どこが違う?「辛ラーメンブラック」とは?
「辛ラーメン」は韓国の農心が製造販売するインスタントラーメン。茹でてもコシがある太めの麺が特徴で、それに唐辛子を使ったうま辛いスープが絡まり、クセになる味で人気です。屋台料理などにもメニューがあり、韓国では国民的人気のラーメンです。
赤いパッケージの「辛ラーメン」はコンビニを含め日本でもすぐ見つけられることができますが、実は「辛ラーメンブラック」という種類もあるのです。「ブラック」って普通の辛ラーメンとどう違うの?ということで、早速比べてみましょう。
農心の公式サイトによると、「辛ラーメンブラック」は、「“特製辛味スープ”と“特製豚骨スープ”のW(ダブル)スープで、コクのあるマイルドな「辛ラーメン」」なのだとか。「辛ラーメンブラック」のパッケージの裏にもその秘密が書かれています。Wスープのほかにも、大きめにカットされた具材も特徴のようですね。
パッケージの中身を確認してきましょう。内容は、麺、かやく、スープが2種類です。裏面に書かれていた通り、通常の辛ラーメンにも使われている辛いスープと、それに加えて特製豚骨粉末スープが入っています。これが「辛ラーメンブラック」の一番大きな特徴になります。
早速、アレンジなしでパッケージに書かれていた通りに調理してみました。豚骨スープとのミックスなので、スープの色がいつもの辛ラーメンよりは赤くないような気がします。かやくもパッケージに書いてあった通り、通常の辛ラーメンよりも大きめです。
実際に食べてみると、麺は通常の辛ラーメンと変わりはありませんが、スープがまろやか!豚骨スープが加わるだけで、辛味も緩和されています。コクや深みも感じられます。日本人ならブラックのほうが食べやすいと思います。また、かやくも思った以上に大きく、食べ応えがありました。
では、早速筆者が考えたアレンジレシピを紹介します。今回は韓国の食材を使ったアレンジを3点考えてみました。
<レシピ1>キムチチゲ用ツナ
韓国には普通のツナ缶以外に、キムチチゲ用の辛いツナ缶があるんです。味がしっかりついており、もちろん辛い。いつものツナじゃ面白くないので、こちらをトッピング。ツナに味がついいていて、まろやかなWスープにはぴったりでした。今回は入れませんでしたが、チーズを入れてもいいかも。
辛ラーメン:1袋
キムチチゲ用ツナ缶:1缶
ネギ:好きな量で
<レシピ2>韓国餃子(マンドゥ)
韓国ではインスタントラーメンに餃子(マンドゥ)をトッピングすることも多いとか。丸い形をした韓国の餃子は「マンドゥ」と呼ばれていて、具材がたっぷり入っています。ラーメンを作る際に冷凍餃子を一緒に茹でるだけ。スープの味がしっかりついて、おいしくいただけます。もちろん、日本の餃子でもOKです。
辛ラーメン:1袋
冷凍韓国餃子(マンドゥ):4個
ネギ:少々
<レシピ3>ラッポッギ風
「ラッポッギ」というのは、ラーメンとトッポッギを合わせた料理のこと。韓国の屋台料理トッポッギと辛ラーメンブラックを合わせてみました。トッポッギ用の餅「トック」や、トッポッギのたれは韓国スーパーなどで入手できますが、餅を切ったものなどや、材料に書かれた調味料で代用してもいいと思います。筆者はトッポギのたれをあまり使わなかったので薄味になってしまいましたが、たっぷり使ったほうがおいしくできそうです。かなりボリュームが出るので、1袋で2人分作れます。
辛ラーメンブラック:1袋
トック(餅):150g程度
玉ねぎ:1/6個
トッポギのたれ(辛さを見て入れる量を調節してください)
・コチュジャン:大さじ2
・しょうゆ:小さじ1
・料理酒:小さじ1
・砂糖:小さじ2
茹で卵:1個
1:フライパンに水650mlとトッポッギのたれを入れて沸騰させる
2:沸騰したらトックとスライスした玉ねぎとスープを入れて煮込む。
3:トックに味がしみ込んできたら、麺を5つくらいに割って投入し、レシピ通りに作る
4:最後に茹で卵をトッピングして完成
いろんなトッピングでおいしく食べてみよう!
豚骨スープのコクと旨味が特徴の「辛ラーメンブラック」。通常の「辛ラーメン」よりもまろやかな味なので、あの辛さが苦手だった方はぜひ試してみてほしいです。今回紹介したアレンジ以外にもトマトを入れてイタリアン風にしたり、豆乳とごまで坦々麺風など、自分がおいしく食べられるアレンジを探してみてくださいね。
https://www.nongshim.co.jp/lineup/lineup01_05.html
[All Photos by Kaori Simon]
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