【タイムスリップできるマニラ観光】女子でも楽しいフォトジェニックな街歩き現地ルポ

石造りの教会でマニラ唯一の世界遺産！サン・アグスティン教会

2024年9月訪問　©️Keiko Morota

イントラムロス地区でマストチェックなのが、石造りの教会でマニラ唯一の世界遺産に登録されているサン・アグスティン教会です。16世紀から17世紀にかけて建てられたフィリピン初のスペイン建築様式の教会かつ、石造りの教会としてはフィリピン最古と、歴史ある建築物です。スペイン統治下にあった16世紀、スペイン人がフィリピンでカトリックの布教を行い、今のフィリピンの文化・信仰ができあがっています。そのスタートの地とも言えるでしょう。

美しいクリスタル製シャンデリアはパリからやってきた19世紀のもので、豪華絢爛！ 結婚式の会場としても人気で、式中はもちろん入れないのでご注意ください。そして隣接する博物館も必見！ 古い修道院を利用したもので内容だけでなく建築物としても美しいので時間に余裕のある方は訪れるのもおすすめです。

イントラムロスの象徴的存在　マニラ大聖堂

続いては大きな広場にあるマニラ大聖堂。イントラムロスの中でも目を引く大きさです。1571年に造られ、戦争や自然災害を乗り越え、現存する建物は1958年に再建されたものです。中に入るとシンプルながらも厳かな雰囲気です。

その中で見られるステンドグラスの光が美しく見惚れてしまいます。そのステンドグラスの窓には、フィリピンの国教がキリスト教になったことのお祝いで設置されたんだとか。イントラムロスがカトリックの布教と共に形成されていった背景を踏まえると感慨深く必見です。

マニラ大聖堂を臨む絶景カフェ！ La Cathedral Cafe

マニラ大聖堂は中だけでなく、外から見るのも必見！隣接するLa Cathedral Cafeのテラスからは、大きなマニラ大聖堂を見ながら、飲み物を楽しめます。マニラ大聖堂はとても大きく、広場から撮影すると被写体が小さくなってしまうのですが、ここからだとドームに近くなるのでバランスの取れた写真を撮ることができます！ また暑いマニラでのお散歩休憩にぴったり！

イントラムロスを街歩きして見つけた可愛いフォトスポット

Bureau of the Treasury – Central Office

マニラ大聖堂の横にある、美しい建造物はなんと財務局！ フィリピン国旗が掲げられ、白の建物がヨーロッパ建築を彷彿とさせます。ここだけ切り取ればアジアには見えないかも！ マニラ大聖堂に隠れて見逃しがちですが、フォトスポットとして美しい建物です。イントラムロスには、竹でできた自転車「バンバイク」のレンタルや、自転車に乗ったガイドツアーの客引きもあり、自転車の行き来が多い街。背景はヨーロッパのようでも、アジアっぽい要素が混じるのはマニラならでは。暑い日差しの下で楽をして観光する手段で人気なので、これを使ってみるのも観光の醍醐味です。

Cafe Intramuros

イントラムロスの中でも人気のカフェがこちら。石造りの壁に緑が生え、内装も外装もおしゃれなカフェです。中だけでなく、外のテーブルに座るのもフォトジェニック！ イントラムロスはスペイン語で「壁に囲まれた街」を意味し、さらに災害や戦火から守るため、石造りの建物が多い特徴があります。そのような歴史を感じることができるスポットです。

Colegio de Santa Rosa Intramuros

ピンクの壁が可愛いのは、なんと学校！ コレヒオ・デ・サンタ・ローザは、シスターズによって運営されているカトリック学校で、今は共学ですがかつては女子校だったそう。ピンクの壁は、イントラムロスの中でも目を惹く建物で学校だと聞くと微笑ましいですね。ご迷惑にならないように外観だけの撮影でもフォトジェニックです。

Palacio Del Sana

続いて見つけたのが、黄色の壁の建物。実はアパートなのですが、他の住まいと違ってイントラムロスの景観に合わせた建築で、かつ黄色の壁はここしかないのでとても目立ちます。お邪魔にならないように写真を撮ると、本当にアジア旅行に来たとは思えない切り取り方ができます。マニラ大聖堂からすぐなのでおすすめです。

イントラムロスの壁も必見！Intramuros Gate

©︎Tang Yan Song / Shutterstock.com

イントラムロスは、前述したようにスペイン語で「壁に囲まれた街」と言われますが、その壁を見に行くのも必見です。うっかりしていると車で通り過ぎてしまいますが、壁を見ると旧城郭都市として発展し、スペイン語の名の通り、本当に囲まれているのだなとかつてのイントラムロスに想いを馳せることができます。

何もないと言われるマニラですが、イントラムロスは散歩しているだけで発見がたくさん！ アジアに来たのにヨーロッパも感じられる一石二鳥の観光をしてみませんか？

PROFILE

もろたけいこ

Keiko Morota ライター／テレビプロデューサー

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。