生きていれば、誰にでも転機という時期があります。待ちに待った転機であればいいですが、時として望まない方向に進んでいるようにみえる転機もあります。しかし、望まない方向に進んでいるようにみえたとき、「変わりたくない!」ともがいてしまうと、たちまち転機の波は去っていくものです。
うまく転機の波に乗るために・・・。手放した方がいい3つのことをご紹介します。
もう役割を終えた関係
出会いとは、その時の自分に必要だからおとずれるものです。そして、恋人同士の関係はとくにそうだと感じます。夫婦になれたなら一生が約束されますが、そうでない場合は終わりがあります。
終わりが何を意味するかというと、お互いにとっての役割をまっとうしたことなのです。おたがい、自分にとっての課題を乗り越えるため必要だから出会った。そして、その課題がクリアできたならば、次の課題に進まなければならないのです。
しかし、情によって盲目になってしまった関係は、離れることを拒みます。悪くすると共に依存する関係を作ってしまいます。もう役割を終えた関係にはバイバイしましょう。あなたを必要な人が、この先の曲がり角であなたを待ちわびています。次のステージのパートナーと出会うチャンスを見逃さないで。
見合っていない仕事や奉仕
いまの仕事では、仕事内容にともなった金額がもらえていますか? あるいは、あなたが無償でおこなっているその奉仕の影響で、からだや心が疲れていませんか?
報酬はあなたが生きていくための大事な手段であり、あなたが世間からいただく評価そのものです。いまの仕事や奉仕があなたの努力に見合った金額かどうかを一度見直しましょう。この比重が狂いだすと、からだや心を壊してしまいます。自分で判断できなければ誰かに相談を。からだと心を大事にすることを第一優先に。
「〜したほうがいい」「〜しなくてはいけない」という感情
強すぎる顕在意識はときどき本当にやりたいことや進みたい道をみえなくさせます。「〜したほうがいい」「〜しなくてはいけない」という感情は手放して。
人生が変わるとき、いちばん大事なのは直感です。流れに身を任せ、与えられた変化を受けいれましょう。たった一度の自分だけの人生。なにごとにおいても選べるのは自分だけ。人の目や社会に正解を見ないで。いつも答えは自分の中にあります。
人生が変わるとき・・・それは、そのときの自分にとっていちばん大事な環境や人、大事にしている信念を手放すときなのかもしれません。一見苦しい時期にみえるかもしれません。しかし、大事に大事にいつまでも抱え続けることは、自分を、そして相手を、本当に大事にしていることになるのでしょうか?
手放すことで大事にできることもあります。新しいスタートラインはすぐそこに。勇気をだして進みましょう。
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