通年でスノースポーツが楽しめる「ティトリス山」
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中央スイス地方の人気リゾート地で、アルプス山脈の一部をなす「ティトリス山(Mt.Titlis)」。夏は中腹付近で花を眺めながらハイキングを満喫できるほか、山頂付近には万年雪や氷河が残っているので、通年で雪景色を楽しめます。冬はスキーやスノーボードなど、ウィンタースポーツが人気ですが、麓の町からロープウェイを乗り継いで山頂まで行けるので、スポーツをしない方でも気軽に絶景を楽しむことができますよ。
スリル満点!ヨーロッパ最高地点に架かる吊り橋「ティトリス・クリフウォーク」
ロープウェイの山頂駅「クライン・ティトリス」駅近くにあるのが、ティトリス山で有名な絶景スポット「ティトリス・クリフウォーク」。こちらは、ティトリス山を運行するロープウェイの第1区間の開通100周年を記念し、2012年に建てられた吊り橋です。
標高3,041メートル地点、ヨーロッパで最も高い場所にあるという幅1メートルの細い吊り橋。長さは100メートルと、さほど長くありませんが、渡りきるには時間がかかりそうな緊張感のあるスポットです。眼下にはティトリス山の南壁が見え、遠方にアルプス山脈の壮大なパノラマを楽しめるので、勇気をもってぜひ体験したいところ。悪天候を除いて、通年でオープンしています。
360度の景色を堪能できる回転式ロープウェイ「ロッテール」
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麓の町「エンゲルベルク(Engelberg)」からティトリス山頂駅までを結ぶ2つのロープウェイのうち、中腹駅「スタンド」からティトリス山頂までの第2区間目を運行しているのが、回転式ロープウェイ「ロッテール(Rotair)」。80人乗りの大きなロープウェイは、ゆっくりと回転しながら高低差600メートルの距離を約4分間で進みます。アルプス山脈の大絶景のパノラマを余すところなく楽しめそうですね。
歴史古い修道院がある美しい町「エンゲルベルク」
ティトリス山の観光拠点となる町が、標高1,015メートル地点にある「エンゲンブルク(Engelberg)」です。「天使の山」という意味の名が付いたこの町は、かつては独立した国家として修道院を中心に発展してきました。現在も、修道院ではチーズ作り見学やパイプオルガンの演奏会を実施しています。山々に囲まれた谷間に佇むスイスならではの、のどかな風景に囲まれた小さな町で、のんびりした滞在が叶いそうですね。
【エンゲルベルク(Engelberg)】
アクセス(電車):ルツェルン(Luzern)からエンゲルベルク(Engelberg)まで約45分
2021年、冬のティトリス
2021年1月12日現在、ティトリス山スキー場のゲレンデは、ソーシャルディスタンスやマスクエチケットなど規定を設けながらオープンしています。レストランのイートインは営業していませんが、テイクアウトのみ可能です。
スイス・アルプス山脈の大絶景を楽しめる「ティトリス山」。ちょっとしたスリルを味わいながら、さまざまな角度から万年雪が積もった偉大な山の景色を楽しめそうです。訪れる際は、山々に囲まれたスイスらしいかわいい町も立ち寄りたいですね。
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minacono ライター
日本とカナダで観光業界に勤務。旅行会社、現地ツアーオペレーター、航空会社、観光局、いろんな分野で旅と関わってきました。現在はフランス在住。美味しい食べ物とお酒がうまく出会った時すぐ感動する。犬好き。でも猫みたいな性格に憧れる。
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