「白髪」は白くない!?
黒い髪の毛の人が多い日本では、白髪が増えてくるととても目立ち気になる人も多いでしょう。白髪は、白い髪の毛なのでwhite hairと言いたくなりますが、英語ではgrey hair(グレーの髪の毛)と言います。
例)I have some grey hair near my forehead.
おでこの近くに白髪があります。
I haven’t seen him since pandemic started, he has gone grey.
パンデミックの開始ごろから会ってなかったけど、彼、白髪が増えたね。
「白髪が増える、白髪頭になる」は、go grey もしくはturn greyと言います。
もともと地毛が黒っぽい人は、白髪が増えるとグレーに見えるというのは納得できますが、ブロンドや薄い茶色の髪の毛の人が白髪になると、どちらかというとより金髪、または黄色がかかって見え、灰色とはほど遠い場合も「白髪=grey hair」を使います。
また、「白髪染めをする」と言いたいときはdye(染める)を使います。
例)My mom dyes her my hair once a month.
母は髪染め(白髪染め)を1カ月に1度します。
紅茶は黒!
日本で紅茶は「紅」のお茶という認識が一般的ですが、紅茶の本場イギリスでは紅茶の色には「黒」が使われます。ミルクティーで飲む人が多いイギリスでは、かなり濃いめに紅茶を入れるので、見た目がかなり黒に近い濃い茶色をしているからのようです。
また、ミルクや砂糖なしのストレートで飲みたいときには、「ブラックコーヒー」に似た感覚で「ブラックティー」と表現する人もいます。
例)How would you like your tea, with milk and sugar?
紅茶にミルクと砂糖はどうしますか?
Black tea is great, thanks.
そのままでいいです。ありがとう。
目の色でよく聞くHazel(ヘーゼル)って何色?
海外では、目の色や髪の毛の色で人を表現する習慣が現在も残っています。よく聞く目の色は、日本人にも多いこげ茶はdark brown、茶色はbrown、青はblue。
そして、もうひとつhazel(ヘーゼル)という色があります。ヘーゼルナッツのヘーゼルですが、これって何色?
「ヘーゼル色の目」とは、茶色や緑、黄色が混ざった色の目を言います。光の加減で目の色がより緑ががかってみえたり、黄色っぽく見えたりと、色が変わることが多く魅力的という人もいます。
信号は何色?
日常生活で日々何度も目にする信号機。「青だから渡ろう」「黄色になっちゃう!」のように信号機の色を口にする機会も頻繁にあります。
イギリスでは信号の色はred(赤)、green(青)、amber(黄色)と、見た通りの色を使います。青信号も実際は緑ですし、黄色もどちらかというと橙色のためamber(琥珀色)と表現します。
例)Watch out! It’s not green yet.
気を付けて! まだ、青信号になってないよ。
日本語では当たり前でも、英語では微妙に違う色について紹介しました。青信号はgreen(緑)のように、言われてみれば納得のものから、白髪はどう考えても白でしょ、というものもあって、比べてみると楽しいですよね。
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