日本人には知名度が低いかもしれませんが、ネパールの南部にルンビニという町があります。
インドとの国境近くで周辺は広大な農村地帯になっていますが、この町は狭義の意味での仏陀(ぶっだ)であるゴータマ・シッダールタが生まれた場所として、世界中から多くの人が押し寄せる聖地であり世界遺産認定の観光スポットになっています。
そこで今回はネパールの公式観光サイトなどを参考に、ルンビニの魅力をまとめたいと思います。熱心な信者でなくても何かを感じられる場所ですので、ぜひともチェックしてみてくださいね。
ルンビニは仏陀(ぶっだ)生誕の聖地で世界遺産にも認定される観光地
ネパールとはそもそもインドの右上に“ふた”のように横たわっている国で、北部にはヒマラヤ山脈を挟んで中国(チベット)が広がっています。
同国はヒマラヤ山脈の横たわる山岳エリアと、首都カトマンズなどがある高地エリア、さらにはインドとの国境近くに広がる平原エリアの3つのゾーンから成り立っており、ルンビニはインド国境近くの平原にあります。
仏教の開祖が生まれた聖地として知られており、世界遺産にも登録されるネパール有数の観光地です。信者はもちろん、世界各国から敷地内の仏教建築群を目当てに一般観光客が訪れており、まれに日本人も見受けられます。
仏教建築群の周辺には和室を完備したホテルもありますので、インドやネパールなどの旅行中に日本が恋しくなったら、畳のあるJapanese styleの部屋を予約して宿泊し、そのホテルを拠点に寺院巡りを楽しんでみてください。
日本とは異なるお寺の雰囲気が異国を感じさせてくれる
ルンビニ観光は基本的に、仏陀(ぶっだ)生誕の地として整備されている広大なエリアに並ぶ仏教建築群を見て回るプログラムになります。各国の仏教建築物が釈迦牟尼(しゃかむに)生誕の聖地に林立していますので、そのバラエティー豊かな建築様式を眺めてみてください。
仏教のお寺というとある程度日本人には共通のイメージがあるはずですが、ルンビニにはデザインの大きく異なる仏教建築が並んでいます。アジアを中心に世界各国から集まる信者の姿もさまざまですので、いい意味でのカルチャーショックを受けられるはずです。
仏教寺院に宿泊するプランもありますので、世界各国から来た人々と仏教に対する印象の違いや、逆に共感しあえる部分を語り合ってみても面白いかもしれませんね。
ちなみにルートとしてはネパールの首都カトマンズから飛行機で最寄りのGautam Buddha Airportまで行き、そこからタクシーで向かってください。空港からは15分ほどで行けますので、比較的辺地にありながら足を運びやすい観光地と言えるかもしれません。
以上、釈迦牟尼(仏陀)生誕の地であるルンビニについて簡単にまとめました。ネパールは他にも見どころ満載ですので、他の観光地と併せて足を運んでみてくださいね。
[World Heritage Sites – NEPAL.GOV.NP]
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