鮮やかな「花手水」に思わずうっとり
(C)mayutsutsui
「岡寺」があるのは、石舞台古墳がある奈良県明日香村の近く。公共交通機関では、橿原神宮前駅からバスの利用が便利です。
岡寺と同じ名前の「岡寺駅」という駅もありますが、岡寺駅にはバスやタクシーが無く徒歩だと1時間近く山道を登っていくことになるそうなので注意してくださいね!
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入山料400円を納めて、いざ境内へ。
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境内に入ると、すぐに石楠花やダリアで埋め尽くされた花手水の姿が。
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フォトジェニックな花手水にシャッターを押す手が止まらなくなっちゃいます。ちなみに岡寺の境内に約3000株植えられている石楠花が、開花を迎えるのは4〜5月です。
見頃を迎えるGW中は例年多くの観光客で賑わうそうですが、筆者が訪れたのは12月初旬でも写真のように満開の花が手水舎を埋め尽くしていました。季節によって浮かべられる花の種類が異なるので、何度も訪れてみたくなりますね!
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境内には花手水だけでなく、至る所にカラフルな花の姿が見られます。
龍玉願珠に願いを込めて
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「岡寺」は、色艶やかな花だけでなく、日本で最初の厄除け霊場としても有名。別名、龍蓋寺とも呼ばれています。
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その昔、飛鳥の地を荒らしていた龍を義淵僧正が法力で、大きな石で『蓋』をした池の中に封じ込めて改心をさせたことから、「龍蓋寺」という名前が付いたのだとか。そのおかげで龍は改心し、悪龍の厄難を取り除いたことから「やくよけ信仰」が始まったとされています。
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そんな龍との深いご縁を持つ岡寺(龍蓋寺)では、龍が持つ「如意宝珠」になぞらえて「龍玉(りゅうぎょく)」と呼ばれる願い珠が売られていました。
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600円を納めて、筆者も1つ書いてみることに。願い珠の下から紙を取り出し、細長い紙に願い事を書いて、もう一度珠の中に入れて蓋をします。
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お願い事を書き終えたら、境内にある願いを叶える「もちの木」にぶら下げます。持ち帰ってお守りにすることも可能だそうなので、旅の記念や大切な人に買って帰ってあげても良さそうですね。
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岡寺は山と一体化したお寺などで、坂道もあり境内はとても広いです。花手水や鮮やかなお花を撮影したり、ゆっくり観て回ると1時間は必要かと思います。訪れる際は、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
フォトジェニックな「岡寺」は、女子旅にもぴったり。ぜひ、カメラ片手に訪れてみてはいかがでしょうか。
住所:〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡806
TEL:0744-54-2007
入山時間:8:00~17:00 (12月~2月 8:00~16:30)
入山料:大人400円、高校生300円、中学生200円(小学生以下は無料)
公式HP:http://www.okadera3307.com/