イタリアの初夏は日本より気温が高く、夏がすぐそこまでやってきている事をひしひしと感じる毎日です。
イタリアは、一年を通して大人気の観光地ですが、これからの温かい季節、やっぱりおすすめなんといっても南イタリア。真っ青な空、ギラギラに輝く太陽、野菜たっぷりのおいしいご飯が元気をくれます。今回は、以前にも紹介した事のある南イタリアに位置するシチリア島の様子をお届けすると共に、旅を楽しむヒントを紹介したいと思います。
歴史ある州都、パレルモ
シチリアの州都、パレルモはとにかく活気にあふれた街。ローマ帝国を始め、イスラム、スペインと様々な文化の影響を受けた名残が色濃く残り、歴史ある建物はまさに圧巻の一言。今回は訪れる事ができませんでしたが、8000体ものミイラが眠るパレルモ一ミステリアスな場所、カタコンベなど少しマニアックな場所も存在します。
地元の人たちも、陽気でおしゃべりな人が多いです。
魚好きにはたまらない場所
イタリア本土の南部を訪れた事もありますが、シチリアの物価の安さにはただただ驚くばかりでした。野菜やフルーツが安いのはもちろんの事、近海で漁れる新鮮な魚もびっくりするような安さで購入できます。キッチン付きのお部屋を借りられる方には、ぜひマーケットで魚を買って調理を楽しんでもらいたいなと思います。
また、日本ではお寿司として食べる事が多いウニも、イタリアのセンスにかかればおいしいスパゲッティになります。シチリアで食べたウニとエビのスパゲッティは絶品でした。
主要な移動手段はバス
シチリア内も電車は走っていますが、遅延が多く、地元の人をはじめ観光客はバスを利用する事が多いです。こちらのバス会社などを利用して、シチリア全土をまわる事が可能です。値段もとってもお手頃価格ですよ。
ただ、バス停のサインが分かりにくかったり、何かとスムーズにいかないことがありますので、早め早めの行動を心がけてくださいね。
シチリアの治安事情
シチリアの生活水準は、イタリア北部に比べてはもちろんの事、本土の南部の地域に比べても低いという事が言えます。殺人事件などの重犯罪率はまだまだ低いイタリアですが、スリやひったくりには要注意。
シチリアの中でも、場所によりますがバッグは肩掛けのものを使用する、お財布はチェーンにつなぐなど工夫する事が大事かと思います。また、スクーターが普及しているイタリアでは、歩道を歩いていてもスクーターに乗った人が歩行者のカバンをひったくるというケースが多発していますので、くれぐれも気をつけてください。
太陽を浴びてリフレッシュ
シチリアの魅力はなんといっても、どこまでも広がる青空、そして透き通った海。まさに地中海の魅力がつまった島です。観光スポットを訪ねる一方で、何もせずボーッと太陽の下海を眺める時間も最高に贅沢なひととき。
歴史、自然、食、どれをとっても「宝庫」という言葉がぴったりのシチリアから現地レポートでした。
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