「前にもここに来た事があります」
タクシーの運転手さんや町で出会った見知らぬ人に「この町に来るのは初めて?」と聞かれてつい「はい、そうなんです!」と答えていませんか? その土地に不慣れな旅行者だとわかると、詐欺やぼったくりの標的にされる確率も高くなります。例え初めて来た町であっても「前にも来たことがあります」や「友達がここに住んでいるんです」と“町について知っています”感をアピールしましょう。
「彼氏がいます」「結婚しています」
女性の一人旅のお守りといえば婚約指輪や結婚指輪! 本当に婚約・結婚していなくても、彼氏がいなくてもいいのです。お守り代わりにお気に入りの指輪を左手の薬指にはめて旅に出ましょう。旅先でしつこく言い寄ってくる男性をうまくかわす心強いお助けアイテムになってくれます。猛アタックしてくる男性がいたら指輪を見せながら「婚約しているの」や「結婚しているの」と一言伝えて。指輪を身に着けていることで信憑性が増し、きっとすぐにあきらめてくれますよ。
「あれ・・・ホテルの名前なんだっけ?」
見知らぬ人から「どこに泊まっているの?」と聞かれても、宿泊場所を安易に教えないで。ヘタをすると滞在中ずっとつきまとわれるストーカーまがいの被害に遭いかねません。知り合ったばかりの人に宿泊場所を尋ねられても「あれ・・・ホテルの名前なんだっけ?」と覚えていないふりをして、言葉を濁しましょう。携帯電話の番号など、連絡先も同じです。個人情報や滞在先などは、絶対に簡単に教えないように心がけてくださいね。
「友達と旅行しているの」
特に女性が一人で旅をする場合、身の安全のためにも一人旅であることを簡単に明かさないようにしましょう。「一人?」と聞かれても、必ず「はい」とは答えないこと。「友達と旅している」や「この町に住んでいる友達を訪ねに来た」などと答えて、決して一人で旅していることを伝えないように心がけましょう。もし、しつこく付きまとってくる人がいたり、後をつけられているように感じたら、携帯を取り出して「もうすぐ着くよ」「今から向かうね」など、知り合いに電話をしてるふりをして足早に立ち去りましょう。
「アレルギーなんです」「苦手なんです」
食べ物やお土産など、何かをしつこく押し売りされそうになった時は「アレルギーなんです」「苦手なんです」とやんわりと断りましょう。そうすれば相手を無用に傷つけることなく上手に断ることができますよ。ですが、あまりにもしつこい場合はやんわりと断り続けるのではなく、毅然とした態度で「必要ありません」と強く断りましょう。
「急いでいます」
押し売りでも、ナンパでもしつこい相手の話は立ち止まって耳を傾けてはいけません。「人と待ち合わせていて、急いでいるんです」と、時計をちらちら見ながらその場を足早に立ち去りましょう。「ちょっとだけでもいいんです、話を聞いて・・・」なんて言われても、情けは無用。あなたの優しさにつけこまれないよう、心を鬼にしましょう。
「今晩出発します」
特にナンパ目的であなたにしつこく言い寄ってくる相手には「いつまでこの町にいるの?」と聞かれても、滞在日数を伝えないで。そんな相手には「今晩出発します」「明日の朝発ちます」など、その場所での滞在時間がもう残りわずかだということを伝えましょう。正直に「あと3日いる予定です」なんて答えてしまうと「じゃあ、明日のお昼に食事でも」なんて、しつこく誘われて面倒なことになってしまうかもしれませんよ。
「ノー・イングリッシュ」
話しかけられた瞬間から「あ~、この人なんだか面倒くさそうだなぁ」とピンときたり、明らかにナンパ目当てで近寄ってくるような人には、話しかけられても「ノー・イングリッシュ!」の一点張りで押し通しましょう。相手に少しでも言葉が通じることが伝わると、しつこく付きまとわれる可能性があります。
自分はスキがないつもりでも、ナンパに限らず何故かいろんな相手が寄ってくる・・・それはきっと、あなたが心優しい女性に見えるからです。自分自身を守るためにも、せっかくの楽しい旅を台無しにしないためにも、旅先で出会う人すべてに優しく接する必要はありません。あまりにもしつこい相手には、へらへら笑って誤魔化そうとするのではなく、毅然とした態度でびしっとはねつける強さも時には必要です。
以上をヒントに、安全な一人旅を楽しんでくださいね!
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