クリスマスを待つこの時期、ヨーロッパ各地ではクリスマスマーケットが立ち、クリスマスムードが一気に高まります。中でも有名なのはクリスマスマーケット発祥の地というわれるドイツ。最近では日本の各地でも、本場ドイツのクリスマスマーケットが開催されていますね。
そんなクリスマスマーケットの本場ドイツから、三大マーケットのうちのひとつ、「世界一有名なクリスマスマーケット」ニュルンベルクの様子をお伝え致します。
歴史深い趣ある町ニュルンベルク
ニュルンベルクはドイツ、バイエルン州にあり、人口50万人を超す大都市。中世からの伝統ある都市で、街のシンボル、ニュルンベルク城を初め、伝統的な建造物が多く残ります。
こちらはゴシック建築の美しい聖ローレンツ教会。
こちらは19世紀に建てられた救済院ハイリヒガイスト・シュピタール。
こちらはクリスマスマーケットが開催される中央広場にあるフラウエン教会。14世紀に建てられ、その美しい姿を今に伝えています。
そして、美しき泉という名を持つシェーナーブルンネン。
この赴き深い街がクリスマスの暖かな灯りに照らされるのですから、それは絵本で見たクリスマスの世界そのものです。
クリスマスマーケットの楽しみ方
こちらはクリスマスマーケットのメイン会場となる中央広場ハウプトマルク。広場いっぱいに、約180もの屋台が立ち並びます。
売っているのはクリスマスの飾り付け、クリスマスプレゼントのおもちゃやお菓子など。
どれも凝っていて、かわいらしいものばかり。
日本では、まあ、たった1日のお祭りだし、ま、雰囲気だけ飾り付けすればと安価な物を選びがちですが、こちらは本場。年に一度の待ちに待ったクリスマス、家族が集いごちそうを食べつつ団らんし、今ある喜びと幸せに感謝する大切な日。
そのための準備には余念なく、小さな飾り付けでもとても手の凝った、仕上げの良い物が選ばれます。
そして忘れてはならないクリスマスマーケットの楽しみのひとつはやっぱり食べ物。
プレゼント用にかわいいパッケージのものもありますし、ひとつ買って食べ歩きなんてのも楽しいですね。
クリスマスのお菓子として定番なのがこちらのプーレクーヘン。蜂蜜を使った焼き菓子で、シナモンなどのスパイスがたっぷり入っているのが特徴です。蜂蜜の素朴な甘みとスパイスの香りが病みつきになりそうなお菓子です。
それから、スパイスの効いたホットワイン「グリューワイン」も楽しみのひとつ。とにかくドイツの冬は冷えるので、スパイスとワインの効果で体を温めてくれる必需の飲み物です。ワインに加えるスパイスだけというのも売っていますから、これを買って、家で楽しむのも良いですね。
そして、おなかが空いたらソーセージ! ドイツのソーセージはやっぱりおいしい! スパイシーな物、ハーブ入りなど種類も様々。マーケットの名物は特大ソーセージ、パンからはみ出るほどの大きなソーセージをキャベツのピクルス、ザワークラフとともにパンにはさんでくれます。
マーケットは夜遅くまで開かれています。日本のきらびやかなクリスマスイルミネーションとは違って、暖かな色の灯りのともったクリスマスの風景は、なんだか心までほっこり、温かな気分にさせてくれるようです。
日本の賑やかなクリスマスも楽しいですが、家族で過ごすあたたかなヨーロッパのクリスマスもいいですね。
年末に向けてお祭りムードに包まれる12月、クリスマスに関係ある人もない人も、どんな人にもあたたかく優しい日でありますように。
[All photos by Ryoko Fujihara]
Ryoko Fujihara フォトグラファー&ライター
イタリア・フィレンツェ在住フォトグラファー&ライター。東京でカメラマンとして活動後、’09年、イタリアの明るい太陽(と、おいしい食べ物)に魅せられて渡伊。現在、イタリアで撮影・執筆活動をしつつ、更なる美しい景色を求めてカメラ片手に旅を続けている。
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