少々
水…1/2カップ
サラダ油…適量
作り方:
1. ヒヨコ豆はよく洗ってからたっぷりの水に浸して一晩おく。時間がない場合は洗ったあとに熱湯と重曹大さじ1/2(分量外)をかけて1時間ほど浸してから使いましょう。
2. 水気を切ったヒヨコ豆とサラダ油以外のすべての材料をフードプロセッサーに入れて、全体がまとまるまでまわす。※クッキー生地のような固さが目安です。まとまらないようなら、薄力粉と水を少量加えてみてください。
3. 手鍋にサラダ油を熱し170〜180℃に温める。生地をスプーンで丸く形を整えながら、5〜6コずつ揚げる。両面がこんがりきつね色になればOK。
ポイントは「乾燥しているヒヨコ豆」を使うこと。水煮を使うと、揚げる時にぼろぼろになってしまいます。
本場ではタヒニソースという白ごまのペーストを添えて食べますが、塩を少々加えたギリシャヨーグルトにつけても美味しいものです。個人的には、ヨーグルトとシラチャソースの組み合わせが気に入っています。
いつものコロッケに新しいバリエーションがほしいときや、エスニックな味を楽しみたいときに試してみましょう!
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