〈レトロ電車の旅〉小湊鉄道に乗って出かけよう!
のんびり過ごせるローカル線「小湊鉄道」
JR内房線・五井駅から上総中野駅までを結ぶ「小湊鉄道」は、どこか懐かしさを感じるレトロなローカル線。2025年でなんと開業100周年を迎えた歴史ある鉄道です。
車窓からは、のどかな田園風景や住宅街が広がり、移動時間もゆったりとした癒やしのひとときに。今回は五井駅から養老渓谷駅まで、約1時間の旅をゆっくりと楽しみました!
小湊鉄道ではICカードが使えないため、五井駅の券売機で切符を購入してください。

「1日フリー乗車券」2,000円(税込)
五井駅から上総大久保駅以降まで行く場合は、「1日フリー乗車券」が断然お得! 当日中なら小湊鉄道の全区間が乗り降り自由なので、途中下車しながらローカル線の魅力をたっぷり楽しめますよ!
養老渓谷駅に向かう人にもおすすめのチケットです!
風を感じる特別列車「房総里山トロッコ」
小湊鐵道の特別車両「房総里山トロッコ」にも注目! 4両の客車のうち、半分の2両は窓のない開放型で、天井もガラス張り! 自然をダイレクトに感じられる贅沢な車両になっています。
トロッコ列車は、五井駅〜養老渓谷駅の区間をおよそ2時間かけてのんびりと運行。移り変わる風景をゆっくり楽しみながら、ちょっと特別な鉄道旅が満喫できますよ!
運行日は限られているので、事前に公式サイトで確認してから出かけましょう!
夏の自然を満喫!「養老渓谷」
夏に小湊鉄道に乗るなら自然を感じることができる「養老渓谷」がおすすめ! 房総随一の温泉郷として知られていて、渓流釣りやハイキング、バーベキューなど、気軽にアウトドアレジャーを楽しめるスポットです。
養老渓谷駅のすぐ隣には「養老渓谷案内所」があります。ここでは養老渓谷の見どころがひと目でわかる便利なマップがもらえます! 「養老渓谷案内所」に立ち寄ってから観光するのがおすすめです。
なんと、養老渓谷駅には足湯スポットも! 通常は140円かかりますが、小湊鉄道を利用すれば無料で入浴OK。足ふき用タオルも100円で販売されていて、手ぶらでも安心です。
湯加減がちょうどよく、気持ちよかったです。電車やバスの待ち時間に、ほっと一息ついてみてください!
養老渓谷でおすすめ! 癒やしの滝スポット
穴場で迫力ある「金神の滝」
養老渓谷でまず紹介したいのが、知る人ぞ知る穴場スポット「金神の滝(こんじんのたき)」。水量はそれほど多くありませんが、落差はなんと35m! 近くまで行けるので、思った以上に迫力があります。滝のそばはひんやりと涼しく、夏にはぴったり。
筆者が平日の午前10時半ごろに訪れた際は、なんと誰もいない貸切状態でした。静かな自然に癒やされながら、滝を独り占めできるのも魅力です。

滝の下流には「知恵の穴」と呼ばれるトンネルもありました!
アクセスは「ごりやくの湯」の駐車場の奥から。
木の板だけでできたスリリングな橋を渡ったり、山道や階段を登ったりと、ちょっとした探検気分も楽しめます。
足元が不安定な箇所もあるので、スニーカーなど歩きやすい服装で訪れるのがおすすめです!
住所:千葉県夷隅郡大多喜町粟又
マイナスイオンたっぷりの「粟又の滝」
養老渓谷で有名な「粟又の滝(あわまたのたき)」は、全長100mとスケールも大きく、緑に囲まれたロケーションで癒やされ度抜群!
滝の流れはゆるやかで、幅も広いため、滝を眺めながらのんびり過ごすのにぴったり。遊歩道も整備されていて、歩きやすくなっています。
筆者が平日11時半ごろに訪れたときは、水遊びを楽しむ家族や犬連れの方など、7組ほどの人々で賑わっていました。

川の水はひんやりして、とっても気持ちいい!
住所:千葉県夷隅郡大多喜町粟又
公式サイト:https://www.town.otaki.chiba.jp/soshiki/shouko_kanko/1/1/1/5/4/438.html
滝を一望できる!「粟又の滝展望台」
粟又の滝から徒歩約6分のところにあるのが「粟又の滝展望台」。少し距離はありますが、滝全体と新緑の景色を一望できます。
秋には紅葉が美しく、また違った表情を見せてくれるそう。秋にも訪れてみたい!
養老渓谷駅から滝スポットへ|アクセス方法は?
小湊鉄道で養老渓谷へ向かう際は、「養老渓谷駅」で下車します。「粟又の滝」や「金神の滝」へ行くには、駅から小湊鉄道バス「粟又・ごりやくの湯行き」に乗ってください!
- 粟又の滝へ:「粟又の滝」バス停で下車し、坂と階段を下りてすぐ。(運賃:460円)
- 金神の滝へ:終点「粟又・ごりやくの湯」で下車し、徒歩約7分で到着。(運賃:480円)
※ICカードは利用できません。現金の用意を忘れずに。
夏の思い出に癒やしの自然旅を楽しもう!
小湊鉄道や房総里山トロッコに乗って、のんびり楽しめる養老渓谷の旅。粟又の滝や金神の滝は、周囲より気温が少し下がっているように感じられ、夏にぴったりの避暑スポットです。
ぜひこの夏、自然の中でゆったりと過ごす日帰り旅を楽しんでみてください!
[All Photos by patora、Ray]