【日本三大庭園】幻想的な紅葉ライトアップ、この秋行きたい「兼六園」

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Sep 23rd, 2015

北陸新幹線開業で、石川県金沢市には連日多くの観光客が訪れています。その金沢観光の目玉とも言える場所が日本三名園の1つ、兼六園になります。

日本三大庭園の兼六園で行われる紅葉のライトアップを観に金沢へ

そこで今回は石川県観光連盟などの情報を参考に、秋にもまた格別の美しさを楽しませてくれる兼六園の魅力をまとめます。

「まだ、金沢行ってないな~」という人は、紅葉の時期を目掛けて足を運んでみるといいかもしれませんね。

兼六園は桂坂口から入って霞ヶ池へのルートがお勧め

日本三大庭園の兼六園で行われる紅葉のライトアップを観に金沢へ

兼六園は金沢市の中心部、金沢城公園とお堀通を挟んで向かいにある広大な庭園です。北陸新幹線の停車駅、金沢駅からはバス、タクシーで10分ほどの距離。秋に訪れると園内の常緑樹とのコントラストが美しい、計算された庭園の紅葉を楽しめますので必見です。

特にお勧めは「兼六園下」のバス停を降りてから、紺屋坂の急斜面を上り、桂坂口で入場料を払って園内に向かうルート。兼六園に入るまでに金沢城公園へと続く石川橋も見られますし、桂坂口周辺に並ぶ見城亭、蓮菜堂、万清亭など古都金沢らしい茶屋や土産物屋の景観も楽しめます。

日本三大庭園の兼六園で行われる紅葉のライトアップを観に金沢へ
(C) 石川県観光連盟

桂坂口から園内に入り正面の緩やかな坂道を登ると、兼六園で最も大きな霞ヶ池に出られます。池越しに内橋亭の建物や蓮菜島を眺められる園内一の絶景スポット。その水辺からは池の周辺や蓮菜島に植えられたモミジなどの紅葉も楽しめます。

兼六園は夜のライトアップも美しい

日本三大庭園の兼六園で行われる紅葉のライトアップを観に金沢へ
(C) 石川県観光連盟

昼間の兼六園も美しいですが、夜のも独特の魅力があります。常緑樹の中にモミジなどの紅葉が点在すると語りましたが、夜は常緑樹の中に点在する紅葉をピンポイントでライトアップしていますので、園内は光と闇の陰影が美しい空間に様変わりします。

日本三大庭園の兼六園で行われる紅葉のライトアップを観に金沢へ

冬の雪深さでも有名な北陸ですが、木の枝が雪の重みで折れないように、毎年縄で樹木を守る雪吊りが行われます。秋冬はその雪吊りもライトアップされていますので、太平洋側ではなかなか見られない景観も楽しんでください。

紅葉が最盛期の11月下旬には、ライトアップされた兼六園で尺八の演奏などを楽しめるイベントも開催されます。ぜひともチェックしてみてくださいね。

以上、秋の紅葉が美しい金沢の名園、兼六園について紹介しましたが、いかがでしたか? 兼六園は単に眺めるだけの庭園ではなく、回遊式といって歩いて周って楽しめるように作られています。

ぜひとも今年の秋は、自分の足で園内の玉砂利を踏みしめながら、兼六園の紅葉を見て回ってくださいね。

[ほっと石川旅ネット]
[Photo by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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