
開湯1300年、文人にも愛された山代温泉

僧行基により発見されたと伝えられる山代温泉。街の憩いの場ともなっている公衆浴場「総湯」の売店では、やましろ名物「温泉たまご」を買うことができます。

ショーケースを見ると、個包装で箱入り。赤玉と白玉とあり、6個入り、10個入り、15個入り、20個入りと詰め合わせは各種あるので、ニーズにあわせて選べますね。常温での日持ちは製造から約2週間です。
貼り紙には、“「温泉たまご」は芒硝泉63℃の源泉掛流しの中に約八時間つけますと、芳しい香りがほのかにして、白身は柔らかく黄身がほどよく堅く、温泉成分がしみ込み、風味ある美味しいたまごになり自慢の逸品です。”と書いてあります。これは気になりますね〜ぜひ食べてみたい!
※芒硝泉とは硫酸塩泉のこと。

「温泉たまご付きソフトクリーム 」(税込360円)なんていうものもあります。たまごとソフトクリームを混ぜながら食べるのだそうです。一体どんな味になるのかしら・・・フレーバーは、バニラと抹茶。
イートインもOK!やましろ名物「温泉たまご」

店内に入ってみると、立ち食い温泉たまご「白玉子」(税込75円)「赤玉子」(税込90円)もありました。容器に入れてお出汁もかけてもらえます。これなら、どちらが好みが確かめられますね。カロリーは、赤玉子は88kcal、白玉子が86kcalです。

売店では温泉卵のほかにも、飴やパン、マスクなどお土産や軽食、雑貨などが販売されていました。

立ち食いと書いてありますが、座っていただけるスペースもあるので、お風呂上がりに、散策の休憩に、ゆっくりいただくことができます。筆者も早速、「白玉子」と「赤玉子」を食べ比べしてみたいと思います。
実食!立ち食い温泉たまご「白玉子」「赤玉子」食べ比べ

さて、味の違いがわかるかな?左が「白玉子」、右が「赤玉子」です。見た目はあまり違わない。

断面をチェック。トロリと溶け出る黄身を想像していましたが、意外と中は堅めです。そういえば、説明にも“黄身がほどよく堅く”と書いてありました。黄身の色味も、白玉と赤玉でそんなに変わらないように見えます。

こちらは赤玉。いただいてみると、見た目からの想像通り、濃厚な黄身の風味がじんわり口いっぱいに広がります。つるんとした白身がお出汁に絡んで、絶妙な味わい。源泉に8時間浸けたからでしょうか、どことなく家で作る温泉卵より滋味深いような感じがいたします。
対する白玉も黄身の色味は濃厚なんですが、味わいは赤玉に比べるとさっぱり。筆者は白玉子の方が好みでした。
たまらなくかわいい箱入りの「温泉たまご」

お土産用には、さっぱり風味の「温泉たまご(白)6個入り 税込550円」を買ってみました。

包み紙に入った「温泉たまご」が6個並ぶ様子は、なんだかかわいい。

個包装を開けると、さらに容器に入っていました。

シンプルなパッケージですが、丁寧に包まれていることが伝わってきます。温泉卵というと、パックやネットに入っていて、ちょっとお土産としてはカジュアルなイメージがありますが、こんなパッケージなら、自信を持って渡せます。

©︎Chika
風味満点、パッケージもかわいいやましろ名物『温泉たまご』。手軽で誰にも喜ばれる山代みやげとして親しまれているというのも納得です。
ちなみに、なるべく荷物を減らしたいという人は、加賀温泉駅の売店でも「温泉たまご(白)」が6個入り 税込626円、10個入り 税込939円で販売されていました。ただ、総湯売店よりは少し割高になること、いつでも在庫があるわけではないと思うので、ご注意を!
「温泉たまご(白)」
6個入り 税込550円
10個入り 税込750円
15個入り 税込1,100円
20個入り 税込1,450円「温泉たまご(赤)」
6個入り 税込700円
10個入り 税込900円
15個入り 税込1,350円
20個入り 税込1,750円「温泉たまご(ミックス)」
15個入り(赤10個、白5個) 税込1,300円
※直射日光、高温多湿を避けて特に夏場など高温時は冷蔵庫で保存してください。
[Photos by Aya Yamaguchi]
Aya Yamaguchi 統括編集長
インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「
イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。
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