ホテルの豪華な朝食ビュッフェに、ジューシーなお肉が心ゆくまで堪能できる焼肉バイキング。好きなものを好きなだけ食べられる食べ放題は楽しいですよね。
一方で、「食べ放題に行った後は、体重が気になる」という声も聞こえてきそうですが、食べ方をわきまえれば太る心配はありません。ただし、足を運ぶ頻度は1〜2カ月に1回程度にしましょう。
いくつ当てはまる? 食べ放題の弱点ポイント
まずは、ご自身の食べ放題スタイルのチェックから。
1. 食欲旺盛な人と一緒に行くことが多い。
2. 朝食やランチビュッフェよりも、夜のビュッフェに行くことが多い。
3. なるべく料理の近くの席に座りたい。
4. 目に入ったものを手当たり次第食べてしまう。
5. お腹がいっぱいでも、元を取るために頑張って食べる。
当てはまるものはありましたか? マルの数が多いほど太りやすい傾向にあるので、チェックが入った点を克服するようにしてみては。
1番から順に解説していくと「私たちの食べる量は、一緒に食べる人や環境によって左右される」ので、大食いの人と一緒に行くのはちょっとキケン。2番は、朝・昼はエネルギー消費量の多い時間帯ですが、食べて寝るだけの夜は脂肪になりやすいだけでなく、胃もたれの原因に。3番は「料理の近くに座ると、無意識のうちに取り過ぎてしまう」、4番・5番は「太りやすい人にありがちな傾向」のため注意が必要です。
太りにくい食べ方をするには?
どんな食べ放題を選ぶかにもよりますが、焼肉でもケーキ食べ放題でも、バランスの良い食べ方を心がけましょう。
例えば焼肉の食べ放題なら、ナムルやキムチに積極的に箸をつけるようにして、スープやクッパなどをオーダーしておきます。焼肉はお野菜をたっぷり摂るチャンスでもあります。いざ、焼肉がスタートしたらサンチュで巻きながらいただくようにしましょう。肉だけに偏らない、バランスのよい食べ方ができます。また水分を多くとることで、お腹もいっぱいになります。
元を取る以上の満足感を得るコツ
品数がたくさん並ぶ食べ放題の場合には、目に入ったものから食べるのではなく、まずは会場をぐるりと一周して、どんなメニューがあるのか把握。そして前菜、メイン、デザートの順にお皿に盛りつけるようにします。つまり、一皿食べ終わるごとに料理を取りに行く(=合計3回)のです。
このときのポイントは、出来立てのものやレストランで食べたら高そうなものを選ぶこと。少量しか残っていないグラタンや肉料理などには手をつけず、新しいものが運ばれるタイミングを見計らって熱々のところをいただきます。ステーキやローストビーフ、鮮魚やロブスターなどは、メイン料理を取る際に外さないようにしましょう。
もうお分かりですね! 食べ放題で元を取るコツは、量ではなく質というわけ。また、バランスよく食べられるので、太りにくい食べ方でもあります。
次回食べ放題へ行く際には、覚えておいてくださいね。きっといつも以上に満足度が高く、カロリーを抑えた食べ方ができるはずですよ。
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