赤・青・黄・白・グレー!九州で巡る「カラフルな温泉」たち

Posted by: ひらいみか

掲載日: Jan 31st, 2014

【温泉大国】九州で巡る「カラフルな温泉」たち

冬のお出かけの醍醐味である温泉。泉質、ロケーション、宿の雰囲気…選ぶ基準は色々ありますよね。

温泉大国として名高い九州地方には多種多様な温泉が点在していますが、今回注目したいのが「色湯」。乳白色はもちろんのこと、青、黄、緑に赤まで! 数ある温泉の中から、ほんの一部をご紹介します。

【ブルー】熊本県・わいた温泉郷「豊礼の湯」

【温泉大国】九州で巡る「カラフルな温泉」たち

山々に囲まれた大自然の中に湯煙が立ちのぼり、はげの湯・岳の湯・山川・麻生釣・地獄谷・鈴ヶ谷といったいくつもの温泉が密集する「わいた温泉郷」。その中の一つ、岳の湯温泉にあたる「豊礼の湯」は100%天然自噴のコバルトブルーの湯が特徴です。

わいた温泉郷でのお楽しみの一つは「コイン式」のお風呂であること。入浴料分のコインを入れると新しいお湯がドバドバ注ぎ込まれ、いつでも新鮮な温泉が楽しめます。

[豊礼の湯・豊礼の宿」公式サイト]

【グレー】熊本県・地獄温泉「清風荘」

【温泉大国】九州で巡る「カラフルな温泉」たち

濃厚なグレーの湯が特徴の「清風荘」。お風呂の底からボコボコと沸く硫黄泉は万病に効くと言われており、古くから湯治場として栄えています。

男女混浴ですが、泥のように色が濃いお湯なので体が透けて見えることはありませんし、女性専用の時間も設けられています。野趣溢れる独特の雰囲気を持っています。

[地獄温泉 清風荘]

【レッド】大分県・別府温泉郷「血の池地獄」

【温泉大国】九州で巡る「カラフルな温泉」たち

【温泉大国】九州で巡る「カラフルな温泉」たち

日本一の源泉数を誇る別府温泉郷。その数は日本の源泉の10本に1本が別府にあると言われているほど。

別府温泉郷を楽しむならば外せないのが「地獄巡り」です。9つある地獄にはブルーの「海地獄」、乳白色の「山地獄」など彩り豊かな湯が揃いますが、注目は赤い湯の「血の池地獄」。その名が表す通り鮮やかな色合いで、地獄としては日本最古と言われています。

[別府 血の池地獄 公式サイト]

【イエロー】大分県/筌の口温泉「新清館」

【温泉大国】九州で巡る「カラフルな温泉」たち

【温泉大国】九州で巡る「カラフルな温泉」たち

発見は1625年と古く、その成分から湧いた直後に湯は黄色に変化し、タオルまで染まるほど!含芒硝重炭酸土類泉で神経痛に良いと言われています。周囲は緑に囲まれ、まさに「秘湯」イメージそのもの。

筌の口温泉がある「九重町」は周囲にも様々な温泉が点在しているので時間を充分に取り巡ってみると個性的な温泉に出会えて楽しいです。

[旅館 新清館]

【ホワイト】長崎県・雲仙小地獄温泉「国民宿舎 青雲荘」

【温泉大国】九州で巡る「カラフルな温泉」たち

【温泉大国】九州で巡る「カラフルな温泉」たち

雲仙普賢岳のふもとに湧く小地獄温泉。単純硫黄泉で弱酸性の湯は、化粧水や人の皮膚と同じ成分を持つことから「美肌の湯」としても人気です。湧出直後は透明ですが空気に触れてやがて乳白色に変化します。

露天、内湯、貸切風呂、すべてが源泉かけ流しの湯が楽しめる「国民宿舎 青雲荘」。この源泉、実はハート型をしていて希望者は見学もOK。カップルや夫婦で訪れた方におすすめです。

[雲仙小地獄温泉 青雲荘]

紹介した以外にも、九州にはグリーンやブラックなどカラフルな温泉がまだまだあります。次回の「色湯」記事をお楽しみに!

PROFILE

ひらいみか

Mika Hirai ライター

ツアーディレクター、旅行情報誌の編集者を経て2011年に渡米。現地タウン誌の編集者として働いた後フリーランスに。仕事・プライベートで訪れた観光地は数知れず。現在はサンフランシスコ郊外在住。

ツアーディレクター、旅行情報誌の編集者を経て2011年に渡米。現地タウン誌の編集者として働いた後フリーランスに。仕事・プライベートで訪れた観光地は数知れず。現在はサンフランシスコ郊外在住。

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