魚介が有名なサンフランシスコ。市内の観光スポット、フィッシャーマンズワーフのレストランなどで蟹やエビを堪能する方も多いはず。しかし、ガイドブックに載っているような有名な店になればなるほど価格は高くなってきます。そこで今回は、地元の人が新鮮な魚介を直接漁師さんから格安購入する隠れスポットをご紹介します!
魅力満載の観光スポット、ハーフムーンベイ
サンフランシスコ市内から車で約30分、太平洋沿岸を走るカリフォルニア州道1号線という道路をずっと南下するとハーフムーンベイに到着。ハーフムーンベイは、釣りやゴルフでも人気の観光スポットです。サーファーにとっては良い波がくることで有名。サーフィンをしている人なら一度は行ってみたい名所なんです。
そして魚介を調達するならハーフムーンベイのPillar Point Harber。ここには沢山の漁船が停泊しています。魚介の販売はこの船の上で行っているのです。歩いていると、 魚が入った袋を笑顔で持っている地元客がちらほら!
漁船によって販売している魚介が異なり、どの漁船で何を売っているかというのは、看板や、漁船にかかげている旗に書いてあります。人が集まっているほうに行ってみて何を売っているのか聞いてみるのもおすすめ。
量り売りの激安いくら
今回のお目当てはいくら。「SALASKA」という漁船の漁師さんにいくらを売っているのか聞いたところ、アラスカ産のいくらを箱で持って来てくれました。とれたてを瞬間冷凍したので、とても新鮮とのこと。1パックでももちろん販売していますが、箱で購入するとディスカウントしてくれます。
時期によっても違いますが、いくらは1パウンド(0.45Kg)=9ドルで販売しています。この日は2パックで3.79パウンド(1.7Kg)=34ドルでご購入! 日本でこの量のいくらを購入しようとすると1kgで8000円〜1万円なので、なんと日本の1/4〜1/5の価格! かなりお得な値段で購入することができますね。
いくら以外にもその日とれた旬の魚を見せてくれます。魚はもちろん生で食べることができる鮮度120%のもの。ここは新鮮な魚介を求めて、地元客やレストランのシェフが買い付けにくることで知られています。
購入したいくらは自家製の醤油漬け丼に
さて、新鮮ないくらをどう調理しましょう。筋子の姿で購入したので、ザルを使って丁寧にいくらに戻し、醤油、酒、みりんに漬けて自家製の醤油漬けにします。今回はいくらと一緒に購入したサーモンと一緒に親子丼にしてみました。
いくら一つ一つの粒が口の中で弾けるような食感で衝撃の美味しさ。今回購入したいくらは、1パック(約1900円)でいくら丼を20杯食べられるほどの量でした。値段を気にせず、いくら丼を思い切りかきこむことができるなんて、贅沢な時。魚介は冷凍して日本にも持って帰ることが出来るので、豪華なお土産になること間違いなし。
今回はいくらをご紹介しましたが、時期によってはサンフランシスコでとれる有名な蟹、ダンジネスクラブも購入することができます。もちろん値段は3杯で70ドル前後と格安。衝撃の格安価格ももちろんですが、海外で漁師さんから直接魚介を仕入れるなんて思い出に残ること間違いありません。知らなきゃ損する隠れスポットです。
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