「なんだか最近仕事や人生に疲れちゃったな・・・」そんな時に勇気をくれる先人たちの言葉を集めてみました。
逃げた者はもう一度戦える(デモステネス)
まじめで頑張り屋さんの人ほど、ひとりで何もかも背負い込んだり、自分を責めてしまいがち。自分で自分を追い詰めてしまっていませんか?
今まで必死に戦ってきたあなたはとても勇敢で、誇るべきことであると思います。でも、心を殺してしまうほど戦い続ける必要はあるでしょうか。生きている限り悩みは尽きないものですが、同時に生きている限り物事はなんとかなるもの。
時には「逃げる」という道もあるということを忘れずにいたいですね。
何も後悔することがなければ、人生はとても空虚なものになるだろう(ゴッホ)
「死が迫った時、できるだけ後悔が少ない人生を送りたい」
誰しもがこう思いますよね。
もちろん、後悔だらけの人生は避けたいものですが「後悔がひとつもない人生、何もかも思い通りに行ってしまう人生、どんな願いだって叶う人生ってどんなものなんだろう?」と想像してみると、それは実に味気ない退屈なことだと思いませんか?
後悔すること、苦しいことが必ず起きる人生だからこそ、それを避けたり乗り越えたりしようと人は奮闘できる。だからこそ、人生はより楽しく感じられるのではないでしょうか。
挫折を経験した事がない者は、何も新しい事に挑戦したことが無いということだ(アインシュタイン)
自分の力や経験の範囲で行動していれば、壁にぶち当たることもありません。挫折を味わったことがないのは、何も新しい事にチャレンジしたことがないからではありませんか?
なかには「何でもそつなくこなせてしまうという」という、なんとも羨ましい方もいるかもしれません。でも、せっかくの実力を存分に発揮せずに人生を終えてしまうなんて実にもったいない!
挫折を乗り越えてこそ得られる、たくさんの素晴らしいことがあるはずです。それをひとつも得ずして人生を終えるなんて、なんだかもったいない気がしませんか?
間違いを犯してばかりの人生は、何もしなかった人生よりも、あっぱれであるだけでなく、役にも立つ (バーナードショー)
小さなことから大きなことまで、人間、生きていれば必ず何か失敗を犯すもの。
「間違い」を「間違い」のまま放置するのは決して良いことではありませんが、大切なのは、「間違い」を認識し、そこから学び、よりよい未来へとつなげること。
間違いを成功へのステップへと変えることができるのは、あなた自身なのです。
苦しむこともまた才能のひとつである(ドストエフスキー)
苦しんだり、困ったりするということは、それだけあなたが直面していることを「問題」だと捉え、それを改善したいと願う向上心や能力を持っているという証なのではないでしょうか。
「苦しい!」と感じる才能があるほど、良い方向へ状況を変化させようとする意識も強くなるものです。「苦しい」と感じることができて初めて気づくことが人生にはたくさんあるのではないでしょうか。
「仕事じゃと思うたら毎日がつまらんもんじゃけ。事に仕えるほど苦労は無い。それよりも、己に仕えると思うた方がええ。 仕事より仕己じゃ」(藤本義一 「天上知らず」の一文)
「あぁ、毎日毎日、好きでもない仕事をやってられない」そう思ったことはありませんか?
「天職」と呼べるような好きな仕事に就けた方は本当に幸運ですが、みんながみんなそうではないと思います。「好きでもない仕事を、生活するために続けている」という方は、仕事を自分を高める方法、人生の糧を得る方法のひとつと考えてみてはいかがでしょうか?
物事にどんな意味を与えるかは、すべてあなた次第。どうせ仕事をするのなら、そう思える方が、人生より心豊かに過ごせると思いませんか。
すべてが失われようともまだ未来が残っている(クリスチャン・ボビー)
「何もかも失ってしまった・・・」そう絶望で目の前が真っ暗になってしまいそうになった時に思い出したいこと。それはあなたが生きている限り、未来はあるということ。
失ってしまったものや過去を変えることはできませんが、未来はいつも目の前にあります。
そしてその未来を変えることができるのは、そう、今のあたなだけなのです。
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