チューリップの魅力って?
花々が咲き乱れる春がやってきました。春の花と聞いてまず思い浮かべるのは桜ですが、チューリップも忘れてはいけません。カラフルで愛らしいチューリップの花を見ると、気分がウキウキしてきます。
青空に向かってのびやかに咲く姿を見ると心が躍りますし、
上から中を覗くと、思いのほか妖艶でドキッとします。
チューリップは気温によって開閉しますが、最後に花びらが開いたままタガが外れてべろりと垂れ下がるだらしない姿が目に入ると、見てはいけないものを見てしまったという背徳感があります。
一見かわいいのに、どこか妖しい。この植物が17世紀のオランダで「チューリップ狂時代」を起こしたのもなんとなく理解できるというものです。
多才な品種にも注目
チューリップは、色も形も実にバラエティ豊か。
先端がとがった品種もあれば、
八重咲で平たい形の物も。これはチューリップだと言われないとちょっとわかりませんよね?
花びらの端にフリンジがついている、凝った形のものもあります。
これなんかかなり前衛的です。半分緑色ですし、ろくに開いていません。「やる気出せ!」と花に向かって喝を入れたくなりますね。
チューリップが美しいスポット
チューリップは、広い敷地でなるべく多くの品種が見られる場所に行くと感動します。チューリップといえば富山県が有名ですが、関東にも広大なチューリップ畑を見られるスポットがあります。
【佐倉ふるさと広場】
風車とチューリップ畑が印象的。関東最大級となる、68種類約70万球のチューリップを鑑賞することができます。2015年は4月4日~26日に、佐倉チューリップフェスタが開催されます。
【横浜公園】
横浜スタジアムのある公園で、69品種約16万球が植えられています。山手公園について、横浜では二番目に古い公園です。
【昭和記念公園】
約120種9万球のチューリップを見ることができます。絨毯のように美しく植えられたチューリップ畑とせせらぎとの組み合わせも素敵です。
チューリップ畑の全景を俯瞰するのもよし、ひとつひとつの花をじっくり鑑賞するのもよし。色とりどりの花の前で、時を忘れてしまいそうです。
[Photo by Shutterstock.com]